旧車も新車もローライダー人気は不変
’20年モデルで登場したハーレーの最新パフォーマンスクルーザー「FXLRS ローライダーS」は、全身をブラックアウトした車体に1868ccの強力エンジン搭載!! 100km/h巡航などたやすく、トップ6速ではわずか2200rpm。そこから右手の操作だけで自在にスピードを上げていく余力タップリの心臓部はじつに頼もしくオーセンティックな仕上がりだ。
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[◯]ノンビリ走るだけじゃない。コーナーが待ち遠しい!
股ぐらの間にVツイン特有の鼓動を感じながら、タタタタっとピックアップ鋭く加速する。瞬く間に高い速度域に到達し、高速道路のランプを駆け上がったときも、もたつくことなく一気に追い越し車線へ出て行けるダッシュ力を持ち合わせている。100km/h巡航などたやすく、トップ6速ではわずか2200rpm。そこから右手の操作だけで自在にスピードを上げていく余力タップリの心臓部はじつに頼もしい。
1868ccもの排気量を持つ空冷OHVユニットは、オールドハーレーのような味わい深さを求め、腰下にあるツインカムを1本に戻し、フライホイールの重量も最適化した。低回転域のふくよかなトルクを重要視しつつ、ロングストローク設計はもちろん4バルブとツインスパークで俊敏な加速性能も両立している。
現在のハーレーに求められるのは、ハイスピードクルーザーとしての巡航力であったり快適性だったり、コーナーもエキサイティングに駆け抜けられる旋回性能だったりと多くなった。これに対するアンサーとして、オールドハーレーのスタイルを再現するだけで良かったソフテイルフレームを全面改良し、運動性能を向上するモノショックを装備。ツインショックのダイナファミリーも廃止し、統合するに至っている。
その新型ソフテイルフレームで、ローライダーSは蘇った。全身をブラックアウトするダークカスタムをそのままに、ラバーマウントだったエンジンをリジッドマウントにし、雑味のないパルス感を乗り手に伝達。
トラクション性が向上しているのはモノショック化の恩恵がもちろん大きいが、F19/R17インチだった足まわりをリヤ16インチ化し、路面追従性を向上しているのも見逃せない。スタンダードのローライダーと同じサイズだが、Sは初期旋回でスッと寝ていきハンドリングがより軽快で、応答性もダイレクトに。これはキャスターアングルを30→28度に立てた影響で、前輪の接地感も増してコーナーを待ち遠しくさせている。
[△]攻めたくなるからこそサス調整をもっとしやすく
設定体重に20kgほど満たないためだろう。リヤショックのプリロードを抜いて初期荷重からの入りを良くしたい。そこであればいいなと思うのが、ファットボブなどが備えるハンドノブ式のアジャスター。運動性能に優れるローライダーSは攻めのドS体質だからこそ、サス調整もしたくなってしまう。少し残念。
[こんな人におすすめ]味わいも走りも兼ね備えた走りのハーレー
45度Vツインの不等間隔爆発による味わい深い鼓動を楽しみたい一方で、ハーレーでもスポーティに走りたいという欲張りな人にうってつけ。全身ブラックアウトの車体は不良ムードたっぷりで、都会の夜を駆け抜けるのがよく似合うぞ!!
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