対ドローン・巡航ミサイルに特化した車両
ドイツの防衛企業ラインメタルは2025年10月10日、ウクライナ向けに「レオパルト1」の車体をベースとしたスカイレンジャー35防空システムを供給すると発表しました。
【動画】なんという射撃速度…これが、スカイレンジャー35の防空能力です
この契約は数億ユーロ規模とされており、資金はEU加盟国が凍結したロシア資産の運用益から拠出されます。
車両の製造は、イタリア・ローマにあるラインメタル・イタリアS.p.Aが担当します。同社はスイスのエリコン系企業をルーツとし、高性能な防空システムの設計・製造・統合を得意としています。
なお、ウクライナへの具体的な納入時期は非公表となっています。
ラインメタルは、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、ウクライナとの関係を深めており、最新の移動式救助ステーションや防空システムを供給するなど、複数の最新装備を提供しています。
スカイレンジャーもその一つで、35mmリボルバーカノンを備えた「スカイレンジャー35」は、「レオパルト1」および「レオパルト2」の車体に搭載可能です。
スカイレンジャーシリーズは、近距離・低高度域におけるドローンや巡航ミサイルの迎撃を目的として開発され、ドイツ軍の1970年代配備の「ゲパルト対空戦車」の実質的な後継車両と位置づけられています。
ゲパルトは、従来は現代の航空機に対抗するには性能不足と見なされていましたが、ロシアのウクライナ侵攻を契機にウクライナ軍に供与されると再評価が進みました。特に低速・低空飛行のドローンや巡航ミサイル、徘徊兵器に対して高い効果を発揮しています。スカイレンジャーシリーズは、これらの戦訓を踏まえ、より現代的な脅威に対応するために研究された防空システムです。
特に、低空から飛来する小型ドローン群や高速巡航ミサイルへの対応力を強化しており、武装面では従来の機関砲に加え、時限信管によって空中で爆発し、内部のタングステン製サブ弾(AHEAD弾)を前方に拡散させる弾薬も使用可能です。これにより、広範囲にわたる空中脅威に対処できます。
さらに、今回供与されるスカイレンジャー35は、これまでウクライナに供与されたレオパルト1やゲパルトと同じ車体を使用しているため、整備面や運用面でもウクライナ軍に適しているといえます。
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みんなのコメント
Ⅱ号戦車の20㎜機関砲では火力不足という事で、チェコ製の車体に3.7㎝砲を搭載した38t戦車をつなぎ役として生み出したり、Ⅲ号Ⅳ号戦車も前線での戦車としては使えなくなったら車体をベースに色んな派生型を生み出しました。
日本も74式を退役させていますが、車体はいわゆるモスボール状態で残すとの事。有事の際には74式ベースの新しい戦闘車両が登場するかもしれません。