トヨタのオフィシャルチューナーとしてレース&チューニングシーンをリードする株式会社TOM’S(トムス)は創立50周年を迎え、さまざまな取り組みを進めています。去る2024年10月2日には、東京お台場にあるシティサーキット東京ベイにおいて、「創立50周年記念パーティ」が開催されました。そうそうたる出席者に交じりながら感じたのは、「積み重ねる時間の重みと、挑戦し続けることの底抜けの楽しさ」だったかもしれません。
そうそうたる顔ぶれとともに歩み続けた50年を、祝う
トヨタ好きにとって「TOM’S‘(トムス)」はやはり、特別な響きを持つ名前。たとえばレースシーンにおいては、1974年のマカオギアレースを皮切りに活躍、いわゆる「セミワークスチーム」として数多くのイベント優勝、選手権優勝の歴史を積み重ねてきました。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
株式会社としての開業は、1974年2月20日。「TOM’S」は、創業メンバーの名前に由来します。ひとりは、トヨタのファクトリードライバーとして活躍していた舘信秀氏。もうひとりは、トヨタディーラーのスポーツコーナー責任者であった大岩湛矣氏。それぞれの頭文字に、ふたりがこだわり抜いた「Motor Sports」を合わせて生まれた社名です。
フォーミュラをはじめツーリングカー、プロトタイプ(グループC)のほか、F3、F300(フォーミュラニッポン/スーパーフォーミュラ)、さらにはル・マン24時間耐久レースにも参戦するなど、国内外の多彩なカテゴリーに挑み、輝かしい成績を残してきました。
その過程で関わってきたレーシングドライバーの顔触れを眺めてみると、その一部だけ見てもこれはまたなんとも豪華絢爛!
トムスから参戦した主なレーシングドライバーたち(順不同)
鈴木恵一/星野薫/小川等/関谷正徳/鈴木亜久里/黒澤琢也/鈴木利男/片山右京/山路慎一/土屋武士/荒聖治/片岡龍也/山本左近/脇坂寿一/中嶋一貴/伊藤大輔/平川亮/関口雄飛/坪井翔/宮田莉朋/笹原右京/山下健太/アラン・ジョーンズ/ジェフ・リース/エイエ・エルグ/パオロ・バリラ/ジョニー・ダンブリーズ/リカルド・リデル/ジャック・ビルヌーブ/トム・クリステンセン/ミハエル・クルム/ペドロ・デ・ラ・ロサ/アンドレ・ロッテラー/トム・コロネル/ピーター・ダンブレック/ダレン・マニング/ジェームズ・コートニー/ジョワオ・パオロ・デ・オリベイラ/エイドリアン・スーティル/オリバー・ジャービス/カルロ・バンダム/マーカス・エリクソン/ピエール・アンリ・ラファネル/ワイン・ガードナー/パオロ・モンティン/エリック・コマス/マルコ・アピチェラ/ロイック・デュバル/ジェームズ・ロシター/アンドレア・カルダレッリ/ニック・キャシディ/サッシャ・フェネストラズ/ジュリアーノ・アレジ
ちなみにアニバーサリーイヤーとなる2024年シーズン、スーパーGT選手権では第6戦終了時点でドライバー/チームともにGT500クラスのランキング1-2に位置しています。また、全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズでも、坪井翔がドライバーラインキング1位(チームランキングは3位/第7戦終了時点)で、最終戦のダブルヘッダーに臨みます。
オートバックス スーパーGT 2024シリーズ GT500クラス ポイントランキング(第6戦終了時点)
【ドライバーランキング】
1位 No.36 TGR TEAMau TOM'S 坪井翔/山下健太 49ポイント
2位 No.37 TGR TEAMDeloitte TOM'S 笹原右京/ジュリアーノ・アレジ 48ポイント
3位 No.100 STANLEYTEAM KUNIMITSU 山本尚貴/牧野任祐 43ポイント
【チームランキング】
1位 No.36 TGR TEAMau TOM'S 61ポイント
2位 No.37 TGR TEAMDeloitte TOM'S 59ポイント
3位 No.100 STANLEYTEAM KUNIMITSU 55ポイント
2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権 ポイントランキング(第7戦終了時点)
【ドライバーランキング】
