■6代目は内外装のデザインに強いこだわり!
スバルは2025年4月17日、新型「フォレスター」(6代目)を発表しました。
【画像】超カッコいい! これがスバルの6代目「新型フォレスター」です! 画像で見る(30枚以上)
ボディサイズは全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mmで先代と大きく変わってはいませんが、実際の使い勝手などは進化しているといいます。
デザインから磨き上げ、待望のフルハイブリッドである「S:HEV」と1.8リッターターボで走りも進化し、好調な受注台数を記録している新型フォレスター。
試乗記ではオンロードはもちろん、オフロードでの頼もしい走りも披露されていますが、果たして室内の居住性や使い勝手はどうなのでしょうか。
これまでスバルでは、使い手のライフスタイルに寄り添うど真ん中の正統派SUVとして、技術的な目標となる要件をあらかじめ寸法に落とし込み、その制約ありきでデザインを創造する手法をとるのが開発のセオリーでした。
しかし6代目となる新型フォレスターで初めて、デザインから開発をはじめる手法をとるチャレンジを行ったといいます。
その甲斐あって、水平基調でどっしりとした重厚感のあるフロントマスクをはじめ、後方まで水平基調を保ちながら広くて居心地の良さそうな室内をイメージさせるデザインは好評で、インテリアにもその考え方が貫かれています。
インパネは立体構造で力強さと安心感を表現。つながりのあるドアトリムの造形は前席と後席でそれぞれに質感を快適性を向上させるよう、デザインを分けているのも特徴的です。
これによってとくに後席は、包まれるような「守られ感」が向上。またよく見ると、前席は左右のシートが非対称の形状となっていることに気づきます。
これは、運転席は左ショルダー、助手席は右ショルダーを1cmほど削っているから。
ファミリーで使うことが多いフォレスターは、前席から振り返って後席の子どもの様子を見たり、何かを手渡したりするシーンが多いことから、振り返った時に動きやすいような工夫を採用しているのです。
オフロードを走ることも想定し、しっかりとしたサポート形状となっている新型フォレスターのシートですが、日常での使いやすさにも手を抜いていないことが伝わってきます。
■大画面化でよりシンプルに進化したインテリア
では、新型フォレスターの上級グレード「Premium S:HEV」の使い勝手をチェックしていきましょう。
まずインパネには「レヴォーグ」などと同じく、11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムがドーンと搭載されました。
ナビやオーディオ、エアコンやシートヒーター、カメラによる周囲の映像表示などの機能が集約。スマートフォンと連携すればいつも使っているアプリのアイコンが表示され、タッチ操作で使用することができるようになります。
ひとつ、最初は寂しく感じたのがフォレスターではお馴染み「X-MODE」が物理スイッチではなく、このディスプレイによるタッチ操作に変更されたこと。
これまではオフロード走行中に指で一発操作が可能でしたが、新型ではまず画面の車両設定モードをタッチしてX-MODEを呼び出し、そこからの変更になるので最初は少し手間がかかります。
その後は表示されたままにしておくこともできるのですが、物理スイッチを使い慣れた人はちょっと寂しく感じるかもしれません。
その代わり、センターコンソールはとてもスッキリとシンプルになり、ピアノブラックのパネル部分が増えたことで上質感もアップしています。センタートレイ部分には、USBのTypeAとTypeC、AUX入力端子が並び、Qi規格のワイヤレスチャージャーも装備。ここはセンタートレイとして小物入れにも使えます。
運転席まわりの収納としては、サングラスなどに便利なオーバーヘッドコンソール、照明付きのグローブボックス。左右で対角線上に配置されたドリンクホルダーは、助手席の人と手がぶつかりにくく取り出しやすいです。
そのすぐ後ろには、キーやボールペン、ペットボトルのキャップなどちょっとした小物を置くのに便利な隙間収納があり、コンソールボックスは深さが十分。500mLのペットボトルが収まるサイズです。大型のドアポケットが左右に備わっています。
なお、歴代フォレスターで継承されてきた運転席から前方・側方・後方への視界の良さは、デザイン性を重視したという新型でもしっかり継承されているのでご心配なく。
続いて後席は、前席より一段高いヒップポイントとなっており、見晴らしがよく開放感があります。
ドア開口部が大きく確保されているので、乗り込む際に頭をぶつけにくく、チャイルドシートの乗せおろしもスムーズにできそう。
また後席左右にもシートヒーターがあるのは嬉しいところ。ドアにボトルホルダーと小物が入るポケットがあり、センターアームレストにもカップホルダーが備わります。
ノートやカタログなどが入れやすいシートバックのポケットと、後席用のUSBがTypeAとCの1つずつ備わるのも便利です。
■ラゲッジの使い勝手も向上
積載性の高さに定評のあるフォレスター。
新型のラゲッジスペースは、容量の数値としてはやや減っているものの、それでもターボで512リットル、ハイブリッドで484リットル(ともに5名乗車時)と十分な大容量を確保しています。
そして荷室の開口部最大幅は1250mmと広く確保されています。
後席は6:4分割で、バックゲート側からレバーを引くだけで倒せるのも楽ちんです。倒せば床面はほぼフラットになるので、大きな荷物をすべらせて積み込みやすくなっています。
サイドにカーゴサイドフックや8個のユーティリティナットを備えており、純正アクセサリーと組み合わせたり、アイディア次第でアレンジすることも可能。
また、両手がふさがっていても足の動作で開閉できる「キックセンサー式ハンズフリーリアゲート」は、S:HEVでは標準装備。1500Wのアクセサリーコンセントはオプション設定となっています。
このほか、ルーフレールは全グレードに装備されていますが、タイプが異なるので要チェック。
Premium系とSPORT系はロープロファイルタイプ、X-BREAK系はラダータイプです。
やはり新型フォレスターの荷室空間は、ハードなアウトドア趣味にも対応できるように考えられていることを感じますが、一方でキャビン部分では、乗員すべての居心地の良さにこだわっていると伝わる充実の装備に感心させられました。
新型フォレスターは、日常のドライブをメインとしつつ、「いつかキャンプに出かけてみたい」と夢見ているファミリーにも検討してほしいSUVです。(まるも亜希子)
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みんなのコメント
ウソはよくない。
雪道を走ってから記事にしたほうがいいぞ。