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BMW新型「2シリーズグランクーペ」はちょうどいいサイズ感が人気!? 「3シリーズ」オーナーの“次の一台”として支持される理由とは

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BMW新型「2シリーズグランクーペ」はちょうどいいサイズ感が人気!? 「3シリーズ」オーナーの“次の一台”として支持される理由とは

日本にちょうどいいBMWの4ドアクーペ

 2025年3月に日本で登場した新型「2シリーズグランクーペ」は、コンパクトなボディと4ドアクーペならではのスタイリングが特徴の一台です。上級モデルからの乗り換え先としても注目されており、日本市場でもその存在感を高めています。

【画像】コンパクトなのに存在感アリ! BMW新型「2シリーズ グランクーペ」のスタイリッシュなデザインを写真で見る(30枚)

 2シリーズ グランクーペの初代モデルは2019年に日本へ投入されました。以降、日本市場では人気のモデルとなっているのですが、その理由はボディサイズにあるそうです。

 程よくコンパクトなボディサイズは、他モデルが大きくなっているBMWのラインナップの中でも希少な存在となっています。ライフスタイルの変化からクルマのダウンサイジングを希望する声にマッチしているという側面もありますが、実際に「3シリーズ」や「5シリーズ」から新型2シリーズ グランクーペへ乗り換えるユーザーも多いそうです。

 ダウンサイジングというだけならば1シリーズという選択肢もありますが、乗り換え需要として新型2シリーズ グランクーペの人気が高いのは「グランクーペ」という部分でしょう。セダンに近いスタイリングを持ち、より高い走行安定性を実現しているため、走行性能とスタイリングにこだわりを持つBMWユーザーのダウンサイジング先の受け皿になっているようです。

 2代目となった現行モデルのF74型でも、コンパクトなボディサイズは健在となっています。ボディサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1435mmで、先代モデルのF44型との差は全長で10mm、全高で5mm大きくなっただけです。

 特に日本市場でのポイントと言えるのが、全幅1800mmなところです。先代モデルのF30型3シリーズは全幅1800mm以下であることが、日本市場におけるひとつのセールスポイントでした。日本市場向けにわざわざドアノブの形状を変更して、1800mmの全幅に収まるよう調整していたこともあるくらいです。

それだけBMWは日本市場を大切にしているのですが、現行のG20型3シリーズではついに全幅1800mmを超えて1825mmになってしまいました。

 都心部に多い機械式駐車場では、かつては全幅が1800mmまでというサイズ制限がある駐車場が多く見られました。こういった駐車場を長年契約しているユーザーの場合、乗り換えるモデルが制限されてしまうケースがあるのです。そういった従来の3シリーズユーザーの乗り換え先として、新型2シリーズグランクーペはピッタリなのです。

 さらに取り回しのしやすさも魅力のひとつです。新型2シリーズグランクーペの最小回転半径は5.5mで、同クラスの輸入車と比べても良好な数値です。なお3シリーズ セダンの最小回転半径はグレードによって異なり、5.3mから最大5.8mまで幅があります。条件によっては、新型2シリーズグランクーペのほうが小回りが利く場面もあり、都心部での取り回しや駐車時の扱いやすさを重視するユーザーにとっては、大きなメリットとなりそうです。

新型は装備も走りも妥協なし!

 それに加え、コンパクトながら十分な荷室容量を有しているのも、新型2シリーズグランクーペが選ばれる理由のひとつです。

 新型のラゲッジスペースは430リッターを誇り、リアシートは40:20:40の分割可倒式となっています。日常使用や数日の旅行であれば十分に対応できる荷室容量となっていて、センターのみを倒して4人乗車のまま長物を積載できるシートアレンジで、コンパクトながら利便性の高いパッケージを実現しているのです。

 コンパクトサイズのセダンと4ドアクーペが少なくなっているなかで、センターのみが倒せるシートアレンジが可能なのは、歴代のBMWセダンを選んできた人にとってポイントが高い部分と言えるでしょう。

 また、装備も充実しており、それまで3シリーズや5シリーズに乗っていたユーザーでも不満に思わせないのも、乗り換え需要として対応できるポイントです。

 新型にはハンズオフ機能付きの渋滞運転支援機能やパーキングアシスト、ペダル踏み間違い急発進抑制機能など、日本市場で求められる先進運転支援機能を多数搭載。さらに、AI技術を活用した音声操作など、コネクテッド機能も充実しています。

 メカニズム面でも注目です。新型の「220」と「220d」には新たにマイルドハイブリッドが採用されており、ストップ&ゴーが多い日本の道路事情において燃費性能の向上が期待できます。「ハイブリッド」という言葉に親しみを感じる日本のユーザーにとっても、魅力的に映るでしょう。

 さらに注目すべきは、日本仕様のラインナップがMパフォーマンスモデルとMスポーツのみになった点です。最上級グレードの「M235 xDrive」は専用チューニングが施され、よりスポーティな走りを追求。一般的な220と220dもMスポーツ仕様のみの設定となっています。これは、日本市場におけるMモデル人気の高さを象徴していると言えるかもしれません。

 日本の道路事情にマッチしたコンパクトなボディサイズに加え、上級モデルに乗ってきたユーザーを納得させる装備と質感。それが、新型2シリーズグランクーペが多くの支持を集める理由なのです。

 なお、販売価格は220グランクーペM Sportが税込528万円、220dグランクーペM Sportが税込548万円、M235 xDriveグランクーペが税込734万円です。

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