鈴鹿サーキットは11月22日、鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)のスカラシップ最終選考会を実施し、三宅淳詞が同スカラシップを獲得したと発表した。
元F1ドライバーでインディ500王者となった佐藤琢磨をはじめ、現在海外で活躍する福住仁嶺、牧野任祐といったドライバーを輩出しているSRS-F。22日に行われた奨学制度の最終選考会には今年度、SRS-Fでさまざまなカリキュラムを受講してきた澤龍之介、木村偉織、太田格之進、三宅、岡本大地という16~20歳の若き精鋭5名が参加した。
若手育成へ鈴鹿サーキットレーシングスクールが新体制に。琢磨がプリンシパル就任
候補生たちはフリー走行、2度の計測走行ののち、SRS-Fの先輩である2018年FIA-F4シリーズチャンピオン、角田裕殻ら4名のF4ドライバーと、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGTに参戦している野尻智紀とともに2回のセット走行を実施。
一連の実技科目の成績とこれまでに行われてきた選考会の内容が加味された上で、中嶋悟校長率いる講師陣による協議が行われた結果、19歳の三宅が2018年度のSRS-Fスカラシップ獲得者に選ばれることとなった。
地元三重県出身で、今季はSRF-Fの受講と並行して参戦する鈴鹿スーパーFJシリーズで3勝を挙げている三宅は「絶対にスカラシップを取るつもりで挑んできました」とコメント。
「まだまだ足りない部分があるので、今後もしっかり成長していきたいと思います」
「2019年はFIA-F4で必ずチャンピオンを取って翌年ヨーロッパに渡り、数年後にはF1参戦を目指します」と意気込んだ。
そんな三宅は2019年、ホンダの育成ドライバープログラム、Honda・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一員として、FIA-F4シリーズ参戦する予定だ。
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