ガソリン自動車の誕生から約140年。そして令和の世も7年目を迎えた今。クルマという存在は良くも悪くも大衆化し、今や「クルマによってモテる」などという時代ではなくなった。
しかしそんな今でも、筆者は「クルマそのもの、あるいはドライビング技術によって異性にモテる可能性」は、決してゼロではないと確信している。もちろん、昭和の時代のように「○○○を買えばモテる!」などということはない。だが車種選択あるいはドラテクによって、モテの可能性を1%、いや0.1%でも上げていける可能性は残されているはずなのだ。
本連載では、そんな「モテるドライバー」になるための100の方法を、ひとつずつ真剣に考えていきたい。
記念すべき第1回テーマは「君よ、ドラテクを磨け」というものだ。
……とはいえこれではまったく伝わらないと思うので、説明しよう。
ジェントルな姿勢で運転せよ
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #24|トヨタ 70スープラ エアロトップ
モテるドライバーになるためには「ドラテク」が非常に重要となる。といってもドリフトやヒール&トウ、あるいは「筑波サーキットでのタイムを縮めたい」的なドラテクではなく、「ごく普通の運転操作のすべてを安全に、スムーズに、必要な速度にのったうえで行える」という意味でのドラテクだ。これを完璧に遂行できるようになったとき、貴殿は「モテるドライバー」になる……かどうかはさておき、少なくともモテへの階段を一歩上ることになる。
クルマというのは出庫後、まずは直線を走る機会が多いはずだが、たかが直線と侮ってはいけない。モテるドライバーは細心のペダルワークでもって二次曲線的に速度を上げていき、アクセルペダルを戻したことがわからないぐらいの微妙なタッチで速度を50km/hや100km/hなどに安定させる。そしてまた二次曲線を描くようなニュアンスで減速させていき、最終的にはショックゼロの状態で停止させる。これにより同乗者は、いちいち口にはしないだろうが、心の中で「この人、上手いかも? よくわからないけど、横に乗ってて気持ちいい!」と感じるのだ。
カーブに差し掛かった際も、ただ漫然と曲がるだけではいけない。かといって、クルマ漫画の主人公のようにハードなコーナリングをしてもいけない。ああいうのは漫画とサーキットの中だけの話だ。公道では、あくまでも同一車線内での微妙なアウト・イン・アウトを描くことで、クルマと同乗者の身体の揺れを最小限に抑える。もちろんカーブへ進入する際の減速も二次曲線のグラフを脳内に描きながら行い、クリッピングポイントを過ぎてからの加速も同様に行う。これによっても貴殿はモテへの階段を一歩、いや半歩かもしれないが、上ることになる。
そうこうするうちに、クルマは信号機のない横断歩道に近づくことも多いだろう。そしてそこには、横断歩道を今まさに渡らんとしている歩行者がいる場合も多い。前を走っているドライバーは、そんな歩行者をシカトしてブーンと走り去ってしまったが、貴殿がすべきことは、もうおわかりだろう。停止し、歩行者に横断歩道を渡ってもらうことだ。
交通法規から考えれば当たり前の行動に過ぎないわけだが、これをやらないドライバーも多いなか、貴殿のジェントルな姿勢は高く評価される結果となるだろう。またこの際も、あらかじめ視野を広く持って早めに歩行者の姿と意思を認知し、急ブレーキをかけるのではなくスムーズに停止させることで、モテの可能性はさらに0.5%ほど高まる。
駐車がキマれば夜もキマる
そしてクルマは原理原則として走り続けることはできず、いつかは完全停止することになる。つまりは「駐車」だ。
昭和の時代はハイスピードドライビング技術の有無がモテ/非モテを分けたが、今の時代は「駐車テク」こそが生死を分ける。いや「生死を分ける」は大げさだが、モテに関する勝負どころであることは確かだ。正確に、安全に、しかし速やかな駐車をキメる瞬間こそが、現代のドライバーにとっての晴れ舞台なのだ。とにかく駐車テクは必死に磨かなければならない。そして必死に磨き込んだうえで、実際の現場では「なんでもない感じ」で軽くキメる。これにより、貴殿はモテへの階段を二歩は上ることになるだろう。
とはいえ以上のことは、簡単そうに見えて、実はそれほど簡単でもない。血のにじむような努力──とまではいかないが、まぁある程度真剣な研鑽を経ない限り、これらのことをさらっと行うのは難しいはずだ。
だから君よ、ドラテクの研鑽に励め。そしてそれを自慢するでもなく、あくまでもさらっと、同乗者と社会の安全と快適のために役立てよ。
そうすればきっと、「モテ」などというものは後からついてくるだろう。
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