「家族と来たかった!」と感じた「スターキャンプ2026」の魅力
三菱自動車工業が主催するオートキャンプイベント「スターキャンプ」が、1991年のスタート以来、今回で22回目を迎えました。静岡県富士宮市の朝霧高原「ふもとっぱら」キャンプ場で開催された「スターキャンプ2026」には、全国から600組の三菱車オーナーが集結。富士山を望むフィールドで2泊3日の週末を楽しみました。
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会場となった「ふもとっぱら」キャンプ場を歩いていると、1台の初代「パジェロ」が目に入りました。オーナーの方に話を聞くと、この車両を所有してすでに16年が経過。それ以前にも、同じ初代「パジェロ」を31年間乗り続け、すでに42万kmを走破したという筋金入りの「パジェロ」ファン。「ここに来ると、『また会えたね!』って皆と声を掛け合うんです」という話は、「スターキャンプ」の魅力を象徴しているように思えました。
「スターキャンプ2026」には、三菱の最新モデルの試乗会やライブ、ワークショップなど、多彩なコンテンツが用意されていましたが、会場を歩き、参加者の声を聞いているうちに気づいたのは、このイベントの魅力はそれだけではないということ。そこには三菱車という共通項を持った人たちが集まり、自然の中で同じ時間を楽しむ、どこか心地よいコミュニティがあったのです。
筆者(松井直之)のキャンプ歴は、かれこれ30年以上になります。仕事でもプライベートでも全国のキャンプ場を訪れてきましたし、子どもたちが小さい頃は毎月のようにキャンプへ連れ出していました。だからこそ、会場に到着して最初に目に入った光景が印象的だったのです。
サイトには、子ども連れのファミリーがたくさん。テントの前では子どもたちが走り回り、親たちはチェアに腰掛けながら思い思いの時間を過ごしています。場内では試乗会やワークショップ、スポーツ体験などのイベントが次々と開催され、子どもたちは会場を行ったり来たりしながら楽しそうに遊んでいます。
キャンプだけでも十分楽しいのですが、そこにクルマの試乗体験やイベントが加われば、子どもたちにとって忘れられない週末になることでしょう。取材で参加したにもかかわらず、会場を歩きながら何度も「家族と来たかった」と思ったのでした。
●「デリカミニ」から「トライトン」まで……三菱車の実力を体感
「スターキャンプ2026」の大きな魅力のひとつが、充実した試乗プログラムです。まず筆者が体験したのは、「デリカミニ」による林道試乗。軽スーパーハイトワゴンというカテゴリーながら、想像していた以上に乗り心地がよく、未舗装路でも車体は安定しています。キャンプ場までのアプローチや多少荒れた林道程度であれば、十分以上に走ってくれそうという安心感がありました。
続いて体験したのは、「デリカD:5」と「トライトン」による45度の急坂を昇る登坂キットの同乗試乗。ドライバーを務めてくれたのは、「パリ・ダカールラリー」で優勝した経験もある増岡浩さん。助手席に乗り込むと、目の前には「本当にここを走るの?」と思うような急傾斜や悪路が現れます。
車体は大きく傾き、窓の外には空しか見えない状態。それでも増岡さんは平然とステアリングを操り、クルマは何事もなかったように前へと進んでいきます。
「デリカD:5」や「トライトン」の走破性の高さはもちろんのこと、それ以上に印象に残ったのは「走破性が高いとクルマで行ける世界が広がる」という感覚。キャンプやアウトドアを楽しむ人にとって、その安心感は何より大きいことでしょう。
夜10時になると、会場が一斉に静かに
個人的に最も印象的だったのは、夜10時の光景でした。キャンプ場では消灯時間を過ぎても話し声が続いたり、宴会モードになったりすることが少なくありません。ところが「スターキャンプ2026」では、この時刻を迎えると場内が驚くほど静かになったのです。
もちろん「ルールだから」という面もあるでしょうが、それ以上に、参加者一人ひとりがこの場所の空気を大切にしていることが伝わってきました。三菱車オーナー限定というイベントの特性もあるのかもしれませんが、ガツガツした雰囲気はなく、どこかおだやかでのんびりしています。「三菱車オーナーって、マナーがいいんだな」そんなことを考えながら夜のキャンプ場を歩いていました。
今回の「スターキャンプ2026」は、天候にも恵まれました。かつては夏や秋に開催されていましたが、台風や強風のリスクを考慮し、今では5月開催に日程が変更されたといいます。筆者が訪れた2日間は朝から青空が広がり、富士山も裾野までくっきりと姿を見せていました。
実は今回、同行した編集者とカメラマンは日帰りだったため、会場に宿泊したのは筆者だけ。振り返ってみると、30年以上キャンプを続けてきて、意外にもこれが人生初のソロキャンプとなりました。
夕方になると取材もひと段落し、自分のサイトへ戻ります。簡単な夕食をつくり、たき火を眺めます。場内からはステージの音が聞こえ、ときどき子どもたちの笑い声が風に乗って届きます。ふと顔を上げると、頭上には星空が広がっていたのでした。
特別なことをしたわけではありません。ただ火を眺めて、空を見上げる……それだけで十分でした。最近よく耳にする“ウェルネス”という言葉も、こうした時間と無関係ではないのだろうと感じました。自然の中で過ごす時間や、家族や仲間と同じ景色を眺める時間、その価値を改めて実感した夜となりました。
「スターキャンプ2026」では、ナイトバブルショーも開催されました。ライトアップされた無数のシャボン玉が夜空へ舞い上がり、子どもたちは歓声を上げながらそれを追いかけていきます。最初は子ども向けのコンテンツかと思っていたのですが、大人も思わず見入ってしまうほど幻想的でした。
●クルマのイベントだけど記憶に残ったのは人だった
ちなみに「スターキャンプ2026」の会場では、参加者、運営スタッフ、関係者たちが、それぞれ異なる色のTシャツを着用していました。迷ったときなど誰に声をかければいいか、ひと目で分かりますし、会場全体を見渡すと不思議な一体感が生まれます。なかには、過去の「スターキャンプ」Tシャツを着ている参加者も。長年通い続けているリピーターなのでしょう。
試乗会あり、ライブあり、そしてワークショップも充実……そんな「スターキャンプ2026」を振り返ったとき、真っ先に思い出したのは初代「パジェロ」の話を聞かせてくれたオーナーでした。「また会えたね」というそのひと言に、「スターキャンプ」の魅力が詰まっているような気がします。
クルマは移動手段であると同時に、人と人をつなぐ道具でもある……「スターキャンプ2026」は、そのことを改めて思い出させてくれるイベントとなりました。そしてもし、次回参加するのなら、「家族といっしょに来たい」そう思わせてくれた週末でした。(まついただゆき)
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みんなのコメント
一度で良いから、女性とキャンプでハメハメ波したいです!