年末に劇場公開が予定されているマイケル・マン監督による伝記映画『Ferrari』の予告動画が公開された。フェラーリ社創業者であるエンツォ・フェラーリが過ごした1957年夏が主な舞台となっており、マイケル・マンが監督を務めた。
原作はブロック・イェイツの著書『Enzo Ferrari: The Man, The Cars, The Races, The Machine』で、インディペンデント系映画配給会社『NEON』が配給。作品中でエンツォ・フェラーリをアダム・ドライバー、妻ラウラをペネロペ・クルス、愛人リナ・ラルディをシェイリーン・ウッドリーが演じている。
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エンツォ・フェラーリにとって波乱に満ちた1957年夏がストーリーの中心となっており、一人息子のディーノの死と、それによって悪化していく妻ラウラとの夫婦関係、愛人リナともうひとりの息子ピエロの存在、フェラーリ社とレーシングチーム存続のための戦い、公道レース、ミッレミリアへの挑戦が描かれている。
予告編はほぼセリフのないシーンで構成されており、過酷なミッレミリアの公道レース出場に向けてフェラーリとその周囲の人々が直面する、感情の揺れ動きと大きな試練を伝えている。
1957年のミッレミリアでは、アルフォンソ・デ・ポルターゴが駆るフェラーリのタイヤがパンクしてクラッシュし、デ・ポルターゴと9人の観客が死亡するという悲劇的な展開となった。
映画の大半は、実際にミッレミリアが開催されたイタリアのブレシアで撮影された。
トロイ・ケネディ・マーティン脚本による本作には、ドライバーのピエロ・タルッフィ役でパトリック・デンプシー、ピーター・コリンズ役でジャック・オコンネル、リンダ・クリスチャン役でサラ・ガドン、アルフォンソ・デ・ポルターゴ役でガブリエル・レオーネも出演している。
モータースポーツの歴史において最も魅力的な人物のひとり、エンツォ・フェラーリの複雑で劇的な人生と個性を探求している映画『Ferrari』は、今年の12月25日に全米で劇場公開される予定だ。
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