F1フランスGPは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン2でコースオフ。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が首位に立ち、フェルスタッペン、バルテリ・ボッタス(メルセデス)というオーダーとなった。
レース序盤、ハミルトンは3秒以上のリードを築いた。しかし17周終わりにボッタスがピットストップ。これに反応したフェルスタッペンが18周が終わったところでピットに入った。ハミルトンはさらにその翌周、ピットに入った。
■フェルスタッペン、レース中に無線トラブルも走りに支障なし「あとは走り切るだけだった」
ところが、フェルスタッペンはボッタスの前でコースに復帰しアンダーカットを防いだだけでなく、コースに合流してくるハミルトンと横並びでターン1に進入。アンダーカットを成功させ、首位を奪還したのだ。
レッドブルはその後、メルセデスの2台から追われる中で最後までフェルスタッペンのタイヤが保たないと判断。2ストップ戦略に切り替えると、フェルスタッペンが猛チャージ。ラスト2周で再びハミルトンを抜き去り、優勝を飾った。
メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンはレース後、ハミルトンがフェルスタッペンとの差を広げていたおかげで、アンダーカットを防ぐことができるとチームのシステムは判断していたと説明した。
「マックスとの差が3秒以上あったので、アンダーカットを受けても大丈夫だと思っていたが、実際にはそうではなかった」とショブリンは語った。
「今でも、なぜ我々のモデリング・システムが”OK”だと言っていたのか、完全には理解できていない。つまり、我々が理解しなければならないことが明らかにあるんだ」
フェルスタッペンが新しいハードタイヤを履いてパフォーマンスを上げたことを考慮しても、分析の結果まだタイムロスには0.5秒の誤差があったとショブリンは明かした。
「ハードタイヤの性能は良かったし、(ピット)ボックスを出てすぐに素晴らしかった」
「しかしなぜポジションを失ったのか、その理由がまだ分かっていない。だからその点はまだ検討する必要がある」
「3秒(あったギャップ)のうち、2.5秒くらいは説明できる。しかしなぜあれほど後方からアンダーカットされたのか、その原因を詳細に分析する必要がある」
メルセデスは、ボッタスのタイヤにバイブレーションが発生。トラブルが起きるリスクがあると判断したことで彼をピットに入れたが、それをきっかけに上位陣が連鎖的にピット作業を行なった。
メルセデスとしてはボッタスのピットインの1周後、つまりフェルスタッペンと同時にハミルトンをピットに入れる余地があった。しかしショブリンは、ハードタイヤでレースを最後まで走るのにはピットのタイミングが早すぎると考えたという。
「それは、最後まで走るには違和感があるほど早すぎるタイミングだったんだ。レースが進むにつれて、それが事実だったことは分かったと思う」
「一方バルテリのマシンは、ラップごとに振動が大きくなり、信頼性の問題からピットに入れるレベルになってきていた。コース上で彼に問題が発生しないようにすることに重点を置いていた」
「実際にはバルテリのピットストップが引き金となって、上位陣のピットストップが行なわれた。そしてそれにより、ルイスが非常に長いスティントを走らなければならない状況になったんだ」
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