女子だけ参加が許される「スリーボンドマドンナカート」が開催され、当日は、カート初心者女子が数多く参加した。(Motor Magazine 2021年1月号より)
AT限定免許でも参加オーケー
女子だけのカートイベント「Madonna KART(マドンナカート)」が11月1日(日)に新東京サーキット(千葉県市原市)で開催されると聞き取材に出かけた。当日は快晴、絶好のカート日和のもと26チーム69名が参加した。
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ちなみに募集は24チームだったが、すぐに枠が埋まったと主催者は言う。参加者全員が「ThreeBond」のロゴが入ったお揃いのピンクのTシャツを身につけた会場は、とても華やかな雰囲気に包まれていた。
ところでこのイベントは、初めてカートに乗る人大歓迎、満20歳以上の女性でなおかつ安全に楽しくモータースポーツを楽しく、そして完走を目指す、というイベント趣旨を理解した人たちを対象とし、1チーム2 ~3名で戦うチーム戦で60分間の耐久形式である。できるかぎりモータースポーツの敷居を下げるためレンタルカートを使用し、AT限定免許があれば参加できるという。
ビギナー向けレッスンが走行前に開催されるなど参加のサポートも充実している。初めてカートに乗る人や久しぶりにカートを運転する人を対象に操作方法やサーキットのルール、フラッグの説明なども行われるので安心だ。
会場でスリーボンドのレーシングスーツを着た、いかにも速そうなチームの女子たちに話を聞いた。チーム名は「Bond Girl(ボンドガール)」だ。聞けばスリーボンド社内の女子社員のチームだという。全員がカート経験が浅く、このイベントの主旨にもあるまさしく初心者なのだ。レース前は、少し緊張していたのかもしれないが話しているとそんな雰囲気は見られずみんなとても楽しそうだ。
ボンドガールの1stドライバー、渡辺春香さんはカート経験3回目、2ndドライバーの金田順子さんは2回目、そして3rdドライバーの鴻上ひかるさんは、なんと初めてカートに乗るという。それでもホームストレートではチームに手を振ったりピットサインに笑顔で応えたりと余裕まで見せていた。
そして慎重なレース運びで見事に完走。全員がエンジョイカート!を合い言葉に、このイベントを大いに楽しんだようだ。レース終了後に話を聞くと「絶対、明日は筋肉痛です(笑)」と全員が終始笑顔だったことがとても印象的だった。レース全体も、和やかな雰囲気の中でスタート。最初はあちらこちらのコーナーでスピンも見られたが、次第にみんな慣れていったようで全チームが順調に周回を重ね、無事に60分が終了した。
「今回のマドンナカートイベントは初めての試みだったのだがとても好評だったため、今後も開催を検討したい」と主催したKRPの代表河本氏は言う。興味のある女子はWebサイトをチェックしておきたい。(文:千葉知充)
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