ルノーのカルロス・サインツJr.は、前戦ドイツGPの決勝レース終盤のインシデントについて説明し、非常におかしな状況だったと話した。
サインツJr.は10位でドイツGPのチェッカーを受けたものの、SC(セーフティカー)出動中の56周目にターン6でマーカス・エリクソン(ザウバー)を追い抜いたとして10秒のタイムペナルティを科された。そのため11位でレースを終えたブレンドン・ハートレー(トロロッソ)が10位に繰り上がりポイントを獲得。サインツJr.の最終結果は12位となった。
ハンガリーGPフリー走行1回目:レッドブル好調、リカルドがトップタイム。ガスリー11番手
この件についてmotorsport.comが尋ねたところ、サインツJr.はこう話した。
「注目すべきインシデントだ。とてもおかしな状況だった」
「ピットストップを行ってインターミディエイトタイヤに履き替えた後、僕は周回遅れになった。そうしたらすぐにSCが僕らに対して、アンラップする(セーフティカーを追い抜いて同一周回に戻る)ようにと伝えてきた。僕は誰が周回遅れだったのか、誰がアンラップしなければならなかったのかなど、本当に分からなかった」
「かなり多くのマシンがスピードを落としていた。僕はアンラップすることが許されていたので、可能な限り早く(同一周回の)隊列に戻るためにプッシュしようと決めた」
「僕よりも後にそれを伝えられたドライバーもいたと思う。彼らはプッシュしていなくて、電気を溜めていた。特にザウバーはそうだった」
「僕は、彼が問題を抱えているけれど隊列の後方には下がりたくないのだと思った。彼はプッシュしていなかったので、僕は個人的な判断で彼をパスした」
「彼にポジションを戻すように伝えられたので、その通りにポジションを戻した。でも彼はもう一度ブレーキを踏んで、僕を前に出した。それが意図的なのかそうでないのか、分からなかった」
この時ドライタイヤを履いていたエリクソンは、自身は全開で走っており、なぜサインツJr.がオーバーテイクしたのかわからなかったという。サインツJr.に追い抜かれたことについて聞かれたエリクソンは、次のように話した。
「僕はバックストレートを全開で走っていたし、彼が何をしているのか知らなかった」
「ターン2やターン6のあたりでは路面が少し濡れていたので、110%のパワーで走り抜けることはできなかった。あのとき誰がスリックタイヤを履いているのか分からなかった」
「でもストレートでは全開で走ることができた。彼はスリップストリームを利用して、ターン6で僕を追い抜いていった」
SC出動時、サインツJr.は同一周回に戻るためにSCを追い抜くよう指示を受けた12人のドライバーのうちのひとりだった。
彼は、隊列の最後尾について同一周回に戻るために対象のドライバーにフラッグを振れば、より状況が判りやすくなると考えている。
彼は、周回遅れのドライバーにフラッグを振り、そのまま隊列の後ろに下がらせた方が状況が判りやすいと考えている。
「隊列の後ろからSCを追い越して丸1周を走るのではなく、単純に隊列の後ろに下がる方が簡単じゃないかと疑問に思う」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
「サーキット以外の場所でやることにも意味があったと思う」盛り上がりを見せた岩佐歩夢発案のSFキャラバンが成功裏に終了
オコン「パフォーマンスの面でわずかに進歩。大急ぎでアップグレードを用意したチームに感謝」:アルピーヌ F1第5戦決勝
RB、F1中国GPで角田裕毅とリカルドがリタイアに追い込まれた“もらい事故”は「どちらも不必要なアクシデント」
タイヤ装着前に信号が変わるミスが発生、クルーは転倒。ガスリーはピットストップの改善を誓う/F1第5戦
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?