グレシーニのフェルミン・アルデゲルは2025年にMotoGPクラスデビューを果たした新人だが、既に2027年のドゥカティファクトリーチーム昇格を狙っている。
アルデゲルは今季MotoGPデビューを果たしたルーキーではあるものの、既に第6戦フランスGPで3位表彰台を獲得。開幕から徐々に競争力を高めてきたが、今のMotoGPの競争の激しさを考えると、非常に印象深いモノだ。
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motorsport.comスペイン版のポッドキャストに出演したアルデゲルは、初表彰台を信じられないものだと語っている。
「もし今年初めにMotoGPクラス6戦目で僕が表彰台を獲得できるだなんて誰かに言われていたとしたら、『寝言は寝て言え』と返していただろうね」
アルデゲルは2024年の3月という早い時期にドゥカティと契約して最高峰クラスへの昇格が決定。Moto2での活躍に加え、ドゥカティとの直接契約であることや、2年+2年のオプション付き契約といったこともあり、注目の存在となってきた。
契約期間前半の2年はアルデゲルにとって安心感を与えてくれるものでもあるが、同時に彼に対して次の節目となる2027年にファクトリーチームに昇格するという明確な目標も与えている。
アルデゲルもそれを目指していると公言した。
「サテライトチームで走る全てのルーキーライダーの目標は、ファクトリーチームに昇格することだ。僕はドゥカティと直で契約できているのは幸運だよ」
「今年はファクトリーライダーとほとんど同じバイクを使うことができるんだ。僕の年齢や契約を考えると、他のライダーよりもちょっとだけどアドバンテージがある」
「僕は2+2の4年契約を結んでいる。良い結果を出すことができれば、2027年にファクトリーチームへの昇格が決まるはずだ。どうなるかはわからないけど、それが計画なんだ」
アルデゲルのパフォーマンスは開幕直後こそ同期の新人、小椋藍(トラックハウス)の好走もあり目立つものではなかったが、すぐに進歩を示してきた。第3戦アメリカズGPでは4番手走行中にクラッシュ、第5戦カタールGPでは勝利を収めたマルク・マルケス(ドゥカティ)からわずか7秒差の5位、そしてフランスGPでは前述のように3位表彰台……新人にもかかわらずランキング8番手につけている。
そうした現状の走りにはドゥカティ側も満足しているという。
「ドゥカティはかなり満足してくれている。彼らもこんなに早く表彰台を獲得するとは思っていなかっただろう」とアルデゲルは言う。
そしてアルデゲルの好結果には、チームメイトのアレックス・マルケスと非常に良い関係を築いていることも影響している。通常はチームメイトこそが1番のライバルだが、新人に対してアレックス・マルケスは非常にフェアな動きをとってくれているという。
「アレックスは信じられないほど、僕に開かれたチャンスを与えてくれているんだ。彼の人柄を考えれば当然なのかもしれないけど、思っていたよりもはるかに凄かった」
「ある時、彼は使うタイヤを変えると考えを改めたとき、で僕の部屋に来て、そのことを伝えてくれたんだ。彼が欺こうとしているとは思わないようにね。彼はアンダースーツを半分着た状態だったんだ」
初表彰台を達成したアルデゲルが次に目指しているのは、当然初優勝だ。モチベーション高く結果を目指す彼は、勝利は可能な目標だと捉えているが、焦るつもりはないと語った。
「今は本当に調子が良いし、(MotoGPクラス)1年目でレース勝利が可能だと信じている。起こるときには起こるよ」
「サーキットによっては僕にとって合っているところもあれば、そうでないところもある。もちろんシルバーストンはMoto2で初優勝した場所だし、勝てればいいね。でも、勝ちを焦って狂うつもりはない」
なおアルデゲルが第7戦イギリスGPで勝利した場合、彼は喜び過ぎて狂ったようになってしまうかもしれない。なぜならその場合、マルク・マルケスが持つ最高峰クラスの最年少優勝記録(20歳63日)を更新(20歳50日)することになるからだ。
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みんなのコメント
因みに小椋選手はルーキーながらアプリリア最上位です。これの方が凄い気がする。
850になった時に戦闘力が均衡するかもしれないからその時が本当の真価が問われる。