BMW M2 CS
M2コンペティションの上をいく性能
BMW M2に最強の「CS」を追加! サーキットのために鍛え抜いた軽量コンパクトクーペ
BMW M GmbHはコンパクトクーペ「M2」に、トップエンドの性能を与えた特別限定モデル「M2 CS」を追加すると発表した。
「CS」は、究極のサーキット走行を目指すハードコア仕様のMモデルに特別に冠される名前。かつてF82系M4クーペ、F80系M3セダンにも設定され、エンスージアストの絶賛を浴びた。今回CSのバッジを与えられたのは、Mモデルの最小クーペ「M2」。全長4.4mのコンパクトな高剛性クーペボディをもつM2を基本とするだけに、サーキットで抜群のパフォーマンスを発揮するポテンシャルが十二分にある。
M2 CSは、2シリーズクーペの頂点に立つ高性能モデル「M2コンペティション」がベース。サーキットにおける絶対的なパフォーマンスと、日常での過不足ない使い勝手の両立を目指して開発された。欧州での販売価格は9万5000ユーロ(約1146万円)からという設定。
プラス40hpで0-100km/h加速は4秒ジャスト
パワーユニットは、3.0リッター直列6気筒ツインターボガソリンエンジン。最高出力は450hp/6250rpm、最大トルクが550Nm/2350~5500rpmで、M2コンペティション比で出力が40hpアップしている。オプションの7速DCTを選んだ場合、0-100km/h加速は4秒ジャスト、6速MTの場合は4.2秒を記録。M2コンペティション比でいずれも0.2秒タイムを短縮した。M ドライバーズ パッケージを選択した場合、最高速度は280km/hに達する。
M2コンペティションからのさらなる軽量化を実現するべく、あらゆる施策を投入。ボンネットとルーフはCFRP製となり、前者の重量はおよそ半分まで軽減したという。ルーフはサンドイッチ構造を採用して遮音性を高めるとともに、ボディ剛性の向上に一役買っている。もちろんルーフとボンネットという上物の軽量化は低重心化にも貢献する。
フロント及びリヤディフューザー、トランクリッド上のガーニーフラップもすべてカーボンファイバー製。レーシングカーの空力パーツに着想したこれらのエアロパーツによってM2 CSのダウンフォースは向上し、ボディ周辺や下部の空気の流れも整えられた。さらにドアミラーキャップにもCFRPを使用している。
アダプティブMサスペンションを標準装備
19インチの鍛造ホイールも軽量化を前提にしたデザイン。フロントで9kg、リヤで10kg近くの重量を軽減している。タイヤはミシュラン パイロット スポーツ カップ 2を採用し、フロントが245/35ZR19、リヤに265/35ZR19サイズを装着する。テールにはステンレススチール製の4本出しパイプを装着した。
足まわりには、M4に搭載しているアダプティブMサスペンションを標準で装着。ダンパーの減衰力をコンフォート/スポーツ/スポーツ+の3段階で調整でき、サーキット走行時にはスポーツ+を選択すればボディの動きを最小限に抑え込んでダイナミック性能を最大限まで引き上げる。リヤアクスルの軽量スチール製サブフレームにはラバーマウントを用いずボディへ直接連結することで、さらなるスタビリティを確保した。
DSCも専用のセッティングとし、さらにアクティブMディファレンシャルを装着することで精密なハンドリングを実現した。舵角やスロットル量、ブレーキ圧、エンジントルク、ホイールの回転スピード、ヨーレートなどから換算し、電子制御多板クラッチにより後輪左右輪間のロック率を0-100%の間で制御。わずか150ミリ秒で2500Nmという最大のロッキングトルクを発生する。
M2 CSベースのレースモデルも出現
Mスポーツ ブレーキも標準装備。フロントが6ピストン固定、リヤは4ピストン固定で、ディスク径もM2コンペティション(前380/後370mm)より大きい前400/後380mmとなる。サーキット走行を想定し、オプションでより軽量なMカーボン セラミックブレーキを選ぶこともできる。
また、サーキット走行時の強力な横Gを考慮してオイルサンプはカバーを追加し偏りを防ぐ構造としている。複数のスカベンジポンプも採用するなど安定したオイル供給を実現した。
M2 CSはサーキットモデル「M2 CS レーシング」のベース車両でもある。M4 GT4で培った技術を投入して鍛え上げられるM2 CS レーシングは、2020年シーズンからカスタマーレーシングのエントリーモデルとして数々のサーキットに登場するだろう。
M2 CSの国内価格は未発表。日本への導入は2020年夏を予定しており、全国限定60台のみの販売となる。
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