フィアット500Cと同じ機構を採用か
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】Tロック・カブリオレ、500X、500C【ライバルや標準モデルと写真で比較】 全193枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
情報筋によると、フィアットは500Xのコンバーチブルバージョンを今後12か月以内に導入する予定であるという。
最近発売されたフォルクスワーゲンTロック・カブリオレのライバルとなるモデルだ。SUV人気の高まりや、フィアット124スパイダーの生産中止につながった従来のカブリオレやロードスターの販売減少を受けて、500Xのコンバーチブル化が決まったと考えられている。
自動車専門誌オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパによると、ドロップトップの500Xは、昨年末にサプライヤーとのミーティングで初めて社内で発表されたという。同社の関係者が今年中にこのモデルが登場することを同誌に明かしたようだ。
500XのニューモデルはTロックのようなフルコンバーチブルではなく、フィアット500Cと同じく標準モデルのルーフピラーとドアフレームが引き継がれるという。そのため、2ドアのTロック・カブリオレとは異なり、4ドアとなる。
標準モデルのボディシェルをできるだけ多く残すというのは、比較的ニッチなモデルに対する開発コストを最小限に抑えるためのものだ。また、重量増の原因となる補強材も減らすことができる。
500Xのコンバーチブルは、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から今年登場予定の新型SUV3車種のうちの1台である。残る2台は、アルファロメオ・トナーレとマセラティ・グレカーレだ。
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