ゼネラルモーターズ(GM)は、電気自動車(EV)の大規模な導入を加速するための包括的な取り組みの一環として、新たなマーケティングキャンペーンを開始する。
“Everybody In”と名付けられたこのキャンペーンは、インクルーシブな誰でも参加できる活動であるという意味を込めている。GMは「無事故、ゼロエミッション、混雑ゼロの世界を作りあげる」というビジョンを実現するために自らを変革していく中で、ブランド・アイデンティティも進化させている。
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GMのグローバル・チーフマーケティングオフィサー(CMO)を務めるデボラ・ウォール氏は「歴史には、すべてが変わる瞬間、転換点があります。GMは、電気自動車の大規模な導入に向けて、まさにそうした時期が来ていると考えています。これまでとは異なり、誰もが電気自動車に乗ることができるソリューションや能力、技術、そしてスケールをGMは備えています。GMの新しい企業ロゴとキャンペーンは、これを反映するようデザインされています」と述べている。
“Everybody In”キャンペーンは、EVの未来に向けた、希望に満ちたインクルーシブなトーンで表現され、次の3つのテーマで展開する。
•新世代の顧客層にエキサイティングな感動を提供し、電気自動車(EV)の普及を加速させること
•2025年までにEVおよびAVの製品開発に270億ドルを投資し、2025年末までに世界で30車種の新型電気自動車(EV)を発売するなど、GMがEV分野においてリーダーシップを示すこと
•「アルティウム」バッテリーシステムの航続距離、性能、柔軟性を強調すること
「アルティウム」バッテリーシステムは、GMの次世代EVラインアップの基盤であり、大衆車から「GMC ハマーEV」、「キャデラック リリック」といった高性能車に至る全モデルにパワートレインを供給。
GMの「アルティウム」バッテリーシステムは、フル充電で最大450マイルの航続距離を実現し、さまざまなサイズ、ボディタイプ、価格帯のEVに採用される。一部のモデルでは0-60mph(100km/hに相当)加速がわずか3秒のパフォーマンスを発揮。
ウォール氏は「GMには、すべての人にとってより安全な世界になるよう排出ガスの削減に寄与し、全車電動化の未来に向けて加速するための才能、技術、意気込みがあります。 “Everybody In”は、インフラの拡張を支援したり、地域社会の進歩に賛同したり、あるいは単にEVを試乗して所有するメリットを知ったりすることで、政策立案者やパートナー、一般の顧客層といったさまざまな人に社会を前進させるための積極的な役割を担ってもらうと同時に、GMが社会をリードしていこうというわたしたちの意図を示しています」と述べている。
このキャンペーンでは、意表を突くような、幅広いライフスタイルを代表するインフルエンサーを起用。こうした変革を推進するインフルエンサーには、「ティッピング・ポイント」の著者であるマルコム・グラッドウェル氏や、サメの襲撃から生還したプロサーファーのベサニー・ハミルトン氏、フィットネス・インストラクターのコーディ・リグスビー氏、ゲーマーのエリン・A・サイモン氏などが名を連ねている。
“Everybody In”とともに新たな企業ロゴを発表
GMはEVを推進するというメッセージを増幅させると同時に、デジタルファーストの情勢に合わせて企業ロゴのデザインを一新。新しいロゴは確固たる伝統に基づいて、GMの馴染みのあるブルーの正方形に、よりモダンで活気あるイメージを表現しながらデザインされた。
「アルティウム」バッテリーシステムを含むテクノロジー・ブランドにも適用。ロゴを担当したGMのデザイナーチームは、既存のデザインに内在する歴史と信頼性、さらに将来へ向けたGMのビジョンとのバランスをどのようにとるかについて考え、今回のロゴをデザインした。
グローバル・インダストリアル・デザインのGMエグゼクティブ・ディレクターであるシャロン・ガウシ氏は「これは私たちのチームが自ら取り組んだプロジェクトですが、私たち自身のためだけでなく、このロゴが象徴する16万4,000人の従業員のためのものでした。このロゴは、グローバルなゼネラルモーターズファミリー全体の創造的で革新的な思考を象徴するものであり、すべてのステップで意図を持たせ、慎重に進めたいと考えていました」と述べている。
新しいGMのロゴは、鮮やかなブルーを基調としたグラデーションが特長で、ゼロエミッションの未来のクリーンな空と「アルティウム」バッテリーシステムのエネルギーを連想させる。
丸みを帯びたエッジと小文字のフォントがよりモダンで包括的な雰囲気を醸し出し、「m」の文字に配されたアンダーラインは、従来のGMのロゴを継承していると同時に、「アルティウム」バッテリーシステムを視覚的に表現。また、「m」の文字の空白部分は電気プラグの形状を表している。
さらなる情報発信のための新たな取り組み
“Everybody In”キャンペーンと新しいGMの企業ロゴを補完するため、GMは2021年1月11日に新しいウェブサイト「GM.com」を開設し、電動化、安全性、シティズンシップ、自動運転への道など、GMの取り組みに関する最新情報やストーリーを紹介。「GM.com」は、GMの進歩を支えている人々や技術を称え、世界中の視聴者にニュースや最新情報を届ける役割を果たす。
関連情報:https://www.gm.com/
構成/DIME編集部
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