アブダビ自律走行レーシングリーグ(A2RL)は、10ヵ国の研究チームが参加し、2年目のシーズンを迎える。
A2RLは全く新しいタイプのモータースポーツを誕生させるだけでなく、自律走行技術の開発に新しい波を起こすことを目指し、昨年4月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで初のレースを行なった。
■鈴鹿で行なわれたAI自動運転レース”A2RL”、実は格安スマホのSIMで通信。200km/h超でも途切れない安定感を確認
ベースとなるマシンは、日本のスーパーフォーミュラで使われているSF23だ。ダラーラ製のシャシーに、最高出力550PSの2.0リッター直4ターボエンジンを搭載し、6速ギヤボックスが組み合わされる。
コックピットには人間のドライバーは座らず、代わりにGPSやカメラ、センサー、コンピュータなど膨大な数のテクノロジーがマシンの心臓部に搭載され、自律走行を可能としている。
10万人以上の観客と100万人以上のストリーミング視聴者を魅了したA2RLは、2年目はさらに規模を拡大。賞金総額225万ドル(約3億2310万円)をかけて争われる。今年は同じくヤス・マリーナで11月15日に開催予定だ。
A2RLの主催者であるアスパイアのCEOであるステファン・ティンパノは、次のように語った。
「レースの物理的なスリルとバーチャルテストの精密さを組み合わせることで、我々は世界最高の頭脳がAIの限界を押し広げることを可能にしている」
「今年のリーグ戦の拡大は、アブダビの挑戦型イノベーションへのコミットメントを反映したものだ」
昨年のスーパーフォーミュラ最終戦では、元F1ドライバーのダニール・クビアトと自律運転車両が同時に鈴鹿を走ったが、自律運転車両はヘアピンの立ち上がりでリヤのグリップを失ってしまいスピン……コース脇のガードレールにクラッシュしてしまった。
アラブ首長国連邦の先進技術研究評議会事務局長であり、戦略研究・先端技術担当の大統領顧問であるファイサル・アル・バンナイ閣下は次のように語った。
「A2RLでは、自律走行技術をテストするだけでなく、可能な限り過酷な条件下でその進化を加速させている」
「これは卓越したエンジニアリングのショーケースであると同時に、より重要なこととして、未来のモビリティのためのプラットフォームなのだ」
「ハイスピードのレースから実世界への応用まで、各国が深い技術革新に投資し、より速く考え、より賢く構築し、責任を持って世界に挑戦することで、何が可能になるかを実証することができる」
なお2年目のA2RLには、スーパーフォーミュラに参戦するTGM Grand Prixが日本から参戦する。彼らはAI分野やロボット工学に詳しいエンジニアも迎えながら、参戦に向けた準備を進めている。
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