ボルボ史上最小のフルエレクトリックSUVを降雪地帯でドライブ
時代の流れで、51年前に生産されたキャブレター車をファーストカーにしている筆者もこのところお仕事で電気自動車にばかり乗っている。
【画像】さすがはボルボ、雪道が似合う?妙高高原を駆け抜けるEX30 全55枚
その中のひとつがボルボEX30の雪上試乗会で、AUTOCAR JAPANの平井編集長とアウトドアライフに長けている山田カメラマンと新幹線に乗り、降雪地帯として知られる新潟県の妙高高原まで行ってきた。
今回の雪上試乗会は、文字通り雪道や寒冷コンディションでのEX30の走りを体感するというものだったが、事前に我々が一番気になっていたのは、試乗車のEX30はリア駆動であるという点だ。
新幹線の車窓から見える景色がどんどん真っ白になっていくことにワクワクしつつ、雪道で後輪がズルッと滑ったら対処できないかも……と内心ドキドキしながら上越妙高駅に降り立った。
EX30に乗るのは初めてだったので、駅前の発着拠点で動かす際の作法を教えてもらったが、運転者が乗り込むと起動するEX30には、スタート/ストップボタンもサイドブレーキ解除スイッチも存在していなかった!
普段1974年式のクラシックカーに乗っている筆者は出発する前から電気自動車の先進ぶりに感動していたが、マッチ箱サイズの真っ黒なキーにはボタンの類いが一切なく、これを持ってEX30から離れるとドアロックが施錠され、近づくと開錠される仕組みになっていることにも感心してしまった。
クルマとしての完成度が高いので運転しながら終始ニンマリ
発着拠点を出発し、雪道に出てからも感動、感心の連続となったが、まずビックリしたのがEX30のクルマとしての完成度の高さからくる乗り心地のよさと安堵感だ。
「乗っていて思ったのは、クルマから伝わってくる安心感。フロア剛性が高いのか、しっかり感があって、でも硬いだけではなく、どこか柔らかい部分もある。19インチのタイヤも、そうとは思えない乗り心地があります。そういった安心感は、雪道を走るうえで心強かったです」
試乗を終えた平井編集長はそのように話していたが、たしかに245/45R19サイズのミシュラン製スタッドレスタイヤ Xアイス・スノーとEX30のマッチングがよく、少しぐらいの上り坂であれば後輪が空転することなくグイグイ駆け上がることができた。
筆者はドライバーを支援するシステムを持たない我がFR車で過去に怖い思いをたくさんし、先日も雪予報の日に雨で濡れたサーキットにてコースアウトしたので、当初、最高出力272psのEX30を上信越自動車道にてそろりそろりと走らせた。
一般道に降りて雪深いスキー場や温泉街に向かったが、少しだけウインタードライブに慣れてきたので、よりアクセルを踏んでみたら、EVならではの高度な制御で、雪道でも安定した走行を実現していることを体感できた。
楽しく走れるEX30は趣味車にもなるので、いまのところ電気自動車には興味がないという旧車好きにもオススメできる電気自動車だ。
実家がボルボ愛好家の編集長も筆者と同じように「これ欲しいかも」
無事EX30の雪上試乗を終え、スピンしないでよかったという想いと共に湧き上がってきたのが欲しいなコレという購入欲だ。メーカー希望小売価格が559万円のEX30は、国や各自治体の補助金を活用して買うとEVとしては安価で購入することができる。
実家がS90クラシック、V50と乗り継いだボルボ愛好家である平井編集長も「これ欲しいかも」と思ったらしく、このように話していた。
「EX30はデザインがいいので気になっていました。クラウドブルーと呼ばれる今回の試乗車は色合いが絶妙。いい色です。ブリーズと呼ばれる内装色もマッチングがいいですね。近年のボルボは、ザ・実直という時代とは異なり、スカンジナビアンデザインの押し出し方が素晴らしく、それだけで選ぶ理由になっています。長く付き合っても飽きない、優しい雰囲気があります」
往時に平井家にあったボルボが現役だった時代もいいクルマではあったが、そのときのクルマづくりのよさをバックグラウンドに、いまは違う個性を発揮。独自性を出しにくいEVで、それは強い武器になっているのではないかとも話してくれた平井編集長は、EX30の魅力を下記のように総括した。
「機械式駐車場にも入るボディサイズで、都心でも使いやすい。それでいて航続距離は560kmで、疲れにくいのでロングドライブにも使用可能。日本で選ぶには、ちょうどいいEV。これ欲しいかもと、真剣に思いました」
ボルボEX30ウルトラ・シングルモーター・エクテンデッド・レンジのスペック
全長×全幅×全高:4235×1835×1550mm
ホイールベース:2650mm
トレッド:F1590mm/R1595mm
最低地上高:175mm
車両重量:1790kg
航続距離:560km(WLTCモード)
電力量消費利率:143Wh/km
モーター定格出力:75.0kW
定格電圧:400V
最高出力:200kW(272ps)/6500-8000rpm
最大トルク:343Nm(35.0kg-m)/5345rpm
バッテリー総電圧:392V
電圧/容量:3.67V/169Ah
総電力量:69kWh
トランスミッション:1速固定式
駆動方式:後輪駆動
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rマルチリンク
ブレーキ:F&Rパワーアシスト付4輪ディスク
タイヤサイズ:F&R245/45R19
車両価格:559万円
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