●旅時計のポテンシャルをも秘めるシンプルダイバーズ
海外出張に出かけるとき、楽しくも悩ましいのが腕時計選びです。今回は旅の相棒に、目的地であるオーストラリアで伝説を生み出したダイバーズウオッチである通称「フジツボ」のDNAを受け継ぐシチズンの「メカニカルダイバー200m(NB6021-17E)」を選びました。
【画像】シンプルでカッコいい! チタン素材のダイバーズウォッチを画像で見る(18枚)
「メカニカルダイバー」はシチズンが誇るプロフェッショナルスポーツウオッチコレクションの「プロマスターMARINEシリーズ」にラインアップされる本格仕様の機械式ダイバーズ。
1977年に発売された「チャレンジダイバー」の意匠と哲学を継承しつつ、モダナイズされて2022年夏に登場したモデルです。
「チャレンジダイバー」は1983年、オーストラリアの東にあるロングリーフビーチの海岸で発見されたといいます。
表面はフジツボでびっしりと覆われており、ひとめで長い間海の中に放置されていたことがわかる状態。にもかかわらず針は動いているという耐久性の高さが伝説となり、世界中のファンから「FUJITUBO(フジツボ)」という愛称で呼ばれることになったというわけです。
「メカニカルダイバー」は現在シチズン本社内の「シチズンミュージアム」に収蔵されている「フジツボ」を継承し、41mmという共通するケースサイズを採用。
手にして驚くのは75グラムという軽さで、ケースの厚みが12.3mmとより薄型化されたため腕なじみも軽快かつ上質です。軽快さの理由は、ケースの素材がステンレススチールからチタニウム製へとアップデートされたことにあります。
しかも「メカニカルダイバー」が採用するチタニウムは「スーパーチタニウム」と呼ばれるシチズン独自の素材。表面の硬度を5倍以上に高めるデュラテクト加工を施すことで、チタンの唯一の弱点ともいえるキズから時計を守ってくれます。
●ワードローブを選ばないシンプルネスも魅力
暗闇でインデックスと針の視認性を高める薄緑色の夜光塗料を除けば、サテンフィニッシュのケースとブラックのダイヤル&ラバーベルトを組み合わせたトーンを抑えたルックスも「メカニカルダイバー」が旅ウオッチとして重宝する理由です。
端正なスタイルは、“世界一幸せな動物”と呼ばれるクオッカが生息するロットネスト島のビーチをはじめ、世界中のフーディーたちが集うワイナリーのディナーテーブルでも、それぞれのスタイルに馴染みつつ正確な時刻を知らせてくれました。
「メカニカルダイバー」との旅の最終目的地は、ナンバン国立公園にある「ピナクルズ」と呼ばれる奇岩群。海中に積もった貝殻が数万年かけて地上に露出したもので、その景色はまるで月面のようです。
林立するピナクルを横目に砂を踏みしめながら丘を登り、時計の針が午後6時を回ると、インド洋に沈む太陽が水平線をオレンジに染めていきます。
そしていつしか、空には南十字星をはじめとする南半球らしい星座を散りばめた星空があらわれます。
「メカニカルダイバー」はインデックスと3本の針に夜光のペイントが施されているので、暗闇での視認性は十分。かといって、うす青い天の川の光の観察を邪魔するほど明るすぎない見え方も好感が持てました。
一週間の西オーストラリア州の旅をともにしてとくに気に入ったのが、エッジが斜め45度にカットされた風防のサファイアガラスです。平面部分の高いクラリティはもちろんのこと、斜めの面が周りの景色をプリズムのように映し出し、旅の想い出に華を添えてくれるようでした。
ちなみに「メカニカルダイバー」のパワーリザーブは42時間。初日にゼンマイを巻き上げたあとは、早朝のブレックファストから日中のアクティビティ、そして夜遅くまでのディナーを楽しむような使い方をしたところ、旅の途中に針が止まることは一度もありませんでした。
スーパーチタニウムによる耐久性と、国際規格「ISO6425ダイバーズウオッチ」をクリアする200mの防水性、そしてガジェットからの影響を受けにくい強化耐磁仕様のムーブメントによる信頼性は、非日常の連続である旅にうってつけのリストウオッチだといえます。
お気に入りの機械式時計との旅は、ともに時を刻むというかけがえのない体験となりました。
●製品仕様
・型番:NB6021-17E
・価格(消費税込み):11万5500円
・ケース素材:スーパーチタニウム
・ベルト素材:ウレタン
・ガラス:サファイアガラス
・防水性能:200m潜水用防水
・ケースサイズ:41.0mm
・ムーブメント:キャリバーNo.9051
・巻上方式:自動巻き(手巻きつき)
・時間精度:−10~+20秒/日
・パワーリザーブ:約42時間(最大巻上時)
・石数:24石
・振動数:28,800回/時
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