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GTA坂東代表が今季初会見で第2戦の2デー開催を明言。第5戦以降の観客動員の可能性と運営指針

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GTA坂東代表が今季初会見で第2戦の2デー開催を明言。第5戦以降の観客動員の可能性と運営指針

 スーパーGT第1戦富士スピードウェイで2020年シーズンに入ってから初めて坂東正明GTA代表の会見が行われ、新型コロナの影響下でのスーパーGT開催、そして今後のスケジュールや観客動員の可能性に付いて言及した。

「なんとか開幕を迎えられることになって、プレスのみなさんにも制限を受けて頂いたなかで開催を実現できた。この先も不安は残るが、現状の段取りをくみながらここまでこれたことに非常に感謝している。今回、サーキット、医療団体等、今回1350人くらいのチーム関係者、オーガナイザーとオフィシャルが350人、約1700名が富士スピードウェイへ来ている。みなさんの協力のもと、問診、検診、検温を続けてコロナ禍のなかで開幕戦を迎えられることに感謝している」と冒頭に述べた坂東代表。

スーパーGT坂東代表がインタビューで語るコロナ禍8戦開催の決意。衰退傾向のDTMとの将来ビジョン

 天候によるセッションの延長などがあったものの、開幕戦はここまでは大きなアクシデントがなく開催されているが、第2戦以降、特に第4戦までの無観客開催が発表されているなか、第5戦以降の観客動員などについてはどのようなロードマップ、基準で考えているのか。

「今回の状況で1700人が2週間前から問診、検診、検温をしていてひとつずつ積み上げてここまで来ている。これが確実にできたならば、今後サポートレース、スポンサー各位に入場してもらう状況をひとつずつ作っていく。サーキットで何人までが管理下におけるか。オーガナイザー、オフィシャル、オーガナイザーのスポンサー等、そこのコントロールを管理下におけた上で、お客さんをどうスタンドに招き入れるか。そのために富士で公式テストを行い、今回の開幕戦が開催できた」

「今回がいちばん厳しい状況で、ワンデーで行ったが、8月はツーデ−にする。金曜から入って、後半のサポートレースのやり方などを今後考え、その様子を鈴鹿、その後もてぎに見てもらいやっていきたい。前半の4戦は無観客での開催でコントロールがどこまでできるかを見ていきながら、10月からの後半戦に向けて、お客さんを入れられる状況をひとつずつ確認しながらやっていきたい」

 次回、8月に開催される第2戦の富士では2デー開催、つまり、昨年と同様の土曜日に予選を開催する方向で進めていることを明らかにした坂東代表。今後の富士で行われる今季4戦についてもレース距離をすべて300kmに制限するわけではないようで、300km以外のレースの可能性もあるという。さらに、サポートレースのFIA-F4についても後半戦の開催予定を明かにした。

「今の段階で、後半5~8戦で3レースずつ、全12レースを予定している。FIAからは5大会15レース以上でスーパーライセンスポイントが付与されるが、今はJAFを通じて、ライセンスポイントについて世界情勢を加味してポイントの付与をお願いしたいと申請している。2大会減る部分で、現行のスポンサーやサプライヤーにお願いして、エントリーフィーなどについても話し合っている」

 また、今年導入されたGT500のクラス1規定だが、気になるのはドイツの状況。DTMドイツ・ツーリングカー選手権では今季、アウディがシリーズ参戦を撤退し、BMWの1メーカーによる開催となってしまった。スーパーGTのGT500クラスとは昨年、ドイツのホッケンハイム、そして11月には富士スピードウェイでレース、交流戦でコラボしており、今後のビジョンを共有していただけにスーパーGTに大きな打撃となる。

「非常に難しい質問だ。ITR(DTMの運営団体)とは昨年の交流戦で協力してもらいやれ、世界的にも大きなことができたと自分たちも自負しているし、ひとつ前に進められた。ITRも今、新型コロナウイルスの環境のなかでドイツも大変なことになっていて、アウディ撤退とともに、今後の交流戦についてはまだ話し合いもできていない状況だ」

「ITRと作り上げたクラス1規定は技術規則なので、この規定に則ったものでGT500のレギュレーションは今後も継続して行っていく。一緒に目的をもってやっていくことは本来イベントとして組み上がるのがベストだが、現状イベントとしては厳しくなっている。ただ技術規則はこのまま遂行していく。きちんと前を向いて進めていくのは変わらないし、パートナーシップも今年末にも話し合い、継続して協力し合えるところでやっていきたい」

 国内モータースポーツの先陣を切る形でスーパーGTが開幕を迎えたが、まずはスーパーGTというカテゴリーの継続開催ができる形を優先したい意向を最後に明らかにした。

「いま置かれているポジションのなかで、モータースポーツのイベントをどう続けて行くかをみんなで考えて先に進めようと思っている。まず我々が1350人のチーム関係者とともに8戦行い、チームのスポンサー等含めてこの場のみんながどう乗り切れるかを考えている」

「正直言って、GTAとしては8戦やるとイベントだけの収入としては赤字になる。でもチーム、メーカー、サーキットがみんなが協力して乗り切って、みんなのモータースポーツの確固としたかたちができると思っている。他の団体がどう考えているかはわからないし、GTAを見本としろという気もない。みんながどうやって日本のモータースポーツの中長期を考えてビジネスとして作り上げられるか。我々がここを乗り切ることで、そういう形が少しでも見えたら幸せだと思っている」

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