■次期「ハスラー」は価格維持で燃費改善!?
スズキの軽自動車の中で2番目に売れているモデル「ハスラー」。現行型登場から5年が経過し、そろそろ次期型の登場が期待されています。
そんなハスラーは、次期型で新型のハイブリッドシステムが搭載される可能性があるかもしれません。
【画像】超カッコいい! これがスズキ「“新型”軽自動車」の姿です! 画像で見る(30枚以上)
前回の「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」に登場したスズキ「eWX」は、軽規格に収まるサイズのEV(電気自動車)コンセプトモデルでした。
「実用性とワクワクを兼ね備えた軽EV」として発表されており、エクステリアはすっきりとしたデザインです。
角と丸と長方形をモチーフに、水平に近いボンネットと立ち上がったフロントウィンドウ、大きく四角いサイドウインドウなど、現行の2代目ハスラーの面影を感じられることから、「次期ハスラーでは!?」と話題を呼びました。
インテリアはいかにもコンセプトカーの様相でしたが、メーターからセンターディスプレイまでを一枚の液晶モニターでまとめていたり、角と丸と長方形をモチーフにしているところなど、改めて見てみると市販車に繋がりそうなデザインも取り込まれていました。
ボディサイズは軽規格に収まると説明されていますが、現行ハスラーの全高(1680mm)よりも、60mmほど背が低いと発表されています。
また充電1回あたりの走行距離は230kmで、軽EVの市販モデル、日産「サクラ」/三菱「eKクロスEV」の180kmよりも長めに設定されています。
もし次期ハスラーがこのスペックで、かつ現行同等の価格で登場したならば、サクラやeKクロスEVよりも売れる軽EVになる可能性は大きいでしょう。
ただ次期ハスラーは、このeWXの姿にとどまらないかもしれません。
スズキが2025年2月に発表した新中期経営計画(2025~2030年度)によると、国内の4輪事業の具体的な取り組みとして、「日本のお客様の嗜好や市場にあった商品によるラインアップの拡充やHEVの強化(新型スーパーエネチャージ投入)」が挙げられています。
次期ハスラーには、この新型スーパーエネチャージが投入されるのではないかと思われるのです。
この新型スーパーエネチャージとは、2024年7月に行った「10年先を見据えた技術戦略説明会」の中で、スズキが発表した「48Vスーパーエネチャージ」のことを指します。
既存のハスラーにも「エネチャージ」というマイルドハイブリッドシステムが搭載されていますが、48Vスーパーエネチャージはバッテリー性能を12Vから48Vに高めて、より強力なアシストができるように改良された新ユニットとなっています。
トヨタの「THS-II」のような2モーター+大型バッテリーを搭載するフルハイブリッドシステムにすれば、燃費性能は飛躍的に伸びるはずですが、そのぶん大きなコストがかかるため、廉価な軽自動車には向いていません。
もし搭載できたとしても、それが仮にベース車の35万円高だとしたら、喜ぶユーザーは多くはないでしょう。
全車マイルドハイブリッドの現行ハスラーの車両価格は151万円から193万円、特別仕様のタフワイルドは176万円から202万円です。
この価格レンジから大きくはみ出してしまうと、顧客の期待と大きくずれが生じてしまいます。
それならば、燃費改善効果は小さくても、リーズナブルに燃費改良が期待できる新型の48Vマイルドハイブリッドを拡大採用するシナリオをスズキは描いていると思われるのです。
この新型スーパーエネチャージは今後、ハスラーをはじめとして、「スペーシア」や「ワゴンR」シリーズなどの軽自動車、「ソリオ」や「フロンクス」「スイフト」などの小型乗用車にも、マイナーチェンジなどのタイミングで順次、搭載されていくのではないでしょうか。
※ ※ ※
おそらく次期ハスラーは、全車がこの48Vマイルドハイブリッド車となるでしょう。
そのうえで、EVの「ハスラーEV(仮)」が追加される流れだと筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は予想します。
今年2025年は2年に1度のJMS開催年です。早ければ「JMS2025」で市販版に近い姿のコンセプトモデルとして姿を現すかもしれません。
はたして、前回のJMS2023からアップデートされた進化版のeWXが、市販型の次期ハスラーとして登場するのか、大いに注目されます。
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みんなのコメント
むしろ、レトロな感じがいい。