日産自動車は25日、ジュークRの進化バージョン「ジュークR 2.0 コンセプト」を初披露した。GT-Rのエンジンや技術をジュークに転用したこのモデルは、最高出力600psというGT-Rをも上回るアウトプットを誇る。
ジュークRは、2011年に「世界初のクロスオーバースーパーカー」を標榜して登場。GT-Rのエンジンをジュークに搭載するという冗談のようなプロジェクトは、単なる話題づくりではなく、少量ながら限定生産されることになり、世間を2度びっくりさせた。
今回発表された2.0は、その進化版。車名の2.0は排気量ではなく、バージョンを示したもの。エンジンスペックは前回のモデルは553psだったが、今度のモデルは600psを発生するという。
またベースとなったジュークそのものも従来モデルから進化しているため、ジュークR 2.0もアップデイトされている。具体的にはヘッドライトやLEDドライビングランプ、Vモーショングリルなどが新しくなっており、エアロパーツも空力および冷却効率を向上させるため新デザインとされている。
なおバンパー、フェンダー、サイドシルにはカーボンファイバーを用い、軽量化が追求されているのも注目すべきポイント。
ジュークR 2.0 コンセプトは26日から28日にかけてイギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで披露される。イベントではアンベールに加え、走りも披露される予定だ。
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