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【ブログ】耐久マシンが“裸”になっているところを激写/鈴鹿8耐現地情報1回目

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【ブログ】耐久マシンが“裸”になっているところを激写/鈴鹿8耐現地情報1回目

今年も日本最大のバイクレース、鈴鹿8時間耐久ロードレースが鈴鹿サーキットで開幕しました。

真夏の祭典でもある鈴鹿8耐にメカ、ハコ車&スポーツカーマニアの“ヘンタイ”カメラマン、鈴木紳平が現地から気になる情報をお届け。

鈴鹿8耐の新たな予選ラウンド、セパン8時間レースが2019年からEWCに加わる

“ヘンタイ”カメラマンが“裸”になっている耐久仕様のバイクにググッと迫ります。

*  *  *  *  *  *

モータースポーツファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか?

唐突ですが私、“鈴鹿8耐”に来ております。夏のお祭り“鈴鹿8耐”、もちろん真剣勝負の場ではありますがどこかお祭り的な感じもあり。毎年とても良い雰囲気の中取材活動をさせて頂いております。

そんななか編集長からブログをやれと言われ、色々考えた結果、ここは私らしく“メカもの”でお茶を濁したいと思います。

だいぶん適当な事を書いているかもしれませんが関係者の皆様どうかご容赦下さいますようお願い致します。

それでは“2018第41回鈴鹿8耐メカもの編Part1 フレーム編”いってみましょう。

※写真はクリックすると大きく表示されます。



年に数回撮影するバイクレースですが、私2輪のレースマシン大好きです。小さいなかに丁寧な手仕事と美しい部品が詰まっていて見ていて飽きません。カラーリングも綺麗ですし、マシンのシルエットがまた美しい。



ではまずは何となくフレームから見ていきましょう。こちらは21号車 ヤマハ・ファクトリー・レーシングです。私ごときが論評出来ませんがシンプルで無駄が無い感じがします。



こちらはそのヤマハの対抗馬、今年からワークス参戦している33号車レッドブル ・ホンダwith日本郵政のフレームです。こちらも言葉に表せないほど美しいです。



一方こちらはホンダ勢でも世界耐久選手権を戦っている5号車F.C.C TSRホンダ・フランスのフレームです。HRCと比べると付属部品が多いように見受けられます。



こちらはスズキ勢、71号車チームカガヤマUSA。他メーカーと見比べてみて各メーカーのフィロソフィーを推察するのも面白いと思います。


スズキといえばヨシムラ、こちらは ヨシムラスズキMOTUL。全然フレームとは関係ありませんがラヂエーターの保護金網に“ヨシムラ”って書いてるの知ってました?

カワサキ勢のフレームを撮影し忘れて画竜点睛を欠いている感はありますが気を取り直して次に行きます。フレームを何となく見たのでついでにスイングアームも見てみましょう。ここではホンダ勢3チームを比較です。



こちらは111号車ホンダ・エンデュランス・レーシングのスイングアーム。



こちらは 634号車 ムサシRTハルク・プロ。美しい局面です。



こちらは 25号車 ホンダ鈴鹿レーシングチームのスイングアーム。真ん中上の赤い部品はリアサスペンションの別タンクでしょうか。

ちなみにヤマハ、ホンダはリアサスペンションが垂直方向にマウントされています。



カワサキはほぼ水平にマウントされています。この辺は各メーカーの考え方の差でしょうか。


一方こちらは我が道をいくドゥカティ。何でこんなところにマウントしてしまったのでしょうか。



そして私的にとても気になっているのがECUの置き場所です。それなりに大きくて重たく、またケーブルの重さなどがある為、各メーカー搭載場所が少しづつ異なります。こちらはホンダ勢、一番上に搭載されています。



カワサキ勢は縦方向に搭載。



スズキ勢はHRCと同様に一番上に搭載されていますが向きが異なっています。



そしてヤマハ勢です。彼らはECUをカウルの一番後端、リアタイヤの真上部に搭載していると思われます。ECU本体やケーブルの重さなどを考えると少なからず運動性能に影響を及ぼしそうです。

以前気になってヤマハ広報の方に質問したところ“最適な重量配分を模索した結果この位置に決定した”との回答を頂きました。“重いモノはなるべく中心に”からは真逆をいく発想。とても興味をそそられます。



そのヤマハ勢、21号車と7号車YARTヤマハではリア後端のカウルが違っていたりします。こちらは21号車、コネクターが沢山あったり金属製の蓋があったり、この部分を重たくしたいという事でしょうか。前記のECUはこのなかに搭載されていると思われます。



一方こちらは7号車YARTヤマハ、ドライカーボン製のカウルを使用しなるべく軽くしようという意図が感じられます。



もうひとつ私的に気になったのは2号車スズキ・エンデュランス・レーシング・チームのリアカウルを支持するアルミフレームです。

随分とごつく重そうですがアルミの削り出しがカッコイイです。これ、左右が繋がった一体モノだったりするんでしょうか、とても気になります。



こちらは各ワークス勢のリアタイヤを真後ろから撮影していた方です。この角度からの写真から何が分かるのか、こちらもとても気になります。



話は“メカもの”から脱線しますが、現地金曜日、それなりの暑さのなか予選が行われました。

ライダーの方々はもちろん頑張っていらっしゃったと思いますが赤旗連発だった予選、セッション再開の度にピット出口まで走って追っかけ、坂道のホームストレートを走って帰って来たHRCのメカニックの方、大変お疲れ様でございました。



さて“鈴鹿8耐メカもの1回目 フレーム編”、いかがだったでしょうか。ブログ2回目は“燃焼系関連部品編”をお送りしたいと思っております。

それでは皆様ごきげんよう。

どうぞ良い週末をお過ごしください。そしてピエール北川さん、どうぞ御自愛ください。

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