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プレリュードで復権なるか!? おじさん悶絶のスポーツクーペ5選

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プレリュードで復権なるか!? おじさん悶絶のスポーツクーペ5選

 スポーティでありながら、実用性も兼ね備えているスポーツクーペ。しかし、昨今のエコ重視の波にはさすがのスポーツクーペも逆らえない。そんな逆風が吹くなか、現在でも健闘しているスポーツクーペと、歴史に残る一台を見ていこう。

文/長谷川 敦、写真/日産、ホンダ、レクサス、BMW

【画像ギャラリー】プレリュードが火をつける!? スポーツクーペ再燃(17枚)

そもそもスポーツクーペとはどんなクルマなのか?

 ホンダ プレリュードの復活によって、再び注目を集めているのが「スポーツクーペ」と呼ばれるカテゴリーだ。

 ホンダでは新生プレリュードを「スペシャリティスポーツ」と呼んでいるが、後述の理由により、大きなくくりではスポーツクーペに分類できる。

 クーペはもともとフランス語であり、基本的に2ドアボディを持った1列、ないしは2列シートのクルマを指すことが多い。

 この定義を考えると、スポーツカーも広義のクーペということになり、実際にその区別はあいまいといえる。

 そしてややこしいのがスポーツクーペと呼ばれる存在で、こちらは一般的なクーペとスポーツカーの中間に位置している。

 今回の主役はこのスポーツクーペであり、あえて定義すれば「スポーツ志向が強いものの純粋なスポーツカーではない2ドアのクルマ」ということになる。

 とはいえ、この定義がすべてのスポーツクーペに当てはまるものではなく、メーカーによっても見解が異なることはお断りしておく。

 今回は、独断による魅力的なスポーツクーペをピックアップしていきたい。

少々お高いが一度は乗ってみたいスポーツクーペ

●レクサス RC

 トヨタが展開する高級車ブランドのレクサスが販売するクーペがRCだ。

 車名のRCは「Radical(先進的な) Coupe」を意味し、名称からして正統派のクーペであることがわかる。

 発売は2014年で、レクサスとしてはSC(トヨタ ソアラ)の生産終了以降5年ぶりスポーツクーペとなった。

 RCはレクサスのモデルらしい高級スポーツクーペであり、デビュー時の価格はV6ガソリンエンジン搭載モデルのRC350で596万円~とかなりの高額だった。

 そしてRCの上級バージョンとなるRC Fもほぼ同時に発売されたが、こちらは953万円とさらに高い価格がつけられていた。

 デビューから順次改良が加えられ、第一線で活躍してきたRC&RC Fだが、2025年をもっての生産終了が予定されている。

 そこで最後のモデルとなるファイナルエディションが2025年1月から販売されたが、RC、RC Fともにすでに販売は締め切られた。

●BMW 2シリーズクーペ

 高級スポーツクーペを語る際に、ドイツのBMWを外すことはできない。

 セダンやSUVなど、さまざまなカテゴリーのクルマをラインナップするBMWだが、2シリーズのスポーツクーペも中核をなすモデルのひとつ。

 現在の2シリーズは2022年に登場した2代目で、日本国内では2リッター直4ターボエンジンを搭載する220i M Sportと、3リッター直6ターボエンジンのM240i xDriveの2モデルが販売されている。

 どちらのモデルも高級スポーツクーペにふさわしい内容を誇っているが、販売価格もそれを証明する626万円~(220i M Sport)、824万円(M240i xDrive)と立派。

 一般市民にはなかなか手を出しにくい価格だが、それだけの価値があるのは間違いない。

プレリュードとそのライバル

●ホンダ プレリュード

 2025年9月に販売が開始されたホンダの6代目プレリュードは、2001年の5代目の生産終了から数えて実に24年ぶりの復活となった。

 当然ながら5代目との技術的なつながりはなく、名称と2ドアスポーツクーペというカテゴリーのみを引き継いでいる。

 6代目プレリュードのボディスタイルはノッチバックとなり、厳密にいえば3ドアモデルになるが、このプレリュードをスポーツクーペに区分することに異論をはさむ人はまずいないだろう。

 パワーユニットは現代のモデルらしく2.0リッター直4ガソリンエンジンに電動モーターを組み合わせたハイブリッド方式が採用されている。

 駆動方式は前輪が駆動するFFで、これは歴代のプレリュードと同様だ。

 そして気になる価格は約618万円と、決して安いとはいえない。

 そもそも歴代のプレリュードはスペシャリティカーという位置づけのクルマであり、価格が高くなるのもやむを得ないといったところ。

 新世代のプレリュードが、どのようなかたちで市場に受け入れられるのか期待を込めて見守りたい。

●日産 フェアレディZ

 このクルマをクーペに分類するか、それとも純粋なスポーツカーと考えるのか意見の分かれるところではあるが、ボディフォルム自体はクーペタイプと呼んでも差し支えないだろう。

 今回フェアレディZを紹介するのは、現行型の価格帯が新生プレリュードに近いというのが理由のひとつになっている。

 現行型のフェアレディZは約550万~676万円で販売されていて、これはプレリュードとほぼ同価格帯といってよい。

 プレリュードと異なるのは、フェアレディZが初代登場の1969年からずっと作り続けられていることで、現行の7代目RZ34型は、先代のZ34型からプラットフォームを引き継いでいる。

 現行型の販売開始は2022年で、新型プレリュードに比べるとやや新鮮味には欠けてしまうが、そのぶん56年にわたる歴史の重みがあり、熱心なファンも多い。

今でも乗りたい! 魅力的なスポーツクーペ

●日産 スカイライン クーペ

 日産が販売するスカイラインは、日本車史上屈指の人気と評価を誇るシリーズなのは周知のとおり。

 かつては2ドア&4ドアのバリエーションがあったスカイラインも、現行の13代目V37型ではセダンモデルのみが販売されている。

 これはスカイラインの高性能バージョンたるGT-Rが独立した車種になった影響も大きい。

 そんなスカイラインも先代までは2ドアのクーペモデル、その名もズバリのスカイライン クーペが存在していた。

 型式番号CKV36型スカイライン クーペの登場は2007年で、333psを発生する3.7リッターV6エンジンを搭載するハイパフォーマンスカーだった。

 ボディデザインもスカイラインシリーズの伝統を継ぐ流麗なもので、性能や装備も人気を集めた。

 残念ながら2016年をもってスカイライン クーペの生産は終了し、この時点でスカイラインシリーズからクーペモデルがなくなってしまった。

 スカイライン クーペを手に入れたいなら中古車から探すしかないのだが、程度の良い個体は250~300万円で取り引きされていて、それなりの出費が必要になる。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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みんなのコメント

13件
  • ***********
    欲しいのはいくらでもあるけどね
    車だけにお金を掛けられないんよorz
  • kvg********
    やっぱり クーペ はおじさんが乗る車であり、実用性がない無駄な車を人生の後半に所有できることを楽しむ車なんだと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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