無線アップデートで性能向上も
ボルボは、車内の安全性を向上させる新しいタイプのシートベルトを発表した。
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3点式シートベルトのパイオニアとして知られる同社が今回開発したのは、センサーによって乗員の身長、体重、体型、着座位置などを分析し、衝突時にそれらに応じて保護設定を調整する『マルチアダプティブ・シートベルト』だ。
ボルボによると、体格の大きい乗員にはベルトの張力を強くして頭部の負傷リスクを軽減し、体格の小さい乗員にはベルトの張力を弱めて胸部への衝撃を軽減するという。
このシステムはZFライフテック社と共同開発したもので、衝撃の性質に応じて設定を変え、「瞬時」に車両周辺のデータを収集して、シートベルトの締め付ける力を決定する。
現在のシートベルトは、締め付け力を調整する「ロードリミッター(荷重制限装置)」を採用しており、3段階のプロファイル(設定)が用意されている。ボルボのマルチアダプティブ・シートベルトはこれを11段階に増やした。
ボルボは、この新しいシートベルトを来年発売予定の新型EX60に導入し、「無線(OTA)ソフトウェア更新により、時間が経つにつれて性能が向上する」としている。
ボルボが衝突安全に関するデータをさらに収集していくことで、「クルマは乗員、新しいシナリオ、対応方法についての理解を深めることができる」とのことだ。
ボルボ・カーズのセーフティセンターを運営するオーサ・ハグルンド氏は、次のように述べている。
「世界初のマルチアダプティブ・シートベルトは、自動車の安全性の新たなマイルストーンであり、リアルタイムのデータを活用して何百万人もの人命を救うという当社の目標を示す素晴らしい事例です」
「これは、1959年にボルボが発明し、100万人以上の命を救ったと推定される現代の3点式シートベルトの大きな進化です」
この新しいシートベルトの発表は、ボルボの「ほぼあらゆる交通事故を再現し、実際の安全基準を超える試験を実施できる」セーフティセンターの設立25周年に合わせて行われた。
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