アストンマーティンF1のチームオーナーであるローレンス・ストロールは、F1は10チームに限定すべきだと考えており、11番目のチームとしてグリッドに参入しようとしているアンドレッティの取り組みに反対している。
今週初め、アンドレッティのF1計画がFIAから全面的な支持を得た。厳格な評価プロセスと精査を実施したFIAがアンドレッティの申請を承認したのだ。FIAがフェーズ3と呼ぶアンドレッティの次のステップは、商業権保有者のリバティ・メディアおよびF1とビジネス面の交渉を開始することだ。
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F1チームのほとんどは一貫して現状維持を支持しており、グリッドを11チームまで拡大すると現在の分配金が希薄化すると主張。保護主義的な立場を貫いている。
FIAがアンドレッティにゴーサインを出して以来、ストロールはF1側の上層部メンバーとして初めて、11番目のチームを受け入れる考えについて公に反対を表明。アストンマーティンが2025年にハイパーカー『Valkyrie(ヴァルキリー)』をベースに用いるル・マン・ハイパーカー(LMH)・プログラムを復活させると発表したことを受けて、ストロールは水曜日の記者会見に出席した。
「ビジネスは最高潮で、F1はかつてないほどよい状況にある。壊れていないものを直す必要はないと私は考えている」とストロールは『Sky Sports F1』に語った。
「私は現在の10チームで非常にうまく機能していると強く信じているし、今後もこの状態を維持するべきだと考えている」
その一方でストロールは、今年マイアミ、オースティン、ラスベガスで3レースを開催するアメリカでのF1の成長は、F1がかつてないほど健全な状況にあるという彼の主張を裏付ける証拠だと言及した。
「ファンや観客がこれほど増えたことはなく、観客数はこれまでで最高だ。引き続き大幅な成長が見られている。特に世界最大の消費市場であるアメリカではそうだ」
「知られているように、我々はアメリカで3レースを行う。マイアミは2年目であり、11月にはラスベガスへ向かう。したがって、今後大きな成長の可能性があると私は考えている」
奇妙なことだが、ストロールが引き合いに出したアメリカにおけるF1の目覚ましい成長は、ハースに続く2番目のアメリカチームがグリッドに加わることがF1全体に利益をもたらす可能性があることも示している。
アンドレッティは根強い抵抗に立ち向かっている。F1はモータースポーツ界の最も偉大なチームのひとつにF1の一員となる特権を与えるべきではない理由を、財政面以外の観点から適切に説明する必要があるだろう。
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