モビリティリゾートもてぎで行なわれたスーパーGT第8戦(最終戦)の予選。ランキング3番手でタイトル獲得の可能性を残す16号車ARTA MUGEN NSX-GTは、予選Q1敗退に終わった。厳しい状況に置かれた16号車だが、ドライバーの大津弘樹は諦めずに戦うと語った。
ポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supraと16点差がついている16号車にとっては、決勝での優勝がタイトルに向けての最低条件。レースで勝利を手にするため、そしてライバルと1ポイントでも差を詰めるためにポールポジションが欲しい状況であったが、Q1で大津が9番手に終わり、Q2進出を逃す形となった。
■逆転王座に向け大きな一歩! 3号車Niterraがポール獲得。ランク首位36号車au TOM'Sも3番手確保……GT300は“崖っぷち”2号車mutaがPP|スーパーGT第8戦
「難しい予選でした」と振り返る大津。曰く、マシンの現状のパフォーマンスを出し切ることはできたものの、他チームとは違ったタイヤ選択が今ひとつハマらなかったのではないかと分析した。
「ドライビングの面ではミスもないし、持っているパフォーマンスは出し切れたかなと思っていたんですが、周りの(タイムの)上げしろも大きかったし、タイヤの選択としても僕たちは違う選択をしていて、それがちょっとあてはまらなかったなというのは正直あります」
「僕以外は全員同じタイヤなので、そういったところでちょっとピークが出なかったなというのは感じています。でもせめてQ1突破はしなければいけないとは思っていたんですけど、できなかったことが悔しいですし、チームにも(福住)仁嶺にも申し訳ないなと思います」
36号車が3番グリッド、そしてランキング2番手の3号車Niterra MOTUL Zがポールポジションにつけていることからも、タイトル争いにおいて16号車は厳しい状況にあると言わざるを得ない。しかし大津はNSX-GTのラストレースでもある今回のもてぎ戦に向けて、チームは諦めていないと語った。
「この状況でチャンピオン、チャンピオンといっても結構無謀な挑戦だと思っています。かといっても諦めず、最後まで戦い切りたいです」
「チーム全員諦めていませんし、明日なんとか挽回しようという気持ちでやっています。勝った上におまけでチャンピオンがついてくれればいいなと思っているのが正直なところなので、最後まで頑張って諦めずにいきたいと思います」
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