2021年から4年連続でF1ドライバーズタイトルを獲得しているマックス・フェルスタッペン。この4連覇という実績もすごいが、それ以上にすごいのは、1000日以上連続でF1ドライバーランキング首位を明け渡したことがないということだ。
これだけ長い期間にわたってランキング首位を維持したドライバーは、過去には誰もいない。
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フェルスタッペンは2022年5月22日に、カタルニア・サーキットで行なわれたF1スペインGPで優勝し、ドライバーズランキングの首位に立った。そしてそれ以降、一度も首位の座を譲ったことがないのだ。
2022年のチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは、翌2023年の開幕戦で優勝。そのまま一度も首位を明け渡すことなくシーズンを駆け抜け、2024年も同様の展開が続いた。
もしフェルスタッペンが、2025年開幕戦オーストラリアGP(3月16日決勝)で勝利を逃せば、その時点でランキング首位から陥落するということとなるが、もしそうなったとしても、1029日連続で首位に君臨していたということになる。
■既にシューマッハーを超えたフェルスタッペン
フェルスタッペンの前に最長”ランキング首位”の記録を保持していたのは、ミハエル・シューマッハーである。シューマッハーは2000年アメリカGPでランキング首位に立つと、そのまま2年以上ランキング首位を維持した。
2001年と2002年の2シーズン、シューマッハーはランキング首位を他者に明け渡すことはなかった。しかし2003年開幕戦オーストラリアGPでは、マクラーレンのデビッド・クルサードが優勝し、シューマッハーは4位に留まった。
なお1000日以上連続してランキング首位を維持したのは、フェルスタッペンが初めて。さらに出場レース数で考えてみると、フェルスタッペンはシューマッハーに大差をつける記録を樹立している。
シューマッハーがチャンピオンを争っていた当時、年間のグランプリ数は多くて19戦といった程度であった。それもあり、シューマッハーが連続でランキング首位の座に君臨したのは、”わずか”37戦である。しかし今では年間の開催数が24戦。フェルスタッペンはなんと63レース連続で選手権首位に立っていた。
なおメルセデスで圧倒的な強さを誇り、合計7度のチャンピオンを獲得しているルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンにもシューマッハーにも遠く及ばない記録しか持っていない。選手権首位の連続記録は、2014年シンガポールGPから2016年のオーストラリアGPまでで、日数にして546日、レース数でも25戦連続という程度。圧倒的な差をつけられている。ハミルトンの場合は、メルセデスで当初組んでいた相手が、ニコ・ロズベルグという強力なライバルだったということも大いに影響していよう。
■生涯選手権首位日数は、シューマッハーにハミルトンが接近
連続記録ではフェルスタッペンに軍配が上がるが、通算での選手権首位”君臨”日数では、まだまだシューマッハーの方が上手である。シューマッハーは自身のキャリアで、なんと2562日間F1の選手権首位に立っていた。
フェルスタッペンは現時点でまだ1281日であり、シューマッハーの半分にも及ばない。言い換えれば、フェルスタッペンがこのシューマッハーの記録を抜くためには、あと3年半ランキング首位を維持せねばならないのだ。
この記録には、ハミルトンの方が迫っている。ハミルトンは現時点で、選手権首位で過ごした日数は2436日。あと126日でシューマッハーの記録を追い抜く。フェラーリでチャンピオン争いに加わるようであれば、この記録が更新されるということになろうが、さてどうだろうか?
ただ日数ではシューマッハーの方が上だが、首位で過ごしたレース数という意味では、ハミルトンが126戦まで記録を伸ばしている。シューマッハーは121戦であり、この記録ではハミルトンが歴代最多ということになる。
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みんなのコメント
例えはパワーもシャシーも最速ではないマシンにもかかわらず勝った、とか最速ではないマシンを最速にしていった、とか特段のインパクトがあって初めて「凄い」となる。
そこにはセナ、シューマッハ、アロンソ、ベッテル、フェルスタッペンが該当する。
ちなみに常にマシンのおかげでしかなかったロズベルグとハミルトンは該当しない。