去る11月11日、今年で11回目となる「エキサイティングポルシェミーティング 2018(EXCITING PORSCHE MEETING/略称:EPM)」の取材に行ってまいりました。すっかり秋のポルシェのイベントとして定着したようで、キャンセル待ちが出るほどの人気です。
エキサイティングポルシェミーティングの取材は、CL CARSとしても今年で5回目。2014年は曇り、2015年は雨、2016年と2017年は晴れ。今年も見事な秋晴れとなりました!1奇しくも、1並び(11th 11月11日開催)となった今回のエキサイティングポルシェミーティング。ナローから991、ボクスター/ケイマン、914、924、944、968、そしてRUFに至るまで、 少なくとも150台近いエントリーがあった模様です。
見事な秋晴れが10周年を祝福。エキサイティングポルシェミーティング2017
横浜赤レンガ倉庫を埋め尽くした150台近いポルシェ。晴天に恵まれた日曜日ということもあり、多くの観光客が現地を訪れていました。赤レンガを埋め尽くしたポルシェを見て驚いた人、記念写真を撮る人、オーナーに話し掛けてクルマ談義に華を咲かせる人、オーナー同士が談笑する光景もあちこちで見られ、思い思いに秋の休日を楽しんでいる姿が印象的でした。
150台近いエントリーカーをすべてご紹介したいところですが、泣く泣く割愛して気になったポルシェをご紹介いたします。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(911/ナロー)編
いわゆる「ナローポルシェ」が参加すると、ポルシェのイベントもグッと華やかになります。オリジナル度の高い個体から、往年のレーシングカーをモチーフに造りあげたスペシャルマシンまで。さまざまな「ナローポルシェ」が集結。普段、これほどの台数が同じ場所に集まる光景が観られるのは、ポルシェオーナーともいえどもレアなこと。会場内でも常に多くのギャラリーの注目を集めていました。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(930)編
カレラ&ターボを問わず、さまざまな個体がエキサイティングポルシェミーティングに集結。オリジナルか、徹底的にモディファイされているかの方向性がはっきり分かれた感のある930。いまや、最終モデルの1989年式であっても生産終了から来年で30年。ほとんどの個体が30年以上前に造られたクルマであるにも関わらず、存在感はまったく色褪せていないことを実感しました。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(964)編
モディファイされた個体が多かった印象の964。日本におけるポルシェに対する考え方が多様化していることを実感します。964といえばMTが人気ですが、ティプトロニック仕様を購入して自分好みに仕上げるのもありかもしれません。モディファイの方向性を模索している人にとっても、エキサイティングポルシェミーティングは自分の好みや方向性を探るうえで絶好の機会となっているようです。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(993)編
他のモデルに比べて、比較的大人しめ(?)な個体が多かった感のある993。生産終了から20年以上経過した現在でも、空冷エンジンを搭載した最後の911の人気は根強いものがあります。それだけに、長年高値安定の相場を維持していることが功を奏しているのか、大切に乗られた個体が多かったのも印象的でした。今年はGT2やタルガなど、レアな個体がエントリーしており、外国人のギャラリーが熱心にチェックしていました。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(996)編
各モデルがエントリーするなか、今回もっとも熱量があった感のある996。モディファイされているクルマは、もはやベース車輌が分からないほど別モノへと変貌を遂げている個体もありました。911のなかでは比較的リーズナブルな相場を形成しているからなのか、若い世代のオーナーさんを見掛けたことも印象的。来年はさらにバラエティに富んだ996がエントリーするのでしょうか。いまから楽しみです。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(997)編
997も、例年以上にモディファイされた個体が多かった印象。GT3やGT3RS、ターボSなどのスペシャルなモデルが多数エントリーしていたのもこのモデルの特徴かもしれません。最初の911として996や997を選ぶオーナーさんが増えつつあるようですし、これから日本独自の進化を遂げ、さらに海外のポルシェフリークから注目されるようなハイセンスな1台が生まれる可能性を秘めているモデルかもしれません。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ911(991)編
間もなく次期モデルと噂されている992型(仮)にバトンタッチする991。今年のエントリー台数は少なめでした。前年同様、オリジナルプラスαのモディファイが施された個体が多かったようです。後期モデルからは全車ターボエンジンとなり、早くもNAエンジンを搭載した前期モデルのカレラ系の中古車は人気がある模様。空冷エンジン時代の993のような存在となっていくのでしょうか。
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェ914/924/944/968編
914、924、944、968の各モデルもエントリー。911系だけでなく、エキサイティングポルシェミーティングにはこれらのモデルの存在が欠かせません。何より、914のエントリーに心躍った人もいたはず。しかし、今年も928系の参加車輌が1台もなかったのが残念でなりません。とはいえ、街中で見掛けることもありますし、928オーナーさん、来年こそはエントリーをお待ちしております!
エキサイティングポルシェミーティング2018:ポルシェボクスター&ケイマン編
若い世代のオーナーさんが多かった印象のボクスター&ケイマン。かつての914や924、944のように、ボクスター&ケイマンでポルシェオーナーデビューを果たし、やがて911へとステップアップしていくのでしょうか?それとも、ボクスター&ケイマンならではの世界観を追求していくのでしょうか。911よりも自由な解釈でモディファイが楽しめそうなボクスター&ケイマンだけに、来年以降はさらにバラエティに富んだエントリーを期待したいところです。
エキサイティングポルシェミーティング2018:RUF編
日本はもちろん、世界でもRUFコンプリートカーがここまで一堂に会する場は少ないでしょう。エキサイティングポルシェミーティングは、RUFコンプリートカーを間近で観られる貴重な機会でもあるのです。なかには、目の前でRUFコンプリートカーを観るために、遠方から駆けつけるマニアもいるとか。オーナーさんがクルマの近くにいれば、RUFに関する生の声を聞くこともできるかもしれません。
エキサイティングポルシェミーティング2018:会場内の様子
年々、外国人のギャラリーが増えつつあることを実感することとなった今年のエキサイティングポルシェミーティング。ここ数年で海外に流出してしまった個体もあるようですが、まだまだ日本にはレアなポルシェがたくさんあります。ポルシェがたどってきた歴史、各モデルの系譜が間近で観られることも、エキサイティングポルシェミーティングの魅力のひとつです。
横浜赤レンガ倉庫には、多くの観光客が訪れます。そこへ150台近いポルシェが早朝に会場入りし、観光客の目を楽しませ、夕暮れ時に一斉に帰宅していく姿は圧巻でした。
来年は新元号最初の年に開かれるエキサイティングポルシェミーティングとなります。新型の911も間もなく発表されます。最近、イベントや有志で集まっているオフ会などでエンジンの空ぶかしを行い、せっかくの集まりが台無しになるだけでなく、終了に追い込まれるケースもあるようです。このイベントが今後も継続して開催されるために、参加者がマナーを守り、気持ちの良いイベントにしていきたいものです。
来年の開催がいまからとても楽しみです。
[ライター・撮影/江上透]
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