フェラーリのシャルル・ルクレールは、ポール・リカール・サーキットで開催されているF1第7戦フランスGPの予選を7番手で終えた。しかし、ペースに苦しんだ予選Q1、Q2を「悲惨だった」と語り、苦しんだ原因はマシンではなく自分自身にあると考えている。
ルクレールは、母国の第5戦モナコGPとそれに続く第6戦アゼルバイジャンGPの市街地サーキットではポールポジションを獲得したが、常設サーキットでフェラーリが上位争いに加わる可能性を否定していた。
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ルクレールは土曜日の予選Q1から苦しみ、Q1を12番手で突破。Q2では9番手でQ3進出するも、予選中も苦戦を無線で訴えるシーンが見受けられた。
最終的に、今季からチームに加入したカルロス・サインツJr.がメルセデス勢、レッドブル・ホンダ勢の後方5番手を獲得した一方、所属3年目のルクレールはサインツから0.147秒落ちの7番手で予選を終えた。
予選終了後、ルクレールは苦戦の理由はマシンではなく自分自身にあると説明し、問題を回避するためにマシンへのアプローチを調整していると語った。
「週末を通じて少しフロントの問題に悩まされていて、限界までアタックすることが出来なかった」とルクレールは言う。
「でも、正直に言うと、マシンよりも僕自身に問題がある。僕もカルロスも抱えていた問題で、カルロスはその問題にうまく対処してアタックできていたけど、僕は予選でそれに苦しめられた」
「これは自分自身の問題だから、マシンを助けられるように、僕のドライビングで何が出来るかを予選後の分析で理解したいと思っている」
「予選Q3のラストラップには、実際とても満足しているんだ。その前のは悲惨だったからね。僕は(上位から)とても、とても離されていた」
「予選Q3では、少しタイムを改善できた。十分ではなかったけど、少しは良くなったよ」
一方、サインツJr.も、フロントタイヤに少し苦労していたと語り、最適なタイヤ温度を保つことが難しかったと考えている。
「みんなと同様に、僕らは少し柔らか過ぎるフロントタイヤに苦戦していた」とサインツJr.は言う。
「タイヤがピークの状態で走ることが難しいんだ。とても簡単にオーバーヒートしてしまう。(タイヤ温度を)保つように頑張っていたけど、同じもの(問題)に悩まされ続けていた。簡単ではないよ」
「今日は、全てのタイヤコンパウンドや予選中に変わる風向きにどう対応し、どう変えるかを重要視していて、そしたら突然良いラップタイムが出たんだ」
サインツJr.は予選5番手を獲得し、ルクレールを予選で上回ったのは今季2度目となった。彼は、ここ数戦の予選では赤旗による影響によって、上位グリッドを獲得する機会が失われたことに不満を抱いていたため、フランスGP予選が比較的クリーンなセッションになったことを嬉しく思っている。
「マシンのポテンシャルを最大限に引き出すアタックができずに、悔しさが残る予選が2、3回続いたから、今日はちょっとした助けになったと言えるね」とサインツJr.は語る。
「ここ(フランスGP)へやってきて、僕はクリーンな予選を求めていた。問題や赤旗がなく、予選Q2やQ3では力強いラップを2、3周刻むこと。今日はそれが実現できた」
「予選Q1、ミディアムタイヤでの予選Q2、そして予選Q3と、ずっととても良いラップを重ねられた。ここ2、3回の予選で悔しい思いをしていたから、少し安心したよ」
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