現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「FRよりつまらん……」なにかと誤解されがちなFF車! FFにはFFならではの楽しみ方がある!!

ここから本文です

「FRよりつまらん……」なにかと誤解されがちなFF車! FFにはFFならではの楽しみ方がある!!

掲載 182
「FRよりつまらん……」なにかと誤解されがちなFF車! FFにはFFならではの楽しみ方がある!!

 この記事をまとめると

■FFはアンダーステア主体で挙動が素直でシンプルなドライビングとなる

「走りならリヤ駆動」って本気でわかっていってる? FF嫌いは単なる刷り込みな可能性大!

■タイトコーナーでは早めのアクセルオンで加速開始を前倒しできる利点もある

■駆動ロスが少ないためFRより若干だが加速も有利だ

 FFの隠れた速さを引き出す秘訣

 FFとは車体前半にエンジンがあって、フロントタイヤを駆動している2WD車のことで、現在もっとも多い駆動方式だ。モータースポーツの世界では市販車ベースとなるとFRが多い。リヤタイヤを駆動することで向きも変えやすいし、ハイパワーになるとフロントタイヤではトラクション能力が足りず、うまく加速できなくなってしまう。そのため、スポーツカーといえばFRレイアウトが多いが、FFにはFFの楽しみ方がある。

 そもそも駆動方式でドライビングは基本的に変わらない。荷重移動して向きを変えていき、アクセルを踏んで立ち上がるというのは同じ。加速するときに、FRだとリヤタイヤのグリップを失って滑ってオーバーステアになることもあるし、フロントタイヤを押してしまってプッシングアンダーステアになることもある。

 一方FFでは、フロントタイヤに駆動力が伝わっているので、基本的にアクセルを踏むほどにタイヤは外に向かっていくアンダーステアにしかならないのである。

 なのでFFのほうがドライビングとしてはシンプル。アクセルを踏んで後輪駆動車のようにパワースライドさせてドリフト状態になることがないのだ。

 進入時も、後輪駆動車はシフトダウンでエンジン回転数が合わないとリヤタイヤが滑るシフトロックと呼ばれる不安定な挙動が起きるが、FF車はシフトダウン時にヒール&トゥを使わなくてもほとんど影響がない。ちょっとタイヤがアウト側にズレることがあるくらいだ。

 むしろ高い回転でバンバンシフトダウンしてエンジンブレーキを駆使しても、制動距離が変わることもない。後輪駆動車ではリヤブレーキを補助するためにエンジンブレーキをバンバン使っていくとやや短い距離で止まれるが、FF車はそんなことをしなくてもフロントブレーキがしっかりとフロントタイヤを減速させているので、エンジンブレーキを駆使しても制動距離はほぼ変わらないのだ。

 だが、FFにしかないアクセルの使い方がある。ミニサーキットのタイトコーナーなど、しっかりと向きを変えて行くコーナーで、クリッピングポイントの手前からアクセルを踏むのだ。後輪駆動車でやるとテールがスライドしてドリフト状態になりやすい。そこでしっかりと向きを変えてからアクセルを踏むのが定説だが、FFの場合、少しだけ早めにアクセルを踏みはじめてもアンダーステアが出るほどではなく、早めに加速を開始できる。早めに加速ができればその後の直線区間を速く走れるのだ。

 これはアンダーパワーだったり、ターボラグのあるFF車ほど効果的。FFにしかできない運転なのだ。ちなみにFFはハイパワー化するとトラクションが不足するのでそれほどパワフルなクルマはないが、200馬力程度までのパワーならFRよりも加速では有利。

 その理由は、FRはフロントのエンジンで生み出した駆動力をプロペラシャフトでリヤに伝え、そこでハイポイドギアを使って90°回転方向を変えている。

 対するFF車は横置きエンジンがほとんどで、爆発のエネルギーをそもそもタイヤをまわすのと同じ方向で取り出すことができる。駆動力の向きを変える必要がないので、そこでのロスがない。そのため、ストレートスピードで有利なのだ。早めのアクセルONで加速しはじめ、そこから先はFFらしいストレートの伸びで駆け抜ければ後輪駆動に勝つことも可能なのだ。

