ハイパーカーとLMGT3の両クラスのドライバーは、コース上の車両台数が多く、アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(イモラ・サーキット)での追い越しの機会が限られていることを考慮すると、トラフィックのマネージメントが、21日に決勝を迎えるWEC第2戦イモラ6時間レースで重要なカギとなることを予想している。
21日13時(日本時間20時)にスタートするレースにはハイパーカー、LMGT3の2クラス合わせて37台のマシンが出場する予定だが、このサーキットは3月に開幕戦が開催されたルサイル・インターナショナル・サーキットとは大きく性格が異なる。
イモラ・サーキットの速く、起伏があり、容赦のない性質は多くのドライバーから賞賛を集めているが、レース中には困難に見舞われる可能性が高いとも考えられている。
フェラーリ499Pのドライバー、アレッサンドロ・ピエール・グイディは、「実際、イモラはおそらくドライブするのに最適なコースのひとつであり、ドライビングプレジャーを楽しむのに最適なコースのひとつだが、レースをするには最悪のコースのひとつでもあるだろう」と語った。
「とても狭い。追い越しできる場所は非常に少ない。ほぼゼロだ。また、他のクルマをラップダウンにすることも、非常にやっかいだ」
「非常に挑戦的なレースになるだろう。トラック上の新たな変化により、多くの非競技化(フルコースイエロー、セーフティカー導入など)も予期される」
「基本的に(ランオフエリアは)どこもグラベルのようなものだし、これだけの台数の車があると、誰にとってもかなり難しいものになるかもしれない」
「でも結局のところ誰にとっても条件は同じだし、何が起こるか見てみようじゃないか」
ランボルギーニ・アイアンリンクスのドライバー、ミルコ・ボルトロッティもピエル・グイディのコメントに同調し、オーバーテイクについて「難しいが、不可能ではない」と述べた。
「オーバーテイクそのものにおいて、トラフィックが最も大きな役割を果たすと思う。GTカーを追い越す際に間違った場所で捕まってしまったり、あるいは誤った判断を下したりする可能性があり、最終的にピックアップ(タイヤかす)を拾ったりダートに落ちてしまうことで、追い越しの機会が増えることにもなる」
「純粋なペースが同じようなクルマと戦っている場合、追いついて追い越すのは難しいだろう。でも、先ほども言ったように、何だって起こりうる。ただ、一般的にこのコースは追い越しが難しい」
このイタリア人選手はまた、タンブレロ、アクアミネラーリ、ヴァリアンテ・アルタなどのいくつかのコーナーでは大きなブレーキングゾーンがあるため、ブレーキの摩耗が重要な要因となる可能性があると指摘している。
「一般的に、ブレーキの面では最も難しいコースのひとつだ」とボルトロッティ。
「つまり、より効率的なブレーキフェーズを実現して、ブレーキを長時間維持することができれば、レースで順位を獲得するのに役立つ可能性がある」
■上位クラスを経験したLMGT3ドライバーの考え
一方、チームWRTでBMW M4 GT3をドライブするアウグスト・ファーフスは、イモラの気温が比較的低い中でのハイパーカークラスのタイヤのウォームアップを考慮すると、LMGT3ドライバーの観点から「レースではふたつの異なるフェーズ」が生じると予想している。
「僕はこの物語の両面を知っているんだ」と彼は言った。
「僕はIMSAでLMDhカーを運転したので、アウトラップやビルドラップなどが、どれだけ難しいかは知っている」
「ここでは週末の気温が低いため、彼ら(ハイパーカー勢)は非常に困難になるため、アウトラップを走る彼らをどこで追い越せるかというトラフィック・マネジメントが、大きな役割を果たすことになると思う」
「そしてすぐに状況は変わり、(タイヤが温まった)彼らは再び僕らに襲いかかるだろう。GT3とハイパーカーのブレーキングポイントはかなり似ているが、当然、接近する速度はハイパーカーがはるかに速い。それは彼らにとって非常に難しいことかもしれないね」
「彼らは僕らを、潜在的に彼らの争いのなかでの順位を獲得する機会として利用するだろうし、僕らも彼らを利用して、LMGT3でのポジションを得ることができる」
「つまり、ハイパーカー勢が僕らと交わるときには、ふたつの別々のレースがあるんだ。僕ら自身のライバルたちとのレース、そして彼らが彼らのライバルたちと競うレース、だ」
「とくに、ハイパーカーの車列が近づいて来るフェーズでは、彼らは自分たちの競争に対して(LMGT3を)利用することを望むだろうけど、僕らもまた、そこにチャンスを見出そうとするわけだ」
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