現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 打倒ヤリス&フィットなるか!? 日産新型「ノート」登場! 競合ライバルに対する強みとは?

ここから本文です

打倒ヤリス&フィットなるか!? 日産新型「ノート」登場! 競合ライバルに対する強みとは?

掲載 更新 44
打倒ヤリス&フィットなるか!? 日産新型「ノート」登場! 競合ライバルに対する強みとは?

■3代目へフルモデルチェンジしたノート

 人気コンパクトカーの日産「ノート」がフルモデルチェンジし、3代目となりました。ノートは2017年、2018年、そして2019年と3年連続でもっとも売れたコンパクトカーとなっただけに、コンパクトカー界の勢力図に大きな影響を与えるほどの注目車種。

【画像】新型ノートってスゴいんです!写真でよく見て!(53枚)

 果たしてノートの新型は、競合ライバルのトヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」とどんな違いがあるのでしょうか。

 まずはボディサイズですが、新型ノートの車体は全長4045mm×全幅1695mm。対してヤリスは全長3940mm×全幅1695mm、フィットは全長3995mm×全幅1695mmです。

 新型ノートは今回のフルモデルチェンジで全長を55mmも短縮しましたが、それでもライバルよりは全長が長いパッケージングになっています。

 車体が短くなったことで後席足元のゆとりが気になるところですが、新型ノートはホイールベースの20mm短縮などで、従来モデルより狭くなったのは否めません。しかし、フィットを超えてクラス最大の後席スペースとしているのがポイントといえるでしょう。

 また、最上級グレード「X」のみですが、後席にリクライニング調整を組み込んでいるのも新型ノートだけです。

 パワートレインは、新型ノートが思い切った戦略に出た大きな部分。ヤリスやフィットはガソリン仕様とハイブリッド仕様を用意しますが、新型ノートはハイブリッド仕様しか設定がありません。

 全車ともに進化した「e-POWER」を搭載し、エンジンは発電専用として機能。駆動力はすべてモーターが生み出します。

 その影響を受けて車両価格帯は上昇し、139万5000円からのヤリス、155万7600円からのフィットに対し、新型ノートはもっとも安い「S」でも202万9500円というプライスタグ(すべて消費税込)。

「ハイブリッドはいらないから安く購入したい」という人にとっては不利な条件となり得るでしょう。

 エンジンは、フィットが4気筒を積むのに対し、ヤリスと新型ノートは3気筒。ただし新型ノートはエンジンがドライブフィールに与える影響の少ないハイブリッド仕様のみなので、細かい振動など3気筒のネガティブな部分はあまり気にならないといえます(もし純粋なエンジン車であれば質感の面で4気筒が有利)。

■全車e-POWER仕様の新型ノート 気になる燃費は?

 気になる燃費は、カタログの記載値を比べると新型ノートは28.4km/Lから29.5km/L。フィットが27.2km/Lから29.4km/L、ヤリスは35.4km/Lから36.0km/Lとヤリスが抜きん出ています(数値はすべてWLTCモード総合値でFFモデルのもの)。

 しかしこれはあくまでカタログ記載値であり、日産は「とくに市街地など日常域のでは実燃費で自信あり」のようなので今後の燃費テストが楽しみです。

 ところで、高速道路を走ることが多いユーザーにとって気になるのが「ACC」と呼ばれる追従式のクルーズコントロールではないでしょうか。

 ACCをセットすると、ドライバーがアクセルやブレーキを操作することなく先行車にあわせて速度を自動調整してくれるので疲労を軽減してくれます。

 各車の状況をみると、ヤリスは1リッターエンジン搭載車を除き下限速度約30km/hのタイプを搭載。フィットは渋滞時の停止保持機能を持つタイプを全グレードに標準採用(非装着車選択時を除く)。

 一方で新型ノートはフィット同様の高度なタイプを最上級グレード「X」だけにオプション設定としています。

「プロパイロット」と呼ぶ新型ノートのACCは、標識を検知で設定速度を自動設定する機能やカーブで減速する機能、そして渋滞で完全停止した際は30秒後までドライバーの操作なしに再発進できるなど先進的で高機能なもの。性能に関してはライバルを超えています。

