2019年のWRC世界ラリー選手権にTOYOTA GAZOO Racing WRTから参戦したクリス・ミークが自身のSNSアカウントに「Ciao for now #WRC...(WRCに一度さよならを……)」と投稿し、2020年シーズンのWRCへ参戦しない意向を示した。
2018年シーズンなかばにシトロエンを解雇されたミークは、2019年シーズンにトヨタへ加入。初めてドライブするトヨタ・ヤリスWRCで1シーズンを戦い抜いた。
WRC:ラトバラ、2020年もヤリスWRCでスポット参戦へ。「マキネンとチームの力になりたい」
マシンに不慣れなことも影響したか、シーズン中はアクシデントやクラッシュなどを起こす場面も見られたが、参戦した全12戦のうちポイントを獲得できなかったのは3戦のみ、第10戦ドイツでは2位表彰台にも輝き、ドライバーズランキング6位でシーズンを終えた。
しかし2020年シーズンに向けて、トヨタは起用ドライバー全員を入れ替えると決断。新たにセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラの3名が起用されたことで、ミークは2020年シーズンに向けたシートを失った。
2020年に向けて、ミークはWRC最上位クラスに参戦しているチームのなかで唯一ドライバーラインアップを発表していないMスポーツ・フォードと交渉しているとも噂されたが、12月11日に自身のInstagramとTwitterに「ほかに情熱を注げるものを探す時がきた」と投稿し、2020年シーズンはWRCへ参戦しない意向を示した。
バックカントリースキーを楽しむ自撮り写真とともに、ミークは次のようにコメントを投稿している。
「WRCに一度、さよならを……」
「トヨタのWRCチーム(@TGR_WRC)とTOYOTA GAZOO Racing(@toyota_gazoo_racing)に感謝している」
「ほかに情熱を注げるものを探す時がきた。2020年に何が待ち受けているか楽しみだ」
ミークと同じく、トヨタの体制一新でシートを失ったヤリ-マティ・ラトバラは現役続行の意向を示しており、シーズン5戦へヤリスWRCでスポット参戦するべく準備を進めていることを明かしている。
この投稿をInstagramで見る Ciao for now #WRC... Thanks @tgr_wrc @toyota_gazoo_racing Time to explore some other passions. Let’s see what 2020 brings.. Kris Meeke(@krismeeke)がシェアした投稿 - 2019年12月月10日午前8時58分PST
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トヨタでは走りを抑えていたと思われるが、それでも石に引っ掛けるなどリスクある走りを続け、避けられたトラブルに逢うことが多かったね。