F1イタリアGPの決勝レースでは、タイトルを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触し、揃ってリタイアに終わるという事件が起きた。レース後の審議の結果、フェルスタッペンはこの事故の責任を問われ、次戦ロシアGPで3グリッド降格のペナルティを受けることになった。
ふたりはサイド・バイ・サイドの状態でターン1に飛び込んだが、続くターン2ではイン側とアウト側のポジション取りが逆転。イン側につけたフェルスタッペンが縁石に弾かれるような格好となり、ハミルトンに接触することとなった。
■「フェルスタッペンがハミルトンに並んだ瞬間は一度もなかった」F1イタリアGPスチュワードが”相討ち”裁定理由を説明
スチュワードは、このバトルのどの時点でも、フェルスタッペンはハミルトンに完全には並べていなかったと判断。フェルスタッペンにはコーナーの主導権があったと主張する権利はなく、自重すべきだったとした。
ハミルトンはこのスチュワードの決定を歓迎。ポジションを激しく争う際に、ドライバーがいつ進路を譲ることを決めなければいけないか、その明確な指針を示したと考えているようだ。
「僕はスチュワードを誇りに思っている」
ハミルトンはそう語った。
「今回のことについてしっかり考えるには、少し時間が必要だと思う。でも今回の判断は、間違いなく前例を作ったと思う」
「厳格なルールが設定された。そういう意味では、ドライバーの安全を前進させるための重要な前例になったと思う」
ハミルトンは今回のことにより、ドライバーたちの過激な行動を”留まらせる”ことができると考えている。
「こういった事例は、学ばなければならない時が来るまで続くことになる。でも、僕にはそういう事件の前例がないんだ」
そうハミルトンは言う。
「結局のところ、こういったことが許されてしまうと、今後も同じようなことが繰り返されてしまう」
「僕らは全員、レーシングドライバーなんだ。常にギリギリのところで戦っている」
「イン側を走っている時には、今も、そして過去のドライバーも、自分のポジションを守ろうとする」
「もちろん、ホイール・トゥ・ホイールの状態でコーナーに入っていって、外側にいるマシンが並んでいて少し前にいる時には、譲歩してスペースを与える必要がある。前にいるドライバーにコーナーの優先権があり、もう一方のドライバーは譲歩しなければいけないんだ」
ハミルトンはさらに次のように付け加えた。
「こういうことを間違いなく調査し、正しい決定が下されていることを確認する必要があると思う。誰かが怪我をするのを見たくはない。もっと良い手順を導入することができれば、将来にはこういったことをもっと回避できるようになるかもしれない」
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みんなのコメント
偉そうなことを言える立場じゃない。
チキンなチャンピオン殿