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フォルクスワーゲンT-Rocの高性能版「R」が雪上でドリフト! 氷結路に見る小型SUVの実力

Volkswagen T-Roc R

フォルクスワーゲン Tロック R

フォルクスワーゲンT-Rocの高性能版「R」が雪上でドリフト! 氷結路に見る小型SUVの実力

ティグアンとTクロスの間を埋める絶妙サイズ

フォルクスワーゲン T-Rocは、兄貴分のティグアンと末弟のT-Crossとの間を埋める「絶妙なサイズ」のコンパクトSUV。2020年中への日本導入が決定しており、上陸がいまかいまかと待たれる期待のモデルだ。

フォルクスワーゲンは毎冬Rモデルを主役に据えたドライビングスクールを開催している。今回はそこでT-Rocの高性能仕様「R」が走りの質の高さをアピールした。華麗な“氷上ダンス”を披露したのは、北極圏にほど近いスウェーデンのアルビッツヤウル。鏡のように氷が張り詰めた湖上で、パワフルなT-Roc Rはいかなる挙動を見せたのか。

300ps/400Nmの動力性能をもつトップレンジ

欧州仕様のT-Rocは5種類のパワートレーンをラインナップする。ディーゼルのTDIが2リッター直4ターボ(150ps/340Nm)一種で、ガソリンのTSIが1リッター直3ターボ(115ps/200Nm)、1.5リッター直4ターボ(150ps/250Nm)、2リッター直4ターボ(190ps/320Nm)、そしてRが積む2リッター直4ターボ(300ps/400Nm)がトップレンジとして君臨する。

スタッドレスタイヤを装着したT-Roc Rに乗り込んだドライバーは、最初は大体おずおずとスローペースで走り出す。しかしカーブからカーブへ、車両が曲線を描くごとにT-Roc Rのどしりとした安定感が自信を植え付け、躊躇の影はいつの間にかすっかり消えていく。

電子制御式多板クラッチを用いて全輪へ瞬時に最適な駆動力を配分するハルデックスカップリング「4MOTION」の恩恵で、ミューの極めて低い氷結路であっても安定感のある走りを実現。レッスンが進みドライバーのスキルがあがるころには、見事にドリフトを決めるT-Rocの姿が湖上に現れた。

「R」を味わい尽くすためにスキルを磨く

参加者を待ち受けているのはスラローム、ブレーキング、オーバーステア/アンダーステアの攻略、そしてハンドリングコースといった一連のレッスン。アルビッツヤウルの湖には、毎回GPSを使ってオリジナルのハンドリングコースが作られる。それぞれにクセのあるセクションが設けられ、コースごとに難易度があがっていく。

むろん最も重視されるのは安全性。十分なエスケープゾーンが取られているうえ、豪快にスリップしたとしても柔らかな雪壁が受け止めてくれる。スタックした車両はインストラクターの操縦するトゥアレグがレスキュー役となって牽引する。

すでにスキルのあるドライバー向けには「プロレベル」のレッスンを用意。ハンドリング技術をさらに高めたいレーシングドライバーを想定した内容になっている。複雑なコースやスペシャルステージにくわえ、ラリー風の夜間イベントも実施。ドライバーは自身で作成したペースノートを用いて“ナイトラリー”に挑戦する。

2008やレネゲード、キャプチャーがライバル

T-Rocは、7代目ゴルフ(マイナーチェンジ後のいわゆる“7.5”)がベースのSUV。全長4234mm、全幅1819mm、全高1573mmの絶妙なサイズ感をもつ。プジョー2008やシトロエンC3エアクロス、ジープ・レネゲード、ルノー・キャプチャー、アウディQ2など個性派が群雄割拠する欧州マーケットでもすでに盤石な足元を築いている。

日本への導入は2020年中と言われているが、欧州ではすでに高性能仕様のRと、ソフトトップを備えたカブリオレも発売している。

ノーマル比で2.4秒の差をつけるRの0-100km/h加速

T-Rocのフラッグシップグレードとなる「R」は、300ps/400Nmの力を受け止めるため全輪駆動の4MOTIONが標準となる。コンパクトSUVながらローンチコントロールやレースモードを搭載し、ESCをオフにすることも可能。ギヤ比可変のブログレッシブ ステアリングや車高を20mmローダウンする専用のサスペンション、アクラポビッチ製のチタンエキゾーストパイプも全車に備わる。

T-Roc Rの0-100km/h加速は4.8秒と、ノーマルの2リッターモデル比で2.4秒の差をつけている。最高速度は250km/h(リミッター制御)に達した。ドイツ本国での販売価格は4万3995ユーロ(約528万円)。

T-Rocの日本導入は2020年中が決定しているが、「R」の発売時期は未定。

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