F1ベルギーGPのフリー走行2回目が行なわれ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムを記録した。
FP1からFP2の間には、スパ・フランコルシャンに雨雲が襲来。FIA F3の予選はこの影響により、早期に終了することになってしまった。しかしF1のFP2の時間帯には雨は完全に上がり、雲の切れ間から青空も見えるコンディションだった。気温24度、路面温度35度であった。
FP1終盤にトラブルに見舞われたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)のマシンは、修復が間に合わず。それ以外の全車がコースインしていった。
アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分46秒911を記録し、アイザック・ハジャー(レッドブル)が僅差でこれに続くという状況。ただそんな中、セッション開始から10分ほどが経過した段階で赤旗が掲出される。コース上にグラベルトラップの砂利が激しく散乱してしまったためだ。
清掃が完了すると、各車が再びコースへ。複数台のマシンがこのタイミングでソフトタイヤを履き、予選想定アタックを実施した。
ここで圧倒的な速さを見せたのはやはりアントネッリで、1分45秒944までタイムを更新。同じくソフトタイヤを投入したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.472秒もの差をつけた。
ランド・ノリス(マクラーレン)は他よりも少し遅れてタイムアタックを行ない、アントネッリに次ぐ2番手につけた。またジョージ・ラッセル(メルセデス)はチームメイトのアントネッリより1.2秒遅いタイムしか計測できず……本人を無線で困惑を伝えた。
その後各車はロングランを実施。上位勢は1分51秒台~1分52秒台くらいで周回を重ねた。
残り時間が15分というところで、アルピーヌのピエール・ガスリーがターン13~14の複合コーナーでバランスを乱してクラッシュ。リヤウイングが完全にもげて、右リヤサスペンションも折れてしまうほど激しいクラッシュだった。これで赤旗中断となった。
ガスリーのマシンの破片が広範囲に散らばってしまったことで、回収には時間がかかった。そのため、セッション再開は残り時間2分というところから。しかし1周の距離が長いスパ・フランコルシャンでは残り時間は少なすぎ、各車コースインしていったものの、1周をまわってチェッカーを受けるだけという格好となった。
結局アントネッリがトップタイム。ノリス、フェルスタッペン、ハミルトン、ハジャーというトップ5となった。ピアストリはなんとかマシンの修復が間に合い、6番手タイムを記録している。
ロングランはこれからというところで赤旗中断となってしまったため、各車のレースペースは判断が難しい。しかしそんな中でも、フェルスタッペンは1分51秒台前半のタイムを並べており、これはかなり優秀であると言える。ただ、アントネッリは短い周回数だったものの、フェルスタッペンとほぼ匹敵するペースで周回した。その他のドライバーは、0.3~0.5秒ほどトップふたりよりは遅かった印象だ。
なおハジャーはフェルスタッペンと比べてレースペースは1秒ほどの遅れ。この差が何を表しているのかという点も気になるところだ。
ちなみにアストンマーティン・ホンダ勢は、ランス・ストロールが1分51秒131、フェルナンド・アロンソが1分51秒418が最速タイムだった。つまり上位勢のロングランペースとほぼ一緒という、実に厳しい状況である。
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