明るい白色光で電力消費も低減
純正でLEDヘッドライトを採用するバイクやクルマが増えてきている中、明るさや光色をアップデートしたいというライダーも少なくないはず。そこで、国産で実績もあるサインハウスのLEDヘッドライト交換バルブ「エルリボンREVO」をテストした。
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[〇] 混合交通に埋もれない白い光で、安全性も向上
車両はスズキGSX250Rを使用。交換したのはサインハウスのLEDヘッドライト交換バルブ「エルリボンREVO・H412V60/55W」だ。交換作業はプロショップに依頼したが、特別な加工は不要だった。
言っておきたいのは、GSX250Rのライトの明るさには特に不満を持っていなかったこと。ハロゲン55/60Wを光源とし、配光も適切。ただ、LEDのポジションランプと色味が異なることは残念に思っていた。
これをLEDリボンREVOに交換すると、ヘッドライト光はキレのいい白色に。そして驚くほど明るい。
―― 【サインハウス エルリボン REVO】●ラインナップ:H4 H7タイプ1 H7タイプ2 H9/11(発売予定) ●価格:1万7380円
―― LEDバルブと防水LEDコントローラー、排熱のための金属製リボンなどが同梱される。スペースは必要だがポン付けOK。消費電力は29Wだ。
―― (左)純正(右)エルリボンREVO H4タイプ12V・55/60WのハロゲンバルブからLEDに交換すると赤味を帯びた光から白色光に。直に光が当たらなければ、それほど眩しくはない。カメラの色温度は5200Kに設定してある。 [写真タップで拡大]
気になる配光は、ロービームで強い光がやや低めに集中し、路面はSTDよりも手前が強く照らされる印象。これは対向車への幻惑を避けるための処置で、その外側もSTDと同程度の光量がSTD同様の範囲をカバーするので不満は全くない。左右の照射範囲はやや広い。走行中の照射範囲は体感上変わらず、白色光と非常に明るい路面が他車へ強くアピールしていることが安心感となる。
ハイビームは、中央に光が集中するSTDに対し、左右に少し広がっている。夜間の山道でも安心だろう。純正の優れた配光を損なわず、LEDならではの強い照度と白色光を手に入れられるのは見事。
―― 【純正ハロゲンバルブ】肉眼で見るよりも暗く赤味も強い写りだが、純正の配光はバランスがよく普段使いで不満は感じない。LEDポジションランプとの色味違いが気になる程度だ。
―― 【エルリボン REVO】カメラの設定を間違えたかと何度も確認したほど明るさが増した白色光に。照射範囲も広いが、強い光が他車を幻惑しないよう絶妙にチューニングされている。
[△] 強い光ゆえ他車を幻惑しない気遣いが必要だ
ポン付け光軸調整いらずだが、もしズレると他車を強烈に幻惑しかねない。また装着にはスペースも必要。
[こんな人におすすめ] 明るい白色光で安全性が向上、電力消費も低減
愛車の光量や光色に不満を持っている人だけでなく、消費電力を半減できることから、グリップヒーターなど他の電装品の導入を考えている人にも、余剰電力の確保という意味でおすすめ。基本的にトレードオフはゼロと考えていい。
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