MotoGPはメーカーに対する優遇措置を定めたコンセッション制度の、2026年前半戦を終えた時点での新たなランク付けを更新。ドゥカティが初めてAランクから降格することになった。
2024年に導入された現行のコンセッション制度では、シーズン中盤とシーズン終了時の年2回、過去1年間の各メーカーの獲得ポイントを集計し、獲得可能な最大ポイントに対する実際の獲得ポイントの割合でA~Dの4つのランク分けが行なわれる。
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先日行なわれた第11戦ドイツGPを区切りに、2026年のコンセッションの査定が実施されると、今シーズンの勢力図を象徴するようなランク付けとなった。
2026年後半戦のランク付けは以下の通りだ。
A 該当なし
B ドゥカティ、アプリリア
C KTM
D ホンダ、ヤマハ
新たなコンセッション区分では、アプリリアがひとつ上のBランクへ昇格。一方で、これまで最も制限の厳しいAランクに留まっていたドゥカティは、現行制度で初めてBランクへ降格することになった。ドゥカティはAランク維持に必要な獲得可能ポイントの85%に対し、84.5%とわずか0.5ポイント届かず、初めて降格となった。
これまではCランクにとどまってきたアプリリアだが、昨年からの好調な走りが反映され、獲得ポイント60~85%が対象となるBランク入りを果たした(72%のポイントを獲得)。
今回の変更でBランクに落ちたドゥカティにとって、最大のメリットとなるのが、約2年半ぶりにワイルドカード参戦が認められることだ。
これにより、テストライダーのミケーレ・ピッロだけでなく、来季VR46へファクトリー契約で加入するとみられるスーパーバイク世界選手権ランキング首位のニコロ・ブレガもワイルドカード参戦させる選択肢が生まれる。
アプリリアはBランクへ昇格したものの、制度上の変更点はそれほど大きくない。主な違いはテスト用タイヤが220本から190本へ減少することくらいだ。
一方で降格したのがホンダだ。ホンダは制度が始まってからDランクが続いていたが、2025年シーズン終了時の査定で一度Cランクに昇格していた。しかし2026年シーズン開幕から苦しい戦いが続き、再びヤマハと同じDランクに戻ることになってしまった。
ホンダは再びレギュラーライダーによるプライベートテストが可能となり、テストタイヤも40本増加。さらにエンジン開発の自由度も高まる。
ルカ・マリーニとジョアン・ミルもHRCのプライベートテストに参加できる立場となるが、両者とも今季限りで契約満了を迎え、ホンダを離脱する予定であることから、実際に参加する可能性は低いとみられている。
■2027年シーズンは全メーカー横並びでスタート
現行のコンセッション制度は2026年シーズン終了をもって一区切りとなり、2027年からは全メーカーが一律でBランクから新たなサイクルをスタートすることになる。
各メーカーはすでに新型の850ccマシンへの開発にリソースを注いでおり、6月にはブルノでレギュラーライダーによるテストも実施済みだ。
今後はオーストリアGP翌日のテストでも走行予定。その後、12月1日にバレンシアで行なわれる公式テストでは、2027年参戦予定の全ライダーが新型マシンを初めて走らせる予定となっている。
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