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アウディ 全長5.5mの大型SUVコンセプト「アーバンスフィア」公開 移動型オフィスにも

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アウディ 全長5.5mの大型SUVコンセプト「アーバンスフィア」公開 移動型オフィスにも

アウディ最大の全長5.5m 大型SUVコンセプト

アウディは、次世代の自動運転EVを示すコンセプトカー、「アーバンスフィア」の全貌を明らかにした。

【画像】アウディ・アーバンスフィア・コンセプト【先のコンセプトカー2台と写真で比較する】 全53枚

スポーツモデルの「スカイスフィア」、セダンの「グランドスフィア」に続く、コンセプトシリーズの3台目にあたる。大型SUVのアーバンスフィアは、先の2台と同様に、レベル4の自動運転機能を中心に設計されている。

グランドスフィアと同じPPEプラットフォームを採用し、サイズは全長5510mm、全幅2010mm、全高1780mm、ホイールベース3400mm。2019年に公開したクロスオーバーのコンセプト「AI:ME」より大幅にサイズアップしている。

アウディにとって、これまでで最大の車両だ。現在販売している最大のモデルはQ7だが、全長5065mm、ホイールベース2995mmと明らかな体格差がある。

インテリアを中心としたデザイン 回転型シートも

フロントには、従来のグリルの代わりに八角形のバイザーが配置され、LEDの「デジタルライトサーフェス」を構成している。リアも同様に長方形のレイアウトとなっている。

アウディによると、アーバンスフィアは特に中国市場をターゲットとしたメガシティを念頭に置いて設計されたという。デザイン自体は、北京のデザインスタジオとの「共創」アプローチにより、都市に住む人々の「ヒューマンニーズ」を考慮して形作られた。

その結果、自動車デザインに対する「全く新しいアプローチ」が生まれたと、アウディは述べている。

「これは、内側からデザインされたクルマです。インテリアには、このようなクルマにお客様が求める要件を取り込みました。それが開発作業の中心でした」

フロントとリアにカウンターヒンジ式のドア(観音開き)を採用し、Bピラーレスとなっている。車内に乗り込む際は、シートが外側に回転して乗降しやすくなり、地面には「光のレッドカーペット」が投影される。ラウンジや移動型オフィスとしても機能するほか、渋滞時は第3の生活空間として活用できるとしている。

アウディによると、アーバンスフィアで使用されている材料の多くは、持続可能な資源から調達されているとのこと。インテリアの木材は製造拠点の近隣から調達し、シートには再生ポリアミドを使用している。

自動運転車の理念に基づき、ステアリングホイールやドライバーペダル、ダッシュボードはすべて、自動運転機能使用時に隠すことができる。アウディによると、レベル4の自動運転機能には、ディナーの予約やオンラインショッピングのほか、自宅への送迎、駐車スペースの検索、バッテリーの充電などが含まれるという。

2列の2人掛けシートを備え、各シートは回転してドライバーと同乗者の共同スペースを形成することが可能だ。ヘッドレストにはスピーカーが設置され、プライバシースクリーンも装備されている。

天井に備わった透明の有機ELスクリーン「シネマスクリーン」は、映画鑑賞やビデオ会議に利用することができる。また、ストレス検知技術、音声分析、顔面スキャンにより、乗員の気持ちを計算し、リラックスする方法を提案するという。

優れた快適性 中国の大都市向けに開発

パワートレインは、前後に2基の電気モーターを搭載し、合計出力400ps、最大トルク70kg-mを発生する。

後輪操舵システム、24インチホイール、アダプティブエアサスペンションを装備しており、アウディによると「都市部の高速道路だけでなく、凹凸が多い繁華街のアスファルトでも、動きが目立たない優れた快適性」を実現しているとのこと。

電力は120kWhのバッテリーから供給され、最大718kmの航続距離を実現する。最大270kWの充電に対応し、5%から80%まで25分以内に充電できるという。

アーバンスフィアは中国の巨大都市をターゲットにしているが、アウディは、世界のどこでも使えるように設計されていると述べている。

アウディのブランド&コミュニケーション戦略の責任者、Sike Guse氏は次のように語っている。

「開発は、アジアの大都市に特化したものでしたが、世界の他の大都市にも応用できるコンセプトだと考えています」

「欧州のデザインと大差はないでしょう。わたし達が主張したいのは、世界のどこでも通用するクルマでなければならないということです。最終的な要素や細かいチューニングは、少し中国市場向けに行われています」

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