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完成度の高さがヒットの理由? 大人気となった昭和のセダン3選

■完成度が高くてヒットした昭和のセダンを振り返る

 今では需要が少なくなってしまったセダン。各メーカーともラインナップの減少が続いている状況で、もはや復活する兆しもありません。
 
 しかし昭和の時代には、セダンといえばファミリーカーやパーソナルカーとして、隆盛を極めていました。

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 とくに1970年代の終わりから1980年代終わりにかけては性能的にも向上し、デザインも洗練されたセダンが数多く誕生。

 そこで、完成度の高さからヒットした昭和のセダンを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「910型 ブルーバード」

 かつてセダンが日産の中核を担っていた頃、「サニー」から「プレジデント」までフルラインナップ化され、あらゆるニーズに対応していました。

 なかでも、「技術の日産」を具現化していたのが「ブルーバード」シリーズです。そして、大きな転換期を迎える直前だった1979年に、6代目の「910型」が誕生。

 910型ブルーバードは、エントリーモデルのサニーと上級車種の「スカイライン」「ローレル」との隙間を埋めることに回帰したモデルで、バランスの良いボディスタイルの4ドアセダン/2ドアハードトップとしてデビューしまいた。

 発売から1か月後にはステーションワゴン/ライトバンが登場し、1982年には当時人気だったセンターピラーレスの4ドアハードトップも追加ラインナップ。

 エンジンは4気筒に一本化され、主力だった「L型」から「Z型」への置き換えが始まった時期でもあり、トップグレードの「2000SSS-ES」には、電子制御燃料噴射と急速燃焼方式(ツインスパークプラグ)を採用した2リッター直列4気筒SOHC「Z20E型」エンジンが搭載されました。

 さらに、発売から4か月後の1980年3月には、最高出力135馬力(グロス)を発揮する1.8リッター直列4気筒SOHCターボエンジン「Z18ET型」を搭載した「1800ターボSSS」シリーズが追加され、高性能化が加速。

 駆動方式はFRの2WDのみでサスペンションも磨き抜かれ、フロントはストラット式でリアにはセミトレーリングアームの4輪独立懸架とし、「ゼロスクラブ」と呼ばれるハンドリング重視のフロントサスペンションセッティングや、シャープなラック&ピニオンのステアリング機構などが技術面のトピックでした。

 910型 ブルーバードは高く評価され、小型車クラスの新車登録台数で27か月連続第1位を記録するほどの大ヒットを記録。最大のライバルだったトヨタ「コロナ」を圧倒する台数を販売しました。

 そして時代の流れから、1983年には駆動方式がFFとなった7代目「U11型」へとバトンタッチ。910型はシリーズ最後のFR車ということから、いまも数多くの愛好家が存在します。

●トヨタ8代目「クラウン」

 誕生から66年もの長い歴史を刻むトヨタ「クラウン」は、日本を代表するパーソナルセダンとして君臨しています。

 基本的にクラウンは日本市場に特化したモデルとして進化し、常に日本のニーズに応えるセダンというポジションにブレがありません。

 このクラウンシリーズで最大のヒット作となったのが、1987年に登場した8代目です。

 ボディタイプは4ドアセダン、4ドアハードトップ、ステーションワゴンとライトバンという構成で、外観は時代に即したかたちでやや角を丸め、飽きのこない正統派セダンという印象です。

 また、4ドアハードトップには全幅1745mmの3ナンバー専用ワイドボディがラインナップされ、トップグレードの「ロイヤルサルーンG」には3リッター直列6気筒DOHCエンジンが搭載されました。

 さらに、平成となった1989年には「セルシオ」に先行して4リッターV型8気筒DOHCエンジンを搭載した「4000ロイヤルサルーンG」を追加。1990年には自動車税の改定も後押しして2.5リッター直列6気筒DOHCエンジン搭載車が登場するなどラインナップを拡大。

 3リッターモデルでは電子制御エアサスペンションを備え、トラクションコントロールなど電子デバイスを積極的に採用したのも、この8代目からです。

 バブル景気という背景もあって一時は月間販売台数が「カローラ」を上まわるほどで、1990年は歴代クラウンで最高となる年間約21万台(シリーズ累計)の販売する大ヒットを記録。

 まさにセダンの絶頂期を支えた1台でした。

●メルセデス・ベンツ「190シリーズ」

 今も世界中のセレブから愛されているメルセデス・ベンツのクルマですが、現行ラインナップでは、「Aクラス」や「CLAクラス」といった比較的小型のエントリーモデルが存在。その先陣を切ったのが1982年に誕生した「190シリーズ」です。

 かつてメルセデス・ベンツのモデルは富の象徴でしたが、さらなる顧客拡大という目的から小型車である190Eを開発しました。

 190シリーズは当時もっともコンパクトなエントリーモデルであり、日本では1985年から販売を開始。

 初期のスタンダードグレードである「190E」では、ボディサイズが全長4420mm×全幅1678mm×全高1390mm、エンジンは最高出力115馬力の2リッター直列4気筒を搭載したことで5ナンバー登録でした。

 1989年に自動車税の改定がおこなわれる以前、3リッター以下の3ナンバー車の自動車税は8万1500円と非常に高額だったことから、5ナンバーのメルセデス・ベンツの登場は大いに歓迎されました。

 価格は500万円前後と同クラスの国産セダンよりもはるかに高額でしたが、やはりメルセデス・ベンツというステータスは大いに魅力的で、セレブのセカンドカーとしてだけでなく、中流意識の高まりから多少無理をしてでも手に入れたいというユーザーも数多く存在して、ヒットを記録。

 また、エントリーモデルといえどもメルセデス流の設計思想がきちんと反映されており、品質や走行フィーリングは価格に見合うものといえ、高く評価されました。

 平成になると物品税が廃止され、さらに円高傾向が顕著になったことから300万円台の廉価グレードを追加。さらに販売台数が増加します。

「六本木のカローラ」ことBMW「E30型 3シリーズ」とともに、190シリーズは「赤坂のサニー」と呼ばれたほど、都内では数多く走っていました。

※ ※ ※

 冒頭で紹介した910型 ブルーバードは販売終了後に大量の中古車が出まわるようになり、その中古車を販社である日産店(ブルーバード販売会社と呼称)がリノベーションして売るという、ユニークな取り組みがおこなわれました。

 外観は流行のスーパーホワイトに全塗装し、フェンダーミラーはドアミラーに変更されて、内装もシート生地を替えるなど、「910 スーパーバージョン」として販売されるとヒットを記録。

 こうした試みはちょっとしたブームとなり他メーカーも参入し、さらに910 スーパーバージョンに至っては通販大手のディノスが定価を設定して販売したほどです。

 ほかにも910型では強化したショックアブソーバーとリアスポイラー、ステアリングなど専用パーツを装着した「910 NISMO」が登場するなど、その後も中古車リノベーションモデルはしばらく存在しました。

 現在は一部の中古車店が同様の試みをおこなっていますが、やはり好調なセールスを記録しているようです。

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