 ただしライバルに比べると装着できる仕様が少ないのは事実。この装備は使わない人も少なくないのでオプション装備で理にかなっているという考え方もありますが、最上級グレードでしか選べないのは少し残念な気がします。

 ちなみに駐車ブレーキは、ヤリスのみサイドレバー式でフィットと新型ノートは全グレードともに電動式が組み込まれています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
レスポンス
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
THE EV TIMES
ヤマハがNetflixアニメ用に未来のレースマシン「Y/AI」をデザイン、実物大モデルも
ヤマハがNetflixアニメ用に未来のレースマシン「Y/AI」をデザイン、実物大モデルも
レスポンス
”第2の波”を生んだ挑戦者、それはレズニー傘下で喘ぐamtだった…!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第39回
”第2の波”を生んだ挑戦者、それはレズニー傘下で喘ぐamtだった…!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第39回
LE VOLANT CARSMEET WEB
今週、話題になったクルマのニュース4選(2024.11.23)
今週、話題になったクルマのニュース4選(2024.11.23)
@DIME
レッドブルのペレス、今季6度目の予選Q1敗退。3戦続けてRBの角田&ローソンに敗れる「マシンに根本的な問題がある」
レッドブルのペレス、今季6度目の予選Q1敗退。3戦続けてRBの角田&ローソンに敗れる「マシンに根本的な問題がある」
motorsport.com 日本版
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
くるまのニュース
シャープでクールなNEWグラフィック! SHOEIが「NEOTEC 3」の新たなグラフィックモデル「ANTHEM」を発売
シャープでクールなNEWグラフィック! SHOEIが「NEOTEC 3」の新たなグラフィックモデル「ANTHEM」を発売
バイクのニュース
ラリージャパン唯一の女性ドライバー、平川真子が意気込み。兄・亮に「クラス優勝をするところを見てほしい」
ラリージャパン唯一の女性ドライバー、平川真子が意気込み。兄・亮に「クラス優勝をするところを見てほしい」
AUTOSPORT web
トヨタ陣営の23XIとフォードのRFKが、来季2025年NASCARカップシリーズにて3台体制に拡充
トヨタ陣営の23XIとフォードのRFKが、来季2025年NASCARカップシリーズにて3台体制に拡充
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGP FP1:序盤から上位につけたメルセデスがワン・ツー。ノリス、ルクレール、フェルスタッペンが続く
F1ラスベガスGP FP1:序盤から上位につけたメルセデスがワン・ツー。ノリス、ルクレール、フェルスタッペンが続く
AUTOSPORT web
ラッセル、サインツ抑えポールポジション! ガスリー驚異の3番手、角田裕毅もQ3進出7番手|F1ラスベガス予選
ラッセル、サインツ抑えポールポジション! ガスリー驚異の3番手、角田裕毅もQ3進出7番手|F1ラスベガス予選
motorsport.com 日本版
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
くるまのニュース
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
motorsport.com 日本版
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
AUTOSPORT web
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
乗りものニュース
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
くるまのニュース
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
AUTOSPORT web

みんなのコメント

44件
  • ネガティブな意見が多いですが、私的にはそうは思いません。外装はアリアのテイストを織り込んだデザインや全長を短くして小回りを良くしたり、また内装もシフトノブや運転席周りの先進的な設計など最近の日産車としては随分頑張ったんじゃないでしょうか?
    価格設定については標準装備を最低限にして安く見せかける戦略には賛否両論あると思いますが、ユーザーが必要なものだけをオプションで付ければいいので、結果的にはコスパも良くなるのかなと思います。e-POWERの出来や走りに関しては実際試乗してみないとわかりませんね。
    全てにおいて満点なんて思いませんが、今回の新型ノートは先代以上のヒット作になるのではないかという予感はします。
  • これが売れないなら、日本市場は軽視されても仕方ない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0335.0万円

中古車を検索
ノートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0335.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村