電動フォーミュラカーによるフォーミュラEの東京E-Prix第8戦が5月17日、雨の中で開催され、マセラティMSGレーシングの#2ストフェル・ヴァンドーンが優勝した。アクシデント続きのレース中にピットブーストを適切なタイミングで使用したのが勝因。
2位は日産フォーミュラEの#23オリバー・ローランド、3位はNEOMマクラーレンの#5テイラー・バーナードだった。
マセラティの計画は、使用可能なエネルギーを早く消費して早めにピットブーストを終了、その後にトリッキーなコースと悪天候で予想されるレース中断に備えるというものだった。ピットブーストはピットで充電が可能で、その後に出力をプラスして走行できる。しかし充電中に順位は落ちる。ピットブーストは使用が義務付けられており、そのタイミングは考えなければならない。
ポールシッターのローランドは、序盤の展開では優位に走行していたが、マセラティの作戦によって表彰台の頂点には届かず2位。バーナードは、フリー走行1回目にターン16のアウト側に接触して影響が心配されていたものの、臆せずに3位。
日産の#17ノーマン・ナトーは15位、ローラ・ヤマハABTの#22ゼイン・マロニーが16位、同じローラ・ヤマハABTの#11ルーカス・ディ・グラッシは17位だった。
この結果、ドライバーズランキングはローランドが133ポイントとなって首位を維持した。2位の#11アントニオ・フェリックス・ダコスタ(タグホイヤー・ポルシェ、第8戦は7位)との差を60ポイントに拡大し、これはフォーミュラE史上最大だ。チームランキングでは日産フォーミュラEが144ポイントで首位、タグホイヤー・ポルシェが5ポイント差の139ポイントで2位。マニュファクチャラーズランキングでは日産が225ポイントで首位、2位ポルシェが179ポイントとなっている。
17日の東京地方は雨が強く、主催は10時過ぎからの予選の中止を決めた。8時からのフリー走行2回目は終わっていたので、そのタイムでグリッドを決めた。ポールはローランド、2番手にマヒンドラ・レーシングの#48エドアルド・モルタラ、ローランドのチームメイト、ナトーと続く。優勝のバンドーンは14番グリッドスタートだった。
レッドシグナル消灯時点ではセーフティカーが導入され、4周を終えてスタンディングで再スタートが切られた。10周目にはローランドがエネルギーを温存しながらも3秒差をつけてトップに立っていたが、13周目にギュンターのマシンが「レッド」=トラブルで停止、セーフティカーが集団を先導した後、15周目にスタンディングスタートとなった。ローランドはピットブーストに備えて後続との差を作るため、最初のアタックモードを発動させた。
いっぽうバンドーンはレッドフラッグ前にピットブーストを実施ずみだった。再スタートによりピットでのタイムロスはすぐに帳消しとなった。ピットブーストが一巡すると、バンドーンはローランド、バーナードに先行してトップに立った。レースは規定35周+追加3周、距離97.9kmで争われた。バンドーンにとっては、タイトルを獲得した2022年の、モナコE-Prix以来の約3年ぶりの勝利であり、49戦続いていた無勝利に終止符を打った。
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みんなのコメント
「面白い」と思わせたかったら、やはり富士とか鈴鹿とかのサーキットでやるべき。天気はしょうがないが。
「回生ブレーキ頼りだから市街地レースしか出来ない」のなら、やる意味が無い。なんなら筑波でも良い。モナコは直ぐ事故(故障)車をクレーンで吊り上げるから成り立つ。