車種別・最新情報 [2026.01.20 UP]
新型デリカD:5全容解明
ミニバン+SUVという独自のコンセプトで根強い人気のデリカD:5がマイナーチェンジ。今回は走行機能の向上も実施し、さらに完成度を高めている。新型のポイントをまとめた。
普段の足だけじゃもったいない! 遊べる技ありファミリーカー4選【東京オートサロン2026】
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久
※写真はプロトタイプを含む
どこが変わった? おすすめグレードは?
【最終進化系】MITSUBISHI 新型デリカD:5 全容解明
新型デリカD:5 P ●車両本体価格:494万4500円 ●ボディカラー:ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(有料色:5万5000円高)
【12月18日デビュー!!】MITSUBISHI 新型デリカD:5[マイナーチェンジ]
走りも装備も見直した“D:5の完成型”
走行性能の充実によりデリカらしさがアップ
1BOX型ミニバンと言えば、多人数乗車や大きな荷物を積むユーザーを対象としたクルマと理解するのが一般的だろう。デリカD:5も例外ではなく、跳ね上げ格納式のサードシートを備え、乗車定員は最大8名、サードシート格納時の荷室長は1200mm(社内測定値)となるキャビンの実用性が第一のセールスポイントだ。
現行型の登場は2007年。継続生産されている国内向け乗用車では最古参だ。MC(マイナーチェンジ)を重ねているが基本設計は登場時のまま。今回のMCでも居住性と積載性に影響する変更はなく、車体寸法はノアとアルファードの中間で、車格の設定も同様だ。キャビン容量はノアなどの2ℓ級ミニバンと同等である。
今回のMCの見どころは”1BOX型SUV“とも呼ばれるデリカならではの4WD機能の充実だ。
デビュー時はFFガソリン車も用意されていたが、MCの度に悪路志向の4WDモデルの立ち位置を強化。2019年には2WDがラインナップから外され、現在は4WDディーゼル車のみのデリカ。ディーゼル+8速AT、前輪を主駆動輪とする電子制御4WDという走行ハードの基本構成は変わりないが、今回は駆動系電子制御システムを統合し、姿勢の乱れからの回復性や回頭性、コーナリングラインのコントロール性を向上させるS-AWCが導入された。
また、悪路対応力の向上も図られた。従来型の走行モードは2WD/4WDオート/ロックの3モード設定だったが、新型はエコ/ノーマル/グラベル(ダート路)/スノーの4モード設定に。S-AWCの自動制御のおかげで走破性能の向上だけでなく、走行モードの選択が従来よりも容易となった。ほかに悪路走行向け機能としては、急降坂時にブレーキ操作なしで自動的に低速を維持するHDC(ヒルディセントコントロール)を新採用。走行モード設定とともに悪路走行で心強い機能である。
ADAS(先進運転支援システム)関連は従来型と大きくは異なっていないが、衝突被害軽減ブレーキやマルチアラウンドモニターの機能が強化され、後退時誤発進抑制やパーキングセンサーが追加された。安全&運転支援機能は現代に適合したものとなっている。
1BOX型ミニバンの一般的な価値感から見れば主流でこそないが、悪路走行を前提としたアウトドアレジャーを使用要件に加えた途端に圧倒的な魅力を放つのがデリカD:5。このMCでは、走りでも見た目でも、1BOX型SUVとしてのキャラクターを一層際立たせる改良が加えられていた。
新型デリカD:5《エクステリア&パッケージング》
ニューフェイス+ホイールアーチモール!
新型
グリルやロアバンパー、リヤの車名ロゴ、アルミホイールのデザインなどを変更。新たにホイールアーチモールを装備し、ヘビーデューティ&アドベンチャー感がさらにアップ。
従来型
新型デリカD:5《キャビン&ユーティリティ》
装備内容をアップデート
新型
基本構造は従来通りで、居住性などは変わらず。メーターパネルのフル液晶化やセンターディスプレイの変更、加飾や配色の見直しにより、より今風なディテールを獲得。
従来型
大振りな3列目シートはスライド&リクライニングが可能。格納は左右は跳ね上げ式だ。
新型デリカD:5《メカニズム&装備》
走行機能をアップグレード
新型
新たにAYC(アクティブヨーコントロール)を採用し、ASC(アクティブスタビリティコントロール)と併せてS-AWC(Super All Wheel Control)の要件を備えた。すでにアウトランダーやエクリプスクロスに電動版が採用された技術であり、走行環境や運転状況に応じて随時最適に駆動力が自動制御される。路面を選ばぬ安定した操縦性が特徴だ。
従来型
従来型の走行モードは2WD/4WDオート/ロックの3モードから自分で状況を判断して選択するものだったが、新型はエコ/ノーマル/グラベル(ダート路)/スノーの4モード設定に。状況に応じて最適な制御を行ってくれる。
新型デリカD:5《オススメグレード》
G-パワーパッケージ(474万6500円)
実用装備に不足がなく、コスパが良好
タイヤも含む走行関連装備やメカは共通で、両側電動スライドドアも全車標準。オーディオも全車OP設定であり、Gが買い得のようにも思えるのだが、悩ましいのが価格設定。Gに対してG-パワーパッケージは約24万円高、Pは約44万円高。G-パワーパッケージ以上には運転席パワーシートやエレクトレックテールゲート、電動サイドステップ(レスOP)などを標準装着。価格差を考えても贅沢とも言い難い。専用のシート地やアルミホイールなど価格の割にプレミアムな雰囲気を持つPだが、装備内容からすればGパワーパッケージが装備に対するコスパがいい。
新型デリカD:5《主要装備》
新型デリカD:5~《ライバル考察》
《アウトドア×多人数》新型デリカD:5 vs ライバル考察
独自路線のデリカは、その特異なキャラクターが必要か否かが選択のポイントとなる
1BOX型ミニバンとして選ぶならライバルとなるのはノアやセレナ、ステップワゴンが挙げられるが、いずれもHEVの上級モデルが対象となり、動力性能と燃費の両立が大きなウイークポイント。もっとも、デリカD:5以外の4WDミニバンはいずれも生活四駆またはその延長であり、悪路走行を前提に4WD車を考えているユーザー向けではない。
悪路走行前提となれば当然ライバルはSUVとなる。SUVにもエクストレイルなど3列シート車もあり、多人数乗車と悪路性能の両立という点ではデリカD:5と真っ向勝負できそうだが、3列シートSUVのサードシートはラージSUVでなければエマージェンシー用程度の実用性しか備えていない。もちろん、サードシート格納時の荷室容量や積載の多様性でもSUVは劣っている。悪路性能については高い全高や重心から悪路対応に前向きに取り組んでいるSUVには及ばないが、アウトドアレジャーで荒れたダート路を走るくらいなら十分な性能を備え、コンパクトSUVの水準以上の悪路踏破性がある。レジャー用途ならハンデにはならない。
デリカD:5が18年もの長き間、ライバル車におびやかされず、そのポジションを保てたのは1BOX型ミニバンであってSUVでもあるという特異性ゆえ。その点では唯一無二の存在と言ってもいい。同車のニーズの一般性が高いとは言えないが、ライバル不在の一車一市場と言えるモデルがデリカD:5なのだ。
TOYOTA/SUZUKI ノア/ヴォクシー(写真)/ランディ
●価格:283万300円~414万9200円/324万6100円~421万9600円/323万1800円~381万7000円
NISSAN セレナ
●価格:278万5200円~499万8400円
HONDA ステップワゴン
●価格:334万8400円~440万6600円
NISSAN エクストレイル
●価格:447万9200円(3列シート車)
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