バイク乗りなら、すんなり乗りこなせるかも?
「スノーモト(Snow Moto)」は、2004年にアメリカで生まれた乗りものです。じつはそれよりも遥か昔、1991年にはフランスで「スノースクート(Snow Scoot)」が誕生しており、1995年には日本に初上陸。フランスの考案者が、自転車のBMXのフレームにスノーボードを加工して取り付けたのが始まりとされています。
【画像】ハンドル操作でゲレンデを滑走する新感覚の乗りもの「スノーモト」の構造とは?
ハンドルを操作し、体でスライドコントロールするという意味で、日本のモトクロスライダーの間にも浸透し、1990年代以降の日本のオフロードバイク専門誌などでよく登場していたのがスノースクートです。
スノーモトとスノースクートの違いは、簡単に言えば「シートブーム」が付いているかどうかです。シートブームとは、一見シートのように見えますが、実際には座るためのものではなく、足で挟んでバランスを取るための装備です。
旋回時、車体(?)を倒し込む際に足の内側で押し込むなど、オフロードバイクで言うところのニーグリップ、あるいはくるぶしグリップのような意味合いで使います。取り外しや高さ調整が可能なので、シートブームを取り外せばスノースクートに変身するとも言えます。
スノーモトを体験すべく、訪れたのは長野県の栂池高原スキー場です。ゲレンデ入口の目の前にあるレンタルショップ「アライスポーツ」でスノーモトと装具など一式を借りて臨みました。こちらのショップはスノーモト、スノースクートのレンタルが充実しており、初心者でも安心して利用することができます。
栂池高原スキー場は海外旅行者からの人気が非常に高く、平日にもかかわらず大勢の外国人が見られました。もともと欧米から渡来したスノーアクティビティですが、今回はスノーモトやスノースクートで滑っている人は見かけませんでした。
時折「面白そうですね」、「どこに乗るんですか?」、「どうやって止まるの?」などと話しかけられ、現在の海外での需要は分かりませんが、物珍しそうに見られていたので、まだ世界的にメジャーなスポーツとは言えないのかもしれません。
スノーモトの基本的な乗り方としては、リアボードのデッキに両足を揃えて乗り、フロントボードに直結するハンドルで操作します。止まる際はスキーやスノーボードと同じように、ボードを進行方向に対して横向きにします。言ってみればハンドル操作で「カウンターを当てる」動作に近いものがあります。
オフロードレースを嗜んでいるライダーならば、日頃から後輪のスライドや、ハンドルと身体操作によるカウンター状態を作ることに慣れているので、このスノーモトの操作は違和感なく、すぐに慣れるのではないでしょうか。
カウンター状態にすることでスピードを制限させることができますが、上級者にもなると「カービング」、つまりスノーボードのようにボードのエッジを立てて滑ることができるようになります。
スノーモトのボードにも「カービング専用」などと特徴づけられたアイテムが多数販売されているので、操作に慣れてきたら自分の求める仕様が定まるかもしれません。
近年はスノーモトのレンタルや、滑走可能なゲレンデも増えています。なかなかバイクに乗れない雪の季節は、こんなスポーツに挑戦、楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
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みんなのコメント
今は車はあるけど、お値段が3倍くらいに。興味本位ではおいそれと手が出せない。
競技にも出てました
笑うくらい面白いです