1位 No.36 VANTELIN TEAM TOM’S 坪井翔 86.5ポイント
2位 No.5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 牧野任祐 72ポイント
3位 No.16 TEAM MUGEN 野尻智紀 70ポイント
【チームランキング】
1位 TEAM MUGEN 111.5ポイント
2位 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 94ポイント
3位 VANTELIN TEAM TOM’S 82.5ポイント
スーパーGT、スーパーフォーミュラともにライバルとのポイント差は僅少。まだまだ予断を許さないものの、チームを挙げて「記録にも記憶にも残る優勝」を目指していることはおそらく、間違いないでしょう。
クルマに乗る楽しさを盛り上げるための、新たな取り組み
モータースポーツとともに、トムスが一貫して目標としてきたのが「モータリゼーションの活性化」です。カスタマズのプロとしては、1975年にトヨタチューニングショップの認定を受けて以来、多彩なドレスアップ&パフォーマンスアップ・パーツをリリース。
こだわりのスペシャル仕様車の製作にも積極的に取り組み、2020年には独自にコンプリートモデルの開発・販売をスタートしています。その定義は、「ノーマルの良い部分をさらに向上させることを目指し、それぞれの車種の特性に応じて『トムスらしさ』を加えながら仕上げたクルマ」です。
【トムスが手掛けた主なスペシャル&コンプリートモデル】
1995年 「T101」「T082」「T020」など。
1999年 「アルテッツァ280T」(チームネッツより依頼。即日100台完売)
2000年 「アリスト TOM’S」を限定200台完売(モデリスタと共同開発したコンプリートモデル/トヨタ自動車(株)のラインを使用して製造/全国のビスタ店で販売)。
2002年 「F070セルシオGT」と「Z382ソアラ」(モディフィケーションモデル)
2020年 コンプリートカー 「TOM’SSUPRA 」及び 「TOM’S CENTURY」(東京国際カスタムカーコンテスト2020にTOM’S CENTURYがセダン部門優秀賞を受賞)
50年という長きに渡る多彩な活動を通して培われてきた人脈の厚さ(熱さ?)を感じさせるように、パーティ会場となった「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」(東京・青海)は約400人を超える来賓でにぎわいました。
会場は終始、なごやかな雰囲気。トヨタディーラー関係者やレース関連のスポンサー、ドライバーをはじめとするチーム関係者、メディアに加え、レースクイーンが華を添えます。
来賓は、さながら業界同窓会のように歓談を楽しみつつ、かつて一世を風靡したレジェンドドライバーであり現在はチーム監督を務める面々によるカートレースや、 和楽器演奏集団-SAMURAI STRINGSの生演奏といったコンテンツなどを満喫していました。
トムスは近年、いわゆるコンプリートカーとは別に、「パッケージカー」という証明書を発行したモデルを販売したり、旧車レストア事業に取り組むほか、今回の会場となったシティサーキット東京ベイではカート文化を通してモータースポーツとテクノロジーをエンターテインメントとして楽しむ場を設けるなど、新たな取り組みを進めています。
9月には、国内で唯一JAF(日本自動車連盟)の公認を受けたeモータースポーツ大会(レーシングゲームを使用したeスポーツ大会)にも参戦を果たしました。時代の変遷とともに取り組みのスタイルこそ変わりつつも、それぞれのチャレンジに込められたトムスの想いは、常に変わらないようです。
今回の50周年パーティは、レースだけでなく日本のモータリゼーションを支えてきたブランドとして、「トムス」が果たしてきた役割の大きさを実感させられた一夜となりました。そして同時に、これからのトムスの取り組みに対する期待値を改めて高める場となっていたように、感じられたのでした。
[ アルバム : トムス 50周年イベント はオリジナルサイトでご覧ください ]
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