現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 「新車から15年以上をかけて実力を高めてきたランエボ7富士攻略機!」名チューナーの技とオーナーの愛情がほとばしるメイキングは必見だ!

ここから本文です

「新車から15年以上をかけて実力を高めてきたランエボ7富士攻略機!」名チューナーの技とオーナーの愛情がほとばしるメイキングは必見だ!

掲載 更新
「新車から15年以上をかけて実力を高めてきたランエボ7富士攻略機!」名チューナーの技とオーナーの愛情がほとばしるメイキングは必見だ!

心臓部はMIVEC付き4G63ベースで580馬力まで増強

Gフォースのノウハウが注ぎ込まれた富士アタック仕様

「新車から15年以上をかけて実力を高めてきたランエボ7富士攻略機!」名チューナーの技とオーナーの愛情がほとばしるメイキングは必見だ!

ランサーエボリューションのチューニングシーンで、常に先頭を走り続けているGフォース。バリス製エアロを装着した美しいブルーのランエボ7は、そんな同社のノウハウが注ぎ込まれた1台。

新車で購入してから15年以上乗り続けているオーナーカーで、富士スピードウェイでのタイムアタック専用車として2011年に大幅な見直しを決行。パワーユニットを中心に戦闘力の増強が行なわれたのだ。

当初のエンジンはHKS2.3LキットにVカムという仕様であったが、さらなるタイムアップを目指してエンジンをランエボ9用のMIVEC(可変バルタイ機構)が搭載された4G63へと変更。東名パワード製の鍛造H断面コンロッドやハイカム(IN264度 EX272度)を組み込み、ギャレットGTX3076Rタービンをセット。これにより、最大ブースト圧2.0キロで580psを発揮するハイスペックへと進化した。

このタービンチョイスは、軸受けがボールベアリング式でレスポンスが良く、最大パワーもキッチリと稼げるから。排気バイパスはウエストゲート式、4-2集合方式のワンオフエキマニを介してエンジンにセットしている。

排気環境は、フロントパイプからエンドまで80φのGフォース砲弾型チタンマフラーを装備。排気効率はもちろん音質にも拘った逸品だ。

トランク内にはコレクタータンクを装備。燃料ポンプは吐出量255l/hの2基掛けで、駆動電圧の安定化を図るためにカーオーディオ用のコンデンサーを追加しているのがポイントだ。

大パワーを支える駆動系チューンにも抜かりはなし。ミッションは純正5速MTのままだが、各ギヤにWPC処理を施して強度を向上させている。また、AYCを廃止して機械式の1ウェイタイプLSDを装着。ファイナルは富士に合わせて4.1を組んでいる。

足元を飾るホイール&タイヤは、前後11JのワイドなボルクレーシングTE37と、295幅のアドバンA052という組み合わせ。ブレーキはAPレーシングのキャリパーに2ピースタイプの大径ローターで大パワーを受け止めている。

室内は、アンダーコートが剥がされたフロアやロールケージなどのレーシングテイストと、ナビモニターや携帯ホルダーなどの街乗り装備が混在する独特な仕上がりだ。インパネまわりには様々なコントローラーやメーター類が整然とならぶ。

すでに、オーナードライブで富士1分49秒6を記録(取材時)している俊足っぷりなのだが、峠で試乗した山田英二選手も「非常に良くできたマシン。エンジンは7500rpmまでレスポンスよく吹け上がるし、パワー感も申し分ない。そしてそのパワーを受け止める足まわりのセッティングが絶妙で、ランエボならではの挙動は生かしながら、バンピーな路面にもしっかりと追従して走る」と大絶賛。

オーナーが愛情をかけながら育成中のランエボ7、名チューナーとの二人三脚で富士スピードウェイへと挑む日々はこれからも続く。(OPTION 2016年12月号より抜粋)

スペック

■エンジン:4G63(580ps/60kgm) Gフォース マフラー/東名パワード H断面コンロッド、カム(IN264度 EX272度)/HKS 2層インタークーラー、EVC6、F-CON Vプロ/GCG GTX3076Rタービン/ハイパーチューン インマニ/DRL 2層ラジエター ■ドライブトレイン:エクセディ カーボンクラッチ/クスコ LSD ■サスペンション:オーリンズ 車高調(F20kg/mm R20kg/mm)/クスコ スタビライザー ■ブレーキ:apキャリパー+2ピースローター(F4ポット+362mm R2ポット+300mm) ■タイヤ:ヨコハマ アドバンA052(295/35R18) ■ホイール:ボルクレーシングTE37(11J×18) ■インテリア:Gフォース 6点式ロールケージ/レカロ シート ■エクステリア:バリス エアロキット(フロント、サイド、リヤワイドフェンダー)/ボルテックス リヤウイング

●取材協力:Gフォース 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷2-39-68 TEL:045-716-8013

こんな記事も読まれています

インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
AUTOSPORT web
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
ベストカーWeb
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
AUTOSPORT web
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
AUTOSPORT web
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
ベストカーWeb
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
Auto Messe Web
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
カー・アンド・ドライバー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
グーネット
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
グーネット
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
グーネット
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
グーネット
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
月刊自家用車WEB
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
AUTOSPORT web
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
AUTOCAR JAPAN
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
Auto Messe Web
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
グーネット
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
くるまのニュース
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

324.5540.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

99.0998.0万円

中古車を検索
ランサーエボリューションの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

324.5540.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

99.0998.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村