11月17日、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』メイン会場の豊田スタジアムに、女性アイドルグループ『日向坂46』のメンバーである富田鈴花さんが来場。屋外ステージにて行われたピエール北川さんとのトークイベント『教えてラリーの魅力! presented by ABEMA』で会場を湧かせた。
2023年は全日本スーパーフォーミュラ選手権の広報大使、さらにABEMAで放送されている『サーキットで会いましょう』の番組MCを務めている富田さん。現在日本の愛知県と岐阜県で開催されているラリージャパン2023においては、同じくABEMAで放送されるデイリーハイライトのゲストとして、初めてラリーの現場を訪れている。
富田鈴花さんがゲスト参加。ABEMAが2024年WRCの全戦無料配信、ラリージャパン2023ハイライトを放送へ
今回行われたトークイベントは、モータースポーツの実況でお馴染みのピエールさんを講師に迎え、富田さん視点から『ラリーのここが知りたい』という疑問に答えるという内容で行われた。富田さんは初めて出演するというトークイベントに緊張した様子を見せつつも、ステージに登壇するとアイドルらしく笑顔でモータースポーツの魅力を語った。
「ラリーに来るのは初めてです。私は母とドライブに行ったりしてクルマが好きになり、最近はスーパーフォーミュラで使用されるフォーミュラカーや、市販車ベースのレーシングカーをよく見るようになりました。好きなことがお仕事に繋がっていくことは本当に光栄です」
16日に豊田スタジアムで行われたスーパーSSで初ラリー観戦を果たした富田さん。通常の1台ずつ走行する形式と異なるスーパーSSに「2台一緒に走行するシーンはここでしか見ることができないので、めちゃくちゃレアな光景だと思います。山間部を高速で走るというラリーのイメージを覆されましたし、ラリーには『こういった楽しみ方もあるんだ!』と感じました」と好印象の様子。
また富田さんはラリー競技について「私が触れたことのない世界なので、勉強すればするほど楽しくなっていくんだろうなと思います」と語り、おなじみ『鈴花ノート』のラリー版をすでに作成済みということで、会場でお披露目した。
そのラリー版鈴花ノートを見たピエールさんから“推しドライバー”を聞かれた富田さんは、年齢が近いカッレ・ロバンペラ(TOYOTA GAZOO Racing WRT)が気になっていると回答。
「昨日の豊田スタジアムでのスーパーSSでも(ロバンペラは)少しドリフト気味に走行していて!」とテンション上がり気味でトークを繰り広げる富田さんに、ピエールさんは思わず「アイドルが言う言葉じゃないですよ!」と思わずツッコミを入れる場面も。
富田さんのトークはその後も止まらず「コーナーもドライバーによって走り方がまったく違っていましたよね。オーバーステアが出ていたシーンを俯瞰で見ることができたのが楽しかったです」と興奮が冷めない様子。
そんなトークイベントの後半は、ピエールさんから出題される問題に富田さんが答えるという内容に。第1問の「SSとは何の略称でしょうか?」という問いに「スペシャルステージ」と即答し、ピエールさんに移動区間の“リエゾン”、ラリー車両に付けられた赤い斜線付きの“仮ナンバー”の意味などを教えてもらった富田さん。
富田さんは、続く『グラベルとターマックの違いは?』という問いに対しては「グラベルが舗装されている道……」と自信なさげの第一声。しかし、トークイベントを観覧していたファンにも助けられ、「ターマックが舗装路でグラベルが舗装されていない道だ!」と気付いて正解を果たした。
富田さんはその後も、講師役のピエールさんからターマックとグラベルの違い、ラリーならではスノー路面、さらにそのコンディションで使用されるタイヤについてレクチャーを受けた。その授業のせいなのか、モンテカルロとフィンランドの海外ラリーに行ってみたいとのことで、横にいたABEMAのスタッフにアピールして会場の笑いを誘った。
トークイベントはその後サービスパーク、選手が二人一組で戦う理由について語られたところで終了を迎え、以下のように喜びを語った。
「私はファンの方と一緒に楽しむ、喜びを共有できることがモータースポーツの魅力だと思っています。今回は始めてラリーに来ることができましたし、この喜びは私がモータースポーツに関わらさせていただいているからこその喜びです。また、こういったトークイベントを今後もぜひやりたいです」
この後もSSやサービスパークを見て「ラリーを楽しみたい」と語った富田さん。アイドルとしての活動はもちろんだが、勉強を続けるモータースポーツ界での今後の活躍も楽しみになるような自身初のトークイベントだった。
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みんなのコメント
現地にレポーターなどで連れて行ってもらえると良いですね。