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【MotoGP】ロッシの現状、マルケスには理解不能? 上位争い“不可”なら「考え直す時期」

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【MotoGP】ロッシの現状、マルケスには理解不能? 上位争い“不可”なら「考え直す時期」

 2021年のMotoGPは第8戦ドイツGP開幕を迎えており、続く第9戦オランダGP後にはサマーブレイクが予定……シーズンは早くも折返しとなる。

 今シーズンはマルク・マルケスが怪我から約9ヵ月ぶりに復帰。まだ以前のような走りは戻っていないものの、今後完全に復活してくれば、バレンティーノ・ロッシの持つMotoGP最高峰クラスでの7度のタイトル獲得記録に並ぶことも期待されている。

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 そしてそのロッシだが、彼には引退の可能性が迫ってきている。26年目となった今シーズンは開幕から7戦での獲得ポイントは僅か15と振るわず、表彰台獲得は夢のまた夢といった状況のため、契約更新は難しいと考えられているのだ。

 3度のMotoGP王者であるホルヘ・ロレンソは最近行なわれたインタビューの中で、「“レースよりも勝利”を楽しんでいた」とコメントしていたが、マルケスは“勝利や表彰台”を争えない状況についてどう考えているのだろうか? ロッシの苦しい状況と合わせてその点を尋ねると、彼は次のように答えた。

「ここに居るモチベーションのひとつは、競争力を発揮してレースで表彰台や勝利を味わうことが好きだからだ」

「競争力を発揮できなかったり、上位を争えないと感じたなら、多くのことを考え直す時期に直面していると思う」

「でも(マルケス自身の)実際の状況はそうじゃない。僕は今なにかと制限のある状況で、それをどうにかしようとしている。目標は過去と同じように走ることや、さらにモチベーションを高めて以前のように戻ることだ」

「感情から生まれるモチベーションや“追加の燃料”が必要なんだ。過去に何度も勝ったり、チャンピオンを獲った経験がある勝者には、そうしたものが必要になっている」

「特に今シーズンに関しては、僕はとても驚いているし、正しく認識していると言っておこう。でも同時にバレンティーノの受け入れ方には驚いている。今バレンティーノは走っていて、チャンスが無くとも、それでも楽しんでいるように見えるからだ」

「例えば彼の今の立場は、僕には想像もできない。もしかしたら将来分かるのかもしれないけれどね。でもこのチャンピオンシップにおいて表彰台に上るチャンス無しで留まるのは想像できないんだ」

 これに対してロッシは予想以上に厳しい状況にあると認め、現状は楽しいものではないと認めた。

「僕はこうしたことについて話す時には、常に明快であろうとしているんだ」とロッシ。

「今年、僕はより競争力を発揮できることを期待していた。チャンピオンシップ争いまではいかなくとも上位で争っていいレースをして、トップ5にはいたいと思っていたんだ。そして上手くいった日には表彰台を獲得できるのではないかとね」

「そう頭では考えていたんだけど、現実は予想以上に厳しかった。当然だけど16位や20位でゴールするのは好きじゃない」

「去年はとても奇妙で普通じゃないシーズンだった。新型コロナウイルスもあったし、クルーチーフも交代していた。普段どおりのシーズンを戦いたかったね」

「だけど16位というような位置を戦うのは楽しくないことだ」

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