<1000馬力オーバーの最高級グレードは約1770万円>
時価総額世界一の自動車メーカー「テスラ」を追いかけて、アメリカにはEVベンチャーが乱立しています。その中でも注目を集めていた、テスラの元副社長/チーフエンジニアが率いる「ルシードモーターズ」社が、プレミアムスポーツEVとなる「ルシード エアー」のプロトタイプを完成させたというニュースが現地で話題になっています。
テスラ・モデル3が大幅値下げ。驚きの価格改定を可能にした要素は何か
同社のウェブサイトではすでに複数のグレードの予約が始まり、それぞれのメーカー希望小売価格も公表されています。グレード名、価格、最高出力、航続距離の数値を並べて紹介しましょう。
●ピュア……………………6万9900ドル(約770万円)
480hp 653km
●ツーリング………………8万7500ドル(約960万円)
620hp 653km
●グランドツーリング……13万1500ドル(約1440万円)
800hp 832km
●ドリームエディション…16万1500ドル(約1770万円)
1080hp 809km
<アメリカではEVのGT-Rと呼ばれることも>
ボディサイズは全長4975×全幅1939×全高1410mm、ホイールベースは2960mmと長く、まさに高級サルーンならではのシルエットをもっています。
バッテリーのスペックは公表されていませんが、オンボードで900Vまで昇圧させる仕組みを採用し(たとえばポルシェ タイカンは800V)、急速充電では20分で300マイル(約480km)相当の充電が可能という数値が発表されています。また、もっとも航続距離の長いグレードは517マイル(約827km)走行可能と発表されています。
駆動系はフルタイム4WDで、ご覧の通りのハイパワーなスペックですから、最高速度は約270km/h、0-60マイル加速は2.5秒という俊足ぶり。このパフォーマンスで、ロングレンジを実現しているのは驚きます。そうしたこともあって彼の地では「EVのGT-R」と呼ばれているほど。
<近未来的なルックスは日本の一部富裕層にもウケそうだが…>
なお、ルシード エアーのバッテリー搭載量については日産 リーフ(40kWh)の3台分ともいわれています。充電スペックなどから逆算すると、たしかにロングレンジバッテリーの総電力量は110~120kWhと想像できますから、リーフ3台分というのは言い得て妙です。
そして、リーフ3台分のバッテリーを積んでいるとなれば、その価格についても意外にリーズナブルだと納得できるかもしれません。Cd値0.21を実現したという未来的なルックスも、日本の新しいもの好きな富裕層には魅力的なモデルに映りそうです。
ただし、ハイパワーなローンチエディションといえる「ドリームエディション」はすでに予約がいっぱいになっていて、今からオーダーしてもキャンセル待ちのリストに名前を連ねるのが精一杯なのだとか。生産規模は不明ですが、EVベンチャーとしては好スタートを切ったといえるのではないでしょうか。
はたして、ルシード・エアーはテスラ一強となっているプレミアムEVマーケットで存在感を示すことができるのでしょうか。そして日本へ上陸することはあるのでしょうか。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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みんなのコメント
信頼性こそあれだが、挑戦する力があるってことは
それだけノウハウの蓄積にも繋がるからね。
大事なのは始められるかどうかで、そのスタートを思い切ってくれちゃうのが凄い。
ヘッドハンティングが盛んな地域は何事もスピード感があるよ。柔軟性が高いというか、その辺が日本とは違う。
相当重そうだな