文:WEB CARTOP 加茂 新

こんな記事も読まれています

【試乗】ボルボ乗るならワゴンにするかSUVにするか? 同じパワートレインの「XC60」と「V60」を乗り比べてみた
【試乗】ボルボ乗るならワゴンにするかSUVにするか? 同じパワートレインの「XC60」と「V60」を乗り比べてみた
WEB CARTOP
ただ地形に合わせてカーブしているだけじゃなかった!  高速道路が安全に走れるのは「クロソイド曲線」と「カント」のおかげ
ただ地形に合わせてカーブしているだけじゃなかった!  高速道路が安全に走れるのは「クロソイド曲線」と「カント」のおかげ
WEB CARTOP
映画みたいに「変形するクルマ」って憧れる! でも現実で考えると法的にはアリ?
映画みたいに「変形するクルマ」って憧れる! でも現実で考えると法的にはアリ?
WEB CARTOP
「タイプR」じゃなくても走りは超一級! シビックe:HEVが魅せる“爽快”の衝撃 ガソリン車より低重心な「ホンダ魂」の走り
「タイプR」じゃなくても走りは超一級! シビックe:HEVが魅せる“爽快”の衝撃 ガソリン車より低重心な「ホンダ魂」の走り
ベストカーWeb
ドアノブを引くだけでロック解除……されないけどなんで? クルマのスマートキーが突然使えなくなったらやるべき行動とは
ドアノブを引くだけでロック解除……されないけどなんで? クルマのスマートキーが突然使えなくなったらやるべき行動とは
WEB CARTOP
現代の技術が注ぎ込まれているのにオリジナルより100kg以上も軽い! ロータス・エスプリのレストモッド「エンコール・シリーズ1」は約1億円なり
現代の技術が注ぎ込まれているのにオリジナルより100kg以上も軽い! ロータス・エスプリのレストモッド「エンコール・シリーズ1」は約1億円なり
WEB CARTOP
ラリーパーツメーカー4Kの【INTERNAL(慣性式)ステアリングダンパー】13万8000円で発売!
ラリーパーツメーカー4Kの【INTERNAL(慣性式)ステアリングダンパー】13万8000円で発売!
モーサイ
『三菱アウトランダーPHEV』はSUVを超えたスポーツ性あり! クロカンなどの経験に由来する『本物感』【ザ・国産EV検証 #4】
『三菱アウトランダーPHEV』はSUVを超えたスポーツ性あり! クロカンなどの経験に由来する『本物感』【ザ・国産EV検証 #4】
AUTOCAR JAPAN
メルセデスベンツ EQS 改良新型、ステア・バイ・ワイヤをドイツ量産車で初搭載…プロトタイプの写真公開
メルセデスベンツ EQS 改良新型、ステア・バイ・ワイヤをドイツ量産車で初搭載…プロトタイプの写真公開
レスポンス
エリーゼさえいなきゃ……結果49台しか生産されなかった! 歴史に埋もれた激レア軽量スポーツカー「ケータハム21」
エリーゼさえいなきゃ……結果49台しか生産されなかった! 歴史に埋もれた激レア軽量スポーツカー「ケータハム21」
WEB CARTOP
まんま当時の姿にレースファン興奮必至! 現代技術で新たに作られた「ローラT70」は公道仕様もある!!
まんま当時の姿にレースファン興奮必至! 現代技術で新たに作られた「ローラT70」は公道仕様もある!!
WEB CARTOP
WRCで無双する姿に憧れたオーナー多数! ランチア・デルタをいま手に入れるなら1000万円超えも覚悟!!
WRCで無双する姿に憧れたオーナー多数! ランチア・デルタをいま手に入れるなら1000万円超えも覚悟!!
WEB CARTOP
「本物かレプリカか」見わける鍵はボロさ!? 自動車イベントの目玉「レーシングカー」の秘密
「本物かレプリカか」見わける鍵はボロさ!? 自動車イベントの目玉「レーシングカー」の秘密
WEB CARTOP
シボレー「コルベット」アメ車の底力を見せつけるフレンドリーなモンスター
シボレー「コルベット」アメ車の底力を見せつけるフレンドリーなモンスター
グーネット
【試乗】買い替えなくても「最新」になるスバルのマジック! 「スバルアップグレードサービス」を試したら絶大な効果に驚きしかない
【試乗】買い替えなくても「最新」になるスバルのマジック! 「スバルアップグレードサービス」を試したら絶大な効果に驚きしかない
WEB CARTOP
クーペスタイルの4座フェラーリ最後のモデルか? 6リッターV12じゃないのに612を名乗ったスカリエッティ【21世紀スーパーカーFILE #026】
クーペスタイルの4座フェラーリ最後のモデルか? 6リッターV12じゃないのに612を名乗ったスカリエッティ【21世紀スーパーカーFILE #026】
WEB CARTOP
「5気筒エンジン」でベンツ、BMWに対抗したフラッグシップ「アウディ100」【懐かしのカーカタログ】
「5気筒エンジン」でベンツ、BMWに対抗したフラッグシップ「アウディ100」【懐かしのカーカタログ】
レスポンス
クルマの性能を表す「馬力」! クルマ好きでも意外と知らない「そもそも馬力とは?」
クルマの性能を表す「馬力」! クルマ好きでも意外と知らない「そもそも馬力とは?」
WEB CARTOP

みんなのコメント

182件
  • ちょぴん
    腕があれば駆動方式で差があるかもしれませんが、並レベルならFFのほうが早いかもしれませんね
  • 冥土インPRC
    さんざん「FFはFRに比べて⋯」とネガキャンを繰り返していたのは、雑誌のベストカーとカートップ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3200 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1580 . 0万円 2050 . 0万円

中古車を検索
フェラーリ FFの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3200 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1580 . 0万円 2050 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村