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トヨタ『GR010ハイブリッド』、ルマン参戦40周年の特別カラーで総合優勝狙う

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トヨタ『GR010ハイブリッド』、ルマン参戦40周年の特別カラーで総合優勝狙う

トヨタGAZOOレーシング(TGR)は、6月14日から15日に開催されるシーズン第4戦、第93回ル・マン24時間耐久レースで、ハイパーカークラスの総合優勝を目指す。

今年はトヨタが初めてル・マンに挑戦してから40周年の節目の年。TGRは『GR010 ハイブリッド』で、8つのメーカーから21台が参戦するハイパーカークラスの激しい競争に挑む。

40周年カラーのトヨタ『GR010ハイブリッド』

サルト・サーキットでの6度目の勝利と、FIA世界耐久選手権(WEC)のチャンピオンタイトル争いで重要なポイント獲得を目指す。ル・マンは通常のレースの2倍のポイントが得られるため、タイトル争いにおいて非常に重要なレースだ。開幕からの3戦で厳しい戦いを強いられながらも、2台とも全戦でポイントを獲得し、現在マニュファクチャラーズランキング2位に位置している。

40周年を記念し、TGRは2台のGR010 ハイブリッドに特別なカラーリングを施した。7号車は1998年のトヨタ「GT-One(TS020)」をモチーフにした赤と白のカラーリングで、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ニック・デ・フリースがドライブする。8号車はマットブラックのカラーリングで、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮が担当する。これらのデザインは伝統と現在の戦う精神を象徴し、モータースポーツへの情熱を高める狙いがある。

5月7日にドイツ・ケルンのチーム本拠地で行われた社内イベントでは、GR010 ハイブリッドのハイブリッド・パワートレインが日本の東富士研究所から到着し、チームメンバーが「決して諦めない」精神で勝利を目指す決意を示した。6月8日のテストデーからサルト・サーキットでの走行が始まり、11日からのレースウィークに向けて準備が進む。

トヨタは1985年に初めてル・マンに公式参戦して以来、27回目の出場となる。これまでに61台のトヨタ車両が参戦し、5勝、18回の表彰台、8度のポールポジションを獲得してきた。2017年には小林可夢偉がコースレコードを樹立し、現在も破られていない。

トヨタは24時間の過酷なレース環境で高温や振動に耐える部品開発を進め、2012年のWEC復帰以降はハイブリッド・パワートレーン技術を強化している。2025年仕様のGR010 ハイブリッドは200kWのハイブリッドモーターで前輪を駆動し、リアには3.5リットルV6ツインターボエンジンを搭載。エンジンは100%再生可能原料のバイオ燃料を使用する。

今大会では特別カラーリングに加え、トヨタ参戦40周年を祝うファンエリアがサーキット内に設置される。水素技術を活用したレースプロジェクトの展示も行われ、モータースポーツのカーボンニュートラル技術開発を紹介する。

6月7日にはル・マン市街地で公開車検とパレードが行われ、11日から練習走行と予選が始まる。予選では上位15台がハイパーポールに進出し、最終的なトップ10グリッドが決定される。決勝は14日16時(日本時間23時)にスタートする。

TGRは特設サイトでル・マンの歴史や挑戦、2台のGR010 ハイブリッドのライブ映像を提供し、世界中のファンに情報を発信する。

ドライバーたちは40周年の節目に特別な思いを抱き、勝利と技術開発の両立を目指している。小林可夢偉は「本当にクールでカッコイイ」と特別カラーを称賛し、マイク・コンウェイは復帰の喜びを語った。ニック・デ・フリースはル・マン優勝の夢を語り、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮も勝利への強い意気込みを示している。

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みんなのコメント

11件
  • clu*********
    Bopがなければ楽勝なんだけどね
  • そにー製パスタ
    今年のフェラーリは確かに強いが、トヨタだって負けていない。スパ戦の追い上げでしっかり証明してくれた。頑張れトヨタ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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