F1第2戦シュタイアーマルクGPで4番グリッドからスタートし、2位でフィニッシュしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)。彼はレース終盤にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を交わして2位の座を射止めたが、そのオーバーテイクは予想以上に簡単だったとレース後に述べた。
フェルスタッペンはレース終盤、フロントウイングの翼端板を壊した影響でダウンフォースを失いペースが落ちており、ボッタスはみるみるギャップを縮めていった。残り20周の時点で10秒以上あった両者の差は、残り10周で3秒前後に。そして残り5周、ボッタスはターン4でついにフェルスタッペンを仕留めた。
■「メルセデスと戦うには少し遅すぎる」フェルスタッペン、マシンの改善を熱望
ボッタスはレースを振り返る中で、マシンにダメージがあるとはいえフェルスタッペンを交わすのは難しいと予想していたと語った。しかしながら、タイヤのアドバンテージがボッタスに優位に働いたようだ。両車はソフトタイヤでスタートし、その後ミディアムタイヤへと履き替えたが、ボッタスはそのタイミングがフェルスタッペンよりも10周遅かったのだ。
「彼は常にハードなレースをしてくる。それは間違いない。1回目(のバトル)は楽しんだよ」とボッタスは語った。
「彼は前に留まるためにできる限りのことをしていた。彼がターン4でアウト側から抜き返してきたんだけど、予想外だった。だから次の周はそうならないようにした」
「僕たちはターン5からターン6にかけてサイドバイサイドになっていたんだけど、2台分のスペースがないことに気付いた。だから僕は一旦引いて、次の周にもう一度トライしたんだ。まあ、僕にはタイヤのアドバンテージがあって、勢いがあったからね」
「だから、10~15周前の状況を考えると、(オーバーテイクは)正直思っていたより随分と簡単だった。最終的には彼のタイヤがダメになったんだと思う」
ボッタスはソフトタイヤを履いてスタートした上位勢の中でも、最初のスティントを延ばし、ミディアムタイヤで走る第2スティントを短くする作戦に出た。そのためボッタスはレース後半、ペースの面ではアドバンテージを持っていたことを認めたが、バックマーカーの処理でその勢いを失ってしまったという。
「僕はソフトで長い間走っていたし、ソフトをしっかり保たせることができていたから、後半のミディアムタイヤに関しては心配していなかった」とボッタスは言う。
「もちろん、バックマーカーに夢中になってしまうようなことはしたくなかった。でも不運なことに僕の前で数人がレースをしていた。それで数秒をロスしてしまったんだ」
「だから彼らをどうやって処理するかという点では、スムーズにいかなかった。ただ、(周回遅れを処理して)再びクリーンエアになれば、全てがまだ良い感じであることが分かった。タイヤの温度も問題なかったし、速さも感じていた」
「速さはあったと思う。出来るだけ早く彼の後ろにつけるのか、それとも徐々に彼に追い付いて、最後の方に速く走るか? そういったことを計算していた。最終的にはうまくいったと思う」
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